「二期作」と「二毛作」の違いは?一文字違いだけどこの2つは大きく違った!

農業や農業経済に関する用語で、「二期作」や「二毛作」というものがあります。
この2つの用語は一文字違いではありますが、行う事は大きく異なります。
同じ年に同じ作物を作るか、それとも違う作物を作るかという大きな違いがあります。

そこでここでは、そんな農業用語「二期作」と「二毛作」について解説します。
また、「一毛作」や「三毛作」などといった用語についても、併せて解説します。

「二期作」とは

まずは、二期作について解説していきまsう。

二期作は、同じ年に同じ場所で同じ作物を作ること

二期作とは、同年内に、同じ田畑で同じ作物を作ることです。

主に稲や麦を年2回栽培して収穫することを二期作と言います。
1年の間に同じ作物を2回作ることを二期作と呼ぶわけです。

二期作ができるのは温暖な地域

二期作ができるのは、温暖な地域に限られています。
逆に寒冷な地域の場合は二、期作には向いていません。

日本国内においては、沖縄県や鹿児島県など、1年を通して温暖な地域で行なわれることが多いです。
しかし、現代の日本ではほとんど行われていません。
過剰供給による生産調整が行われている現状、わざわざ二期作する必要が無いからです。

また、第二期作の収量は第一期作の60〜70%ほどになります。
量も減りますし、味についても一期作のものに劣るため、この点も二期作が推進されていない理由となります。

しかし、海外の熱帯地域などでは未だに二期作も行われています。
特に東南アジアなどでは二期作が中心の地域もあります。

二期作を行う際は、第一期作の収穫が終わり次第、第二期作に取り掛かります。
第一期作は2月~3月中旬までに種をまき、7月中に収穫します。
第二期作が取り掛かるのは7月に一期作分を収穫した後で、それから播種をし、11月上旬ごろに収穫を行います。

「二毛作」とは

ここからは、二毛作について解説をしていきます。

二毛作は、同じ年に同じ場所で違う作物を作ること

二毛作とは、1年の間に同じ畑で違う作物を作ることです。
同じ年の異なる時期に2種類を栽培して収穫すること言います。
一度目の栽培を「表作」、二度目は「裏作」と呼びます。

二毛作されるのは収穫時期の違う作物

二毛作では、収穫時期の異なる作物を育てます。
1年のうちに同じ田畑で、2種類の作物を育てることを二毛作と呼ぶわけです。

この二毛作は穀物の場合、日本では関東以南の温暖な地域で多く見られました。
秋に米を収穫したら、その後は春にかけて麦などの田んぼで作ることのできるものを育てるというものです。
しかし、現在では、この稲麦二毛作はあまり行われていません。

しかし、畑で収穫時期の異なる野菜を作る二毛作は行われています。
例えば、トマトを収穫した畑でその後キャベツやブロッコリーを、ニンジンを採った後にタマネギを植えるなどといった具合です。
ちなみに、二毛作をする際は前後の野菜はなんでもいい訳ではありません。

組み合わせによっては、畑の土壌の特定の栄養が枯渇したり、病害虫が発生する原因となることもあります。
これを連作障害と言います。

収穫回数によって変わる呼び名

農作物を、その田畑で収穫する回数ごとに呼び名が変わります。

一毛作・単作

一毛作は、その田畑で1年に1回だけ作物を作ることです。
単作と呼ばれることもあります。

日本では、1年に1回稲を栽培する水田一毛作を表すことが多いです。
前述のように、現在では穀物で二期作をすることは少なくなっています。

そのため、多くの水田は一毛作(単作)という事になります。

三毛作・多毛作

三毛作は、1年のうち同じ田畑で3回にわたり複数の作物の収穫を行なうことです。
3度以上になると多毛作とも呼ばれる事もあります。

1年に何度も栽培・収穫を繰り返すので、三毛作ができる地域は限られてきます。

まとめ

「二期作」や「二毛作」は、農業で用いられる言葉で、1年の間に2回にわたり農作物を収穫する方法の事を指します。
しかし、二期作が同じ作物を育てるのに対し、二毛作の場合は違う農作物を収穫するという違いがあります。

収穫には他にも、一毛作や単作、三毛作に多毛作という収穫回数によって変化する呼称があります。。

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