【全国民必読】「ナースはコロナウイルス感染患者の最後の砦です」日本看護管理学会の声明

コロナウイルスの感染拡大は続き、最前線で長い間奮闘されている医療従事者の方々の心身の負担は、想像を絶するものがあります。

今回ご紹介するのは、12月10日に一般社団法人 日本看護管理学会が発表された声明です。医療従事者の方々への理解を深めるためにも、全国民必読の内容だと思います。

ナースはコロナウイルス感染患者の最後の砦

このタイトルで始まる声明文は、危機を迎えているナースの現状と切実な訴え、全国民へのお願いを伝えるもの。こちらは冒頭に書かれている文章です。

国民の皆さま、ナースが危機を迎えています。コロナウイルスに感染した患者さんの最も近くにいるのはナースです。この長期戦の中、ナースは身も心も疲弊してきています。 

コロナウイルス感染患者が増加すると、看護管理者は、一般の病棟を一旦閉じてコロナ対応病床にナースを移動させるしかありません。ナースたちは、今まで自分が看護してきた患者を同僚に預け、コロナ病棟に向かいます。 

ナースは 防護服を着ているとはいえ、患者の頬に付くくらいに顔を寄せ患者の声を聞き、孤独に苦しむ患者の手を握り、時には尊厳ある死を迎えられるように寄り添います。ナースは、家族も面会できない患者の一番身近くで、患者の生命と生活を守るのです。

時には自分の家族にも仕事の内容を隠し・・・

ナースの現状を伝える切実な訴えは続きます。感染のリスクに常に背中合わせであるだけでなく、キャリアにも目を瞑り、時には自分の家族にも仕事の内容を隠すなどして、患者を看てきたといいます。

私たちは、看護の専門職としての使命感で、コロナウイルス感染患者の看護にもう何ヶ月も携わっています。 

自分自身の感染の危険性と私生活、自分のキャリアに目を瞑り、時には自分の家族にも仕事の内容を隠し、コロナウイルスに感染した患者さんを看てきました。

感謝の言葉は要りません

私たちは自分の仕事を全うするだけですので、感謝の言葉は要りません。ただ看護に専念させて欲しいのです。 

差別や偏見はナースに対してフェアな態度でしょうか?なぜナースたちは、看護していることを社会の中で隠し、テレビに出るときにはモザイクをかけなければならないのでしょう。 

これでは、潜在しているナースも復帰をためらいます。

看護の専念できる環境は、周囲が整えていかなくてはなりません。差別や偏見はもってのほかですし、個々が感染しないように日々の対策を今一度徹底しなければという思いにさせられます。

国民の皆さまへのお願い

同学会は、最後に国民に対してのお願い事を記しています。

・皆さまには、ご自分の健康と医療現場を守るため、なお一層の慎重な活動をしていただきたい。 

・医療専門職として、感染予防には留意しております。私たちを偏見の目で見ることはやめていただきたい。 

・また、もしも一旦仕事から離れている私たちの仲間が、看護の仕事に戻ってこようと思うときには、周囲の方にはぜひご理解いただき、この窮状を救う意思のあるナースを温かく送り出していただきたい。

コロナウイルス感染患者の最後の砦として、最前線で奮闘されているナースの方々が看護に専念できるよう、私たちにできることを着実にしていきましょう。

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出典:janap.umin.ac.jp

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