アゲラタムは、カッコウアザミと呼ばれる花です。
このアゲラタムには、プロポーズにもピッタリな花言葉が多々付けられており、その美しい見た目から贈り物としても人気があります。
そこでここでは、アゲラタムの花言葉を中心にご紹介します。
また、和名となるカッコウアザミの由来についても見ていきましょう。
目次
アゲラタムとは？
アゲラタムは、キク科カッコウアザミ属に分類される植物です。
まずはアゲラタムの開花時期や原産、花の形状などについて見ていきましょう。
開花時期
アゲラタムの開花時期は、夏から秋にかけてです。
種類によってばらつきがありますが、主に5月～11月頃まで咲く品種が多いとされています。
アゲラタムの花は青が多い他、紫や白やピンクなどもあります。
花の美しさも相まって、園芸でも高い人気を誇っている花です。
そんなアゲラタムは、次々と生まれ変わるように咲くため、開花時期が非常に長いです。
そのため、アゲラタムは花持ちが長い花を飾りたいという方にもおすすめです。
原産
アゲラタムの原産は中南米とされています。
特にグアテマラやメキシコ周辺では野原や道端に咲いており、野草としてもよく見られる多年草とされています。
非常に丈夫な花で、生命力や繁殖力も強いこともあり、南北アメリカ大陸の亜熱帯地域でも野草として花を咲かせています。
中世にヨーロッパに伝わったことで、園芸などで活用できるよう品種改良が進められたのだとか。
なお、現在では世界に約40種類以上あるとされています。
日本には、明治時代に伝わりました。
しかし日本では、本来多年草のアゲラタムも、冬を越せず一年草として扱われています。
花の形状
アゲラタムは花の形状がとてもユニークです。
その花はふわふわとしたボンボンのようで、まるでタンポポの綿を染めたようにも見えます。
種類によって若干違うものの、その多くは細かな花びらが無数に集まっている、とても可愛らしい花となっています。
アゲラタムの花言葉
ここからは、アゲラタムの花言葉をご紹介します。
中にはプロポーズに最適な言葉も含まれていますよ！
全般的な意味の花言葉
アゲラタムの全般的な花言葉は、「信頼」「私を信じて」「あなたの返答を待ちます」「安楽」「安泰」「独立」「幸せを得る」「永久の美」などとされています。
「私を信じて」や「あなたの返答を待ちます」などはプロポーズに適した花言葉ですね。
また、プロポーズだけではなく、大切な人に贈るにも最適な花言葉が満載なので、自分の思いを届けるのにも最適な花といえますね。
アゲラタムの名称
ここまでアゲラタムについて解説してきましたが、そもそもアゲラタムという名前はどこから生まれたのでしょうか？
ここからは名前の由来について見ていきましょう。
アゲラタムの名前の由来
アゲラタムという名前は、ギリシャ語で「不老」などを意味する「Ageratos（アゲラトス）」という言葉から来ています。
アゲラタムの花は、その1つ1つは5日前後で散ってしまいますが、次々と花芽が出てきて夏の始めから秋の終わり頃まで色鮮やかな姿を見せてくれます。
その姿から「不老」という名前が付けられたわけです。
なお、アゲラタムはドライフラワーなどにしても色褪せません。
そういった意味でも不老という言葉がぴったりだといえます。
和名では「カッコウアザミ」
アゲラタムは和名でカッコウアザミと呼ばれます。
漢字表記にすると「霍香薊」となります。
これは漢方や生薬に使われるカッコウに似た葉と、アザミに似た花をしているところから来ています。
アゲラタムもアザミもキク科の植物なので、同じような特徴を持っているところから付けられた名前という事ですね。
アゲラタムの英名
アゲラタムはそのふわふわとした見た目をしています。
そこから英名では「Floss flower（絹綿状の花）」や「Blue mink（青いミンクの毛）」とも呼ばれています。
綿のようにも、動物の毛のようにも見えるアゲラタムだからこそ、英名として通用しているという事ですね。
ちなみに、草丈が短く小さな花を咲かせる姿がこっそり生えているように見えることから、「Pussy foot（忍び足）」とも呼ばれるそうです。
まとめ
アゲラタムはふわふわとした可愛い見た目の花です。
その花言葉として、「信頼」「私を信じて」「あなたの返答を待ちます」「安楽」「安泰」「独立」「幸せを得る」「永久の美」などがあります。
どの言葉も美しいアゲラタムならではのものなのです。
「私を信じて」や「あなたの返答を待ちます」などはプロポーズの際に一緒に贈りたくなる花言葉ですね。
大切な人に贈る際やプロポーズする際に活用してみてはいかがでしょうか？
