似ているようで違う「ガチョウ」と「アヒル」、家禽として世界中にいる鳥の違いを解説

ガチョウとアヒルは、どちらも野禽として世界中で繁殖もされている鳥です。
姿が似ており同じ鳥のようにも思われるかもしれませんが別種の鳥となります。

そこで、ここではガチョウとアヒルの違いをご紹介します。

ガチョウとアヒルの種の違い

ガチョウとアヒルは種からして違ってきます。
まずは両者の種としての違いについて見ていきましょう。

ガチョウは「雁」の仲間

ガチョウは、カモ科ガン亜科の鳥類です。
雁を原種に食肉用や採卵用、羽毛用、愛玩用として家禽化されています。
特に知られているのが、ガチョウの肝を利用した食材「フォアグラ」でしょうか。

ガチョウは雁を原種としていますが、漢字表記は「鵞鳥」となり雁の字は入っていません。

アヒルは「鴨」の仲間

アヒルは、カモ目カモ科の鳥類となっています。
鴨を原種に食肉用や採卵用、羽毛用、愛玩用として家禽化されています。

アヒルは鴨を原種としており、漢字表記は「家鴨」と書きます。
鴨を家禽化したものというのが分かりやすい表記となっていますね。

「雁」と「鴨」の違いは・・・

雁と鴨は全く異なる生き物なのでガチョウとアヒルは異なる鳥と説明しました。
しかし、正直なところ雁と鴨は非常に近しい存在です。

なぜなら、雁と鴨の区別は大きさのみでされているからです。
そのため、雁もカモ目に分類されます。
両者の違いが明確に定義されているわけではないのです。

大柄なものを雁、小柄なものが鴨とされています
ちなみに、雁はハクチョウより小さく、鴨より大柄の種とされています。
ハクチョウも雁と鴨に近しい存在という事ですね。

姿で見るガチョウとアヒルの違い

ここからは姿かたちでガチョウとアヒルの違いを見てみましょう。
両者は大きさ以外にも、外見的特徴の違いもあります。

ガチョウの大きさや外見

アヒルに比べてガチョウの方が大柄です。
ガチョウは、成体で体長70cm~120cm、体重4kg~10kgほどになります

ガチョウはオレンジで錘状のクチバシを持っています。
その他、アヒルと比べるとより長い首を持っています。
主に白い体毛をしていますが、グレーの個体などもいます。

アヒルの大きさや外見

ガチョウに比べてアヒルの方が小柄です。
成体で体長50cm~80cm、体重3kg~5kgほどとなります。
そのため、ガチョウに比べても小さいのが特徴です。

アヒルの場合、扁平な黄色いクチバシをしています。
それでいて首も短めとなっています。
まあ、その多くが白い体毛をしています。

食性の違い

ガチョウとアヒルは食性も違ってきます。
ここからは両者の食性の違いを見ていきましょう。

ガチョウの食性

ガチョウは、植物の他、飼育下ならパンや穀物などを食べます。
野草や野菜を主に食す、草食性の強い鳥となっています。

このことから、雑草を除去するお掃除屋としての仕事を任されている事もあります。

アヒルの食性

アヒルはかなりの雑食性で、何でも食べます。
昆虫やナメクジなどの他に、田んぼなどにいるドジョウやタニシも食します。

ガチョウと違い、あまり草食性は強くありません。
そのため、害虫などを食しても作物を食べないことから水田などで飼育される事もあります。

どちらも飛ぶのは苦手

似ているようで違うガチョウとアヒルには共通点もあります。
それは、両者とも飛ぶことが苦手という点です。

飛翔能力は高くない

ガチョウもアヒルも飛翔能力は低めとなっています。
翼が退化してしまっているためです。

また、家禽化されたことで体重も他の鳥に比べると大きいです。
それもあって、実際に飛ぶこと自体はできるのですが、長距離は飛べません。

まとめ

ガチョウもアヒルも似ていますが、違いはいくつもあります。
まず、ガチョウはカモ科ガン亜科で雁を原種とすること、アヒルはカモ科に分類され鴨が原種となっているという点。

また、大きさやクチバシなど外見的特徴の違いもあります。

逆に、飛ぶのが苦手という共通点もあるようです。

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