流星群や月食など、天体観測はロマンと不思議に満ちていてワクワクしますよね。
今回ご紹介するのは、約800年ぶりに木星と土星が最接近するという超レアな現象! 今回のチャンスを見逃すと次に見られるのは60年後・・・とうことで、見逃さない手はありません!
目次
「コンジャンクション」という現象
この現象自体は約20年周期で訪れる現象で、土星と木星が重なって見える現象なのですが、今回の場合はその接近具合が非常に近いらしく、前回この現象が見られたのは1226年3月の夜明け前だったそうで、日本は鎌倉時代でした。気が遠くなるほどの大昔ですよね。木星と土星の最接近(惑星の最接近)は「コンジャンクション」と呼ばれており、非常にレアな現象なのだそう。
2つの惑星が重なった時、どんな見え方をするのか気になりますよね!?
木星と土星は今年の夏以降に徐々に近づいていたようで、12月16日~25日にかけてさらに接近。南西の空の地平線付近に、日没後約1時間の間、並んで見えるようになるそうです。
空が暗くなり始める頃、木星と土星はかなり低い位置にあります。南西方向の空が開けた、見晴らしが良い場所で観測することがオススメです。
最接近するのは12月21日
最接近するのは、12月21日の冬至。両惑星の間隔が月の見かけサイズの20%という超大接近となり、前後数日間は天体望遠鏡の同一視野内に見ることができるそうです。
こちらは、天文ソフト「ステラナビゲータ」によるシミュレーション映像。徐々に近づいていき、21日に惑星同士が重なることが確認できます。
望遠鏡で見たときに
天体望遠鏡で天体観測する場合、土星と木星はそれぞれ別々に見る必要があるのですが、最接近するこの時期には、天体望遠鏡で一度に土星と木星を捉えることが可能です!天体望遠鏡がある方はぜひご覧になって見てくださいね!!
次に見られるのは60年後
次に木星と土星が大接近するのは2080年3月15日。その次は2400年になるとされています。希少な現象はいくつかありますが、そうした中でもより一層レアな現象であることが分かりますよね。
気になる方は、この機会をぜひお見逃しなく!外出して観測する際は、防寒、ソーシャルディスタンスなどは徹底した上で楽しむようにしましょう。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出典:YouTube(2020年12月 木星と土星の超大接近(宵空の見え方))