世代によって見ているものが異なるも、誰でも楽しめるのが映画やドラマです。
スマートフォンでも手軽に見れるようになった今、他の人がどんな作品を見ているか気になりませんか?
そこで、タレント養成・マネージメントを行う株式会社テアトルアカデミーが、「第7回モデルグランプリforシニア」の実施に伴い、全国の40代から50代の女性500名を対象に「日常とエンタメに関する調査」を実施いたしました。
このアンケートではドラマや映画を見る頻度から、好きな作品や日常に退屈を感じている人の割合が明らかになりましたので、ご紹介します。
新しい作品を見つけるヒントにもなるかもしれませんので、是非ご覧ください!
目次
40~50代女性の人生で一番好きな映画TOP5
これからご紹介するのは、人生で一番好きな映画の作品。
このアンケートは、上映時期等は考慮せず自由に回答が行われています。
回答結果から、いつの時代も名作は色褪せていないという想いが伝わってきました!
1位:タイタニック
実際に起きた沈没事故を基にした、誰もが一度は耳にしたことのある映画「タイタニック」が第1位になりました。
タイタニックとは1997年に公開された、客船タイタニック号が舞台となった作品ですね。
主演のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが描く純愛に心を打たれた方が非常に多いです。
「タイタニック」を選んだ理由は?
1位に輝いたこの「タイタニック」を選んだ理由としては以下のようなものがありました。
「ストーリー、音楽、キャストどれも素晴らしい(東京都・53歳女性)」
「実話を元に作られた映画で感慨深いものがある(埼玉県・48歳女性)」
「物語が好きで主人公の二人がとても魅力的だったから(茨城県・47歳女性)」
確かに、セリーヌ・ディオンが歌う主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」も大ヒットしていますよね。
2位:バック・トゥ・ザ・フューチャー
第2位となった「バック・トゥ・ザ・フューチャー」は1985年に公開されたSF映画です。
公開当時、全米で「フューチャー現象」と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットした作品で、続編も公開されています。
マイケル・J・フォックスが演じるマーティマクフライが、自身とドク救うためにタイムスリップして奮闘する姿は胸が熱くなりましたよね。
「タイタニック」を選んだ理由は?
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が選ばれた理由をご紹介します。
「初めて見た映画(京都府・48歳女性)」
「文句なしに面白いから(東京都・41歳女性)」
「ストーリーがワクワクして面白い。過去に戻った時の服装やインテリアも可愛い(和歌山県・47歳女性)」
SFならではのワクワクする瞬間が大量に詰め込まれていて、本当に楽しい作品ですよね!
3位:ローマの休日
3位となったのは「ローマの休日」でした。
主演のオードリー・ヘップバーンの魅力が伝わった作品として今も語り継がれています。
日本初上陸は1954年。
たった一日の間で描かれるラブストーリーは多くの人を魅了させましたね。
「ローマの休日」を選んだ理由は?
「とにかくオードリー・ヘプバーンがきれいだし、チャーミングだから(神奈川県・51歳女性)」
「切ないラブストーリーで展開がおもしろかったから(北海道・52歳女性)」
と、やはりこのようにオードリー・ヘプバーンの虜になってしまった方もいらっしゃるようですね。
4位:風の谷のナウシカ
ここで、日本のアニメーション作品「風の谷のナウシカ」がランクインしました。
宮崎駿さんが監督・脚本を務めた風の谷のナウシカは1984年に公開しています。
多くの人が涙したこの作品は、日本のアニメーションの代表作に入ると言っても過言ではないでしょう。
「風の谷のナウシカ」を選んだ理由は?
「何度見ても泣ける。思い出すだけで泣ける(兵庫県・44歳女性)」
「ナウシカの優しさや、環境と共生していく人々の態度など、お手本にするべきことがたくさん詰まっているから(高知県・42歳女性)」
選ばれた理由としてはこのような意見があげられています。
一つの映画の世界に考えさせられることが多く詰まっている。
本当にそうですよね。アニメーションということもあって、何歳になっても楽しめる良い映画です。
5位:ショーシャンクの空に
5位に選ばれた「ショーシャンクの空に」が公開されたのは1995年。
ラストの大どんでん返しが素晴らしいことで有名な作品です。
主演のティム・ロビンス演じるアンドリューが妻と愛人を射殺した罪に問われる所から物語が始まります。
過激な描写と心揺さぶるシーンが今も尚大人気です。
「ショーシャンクの空に」を選んだ理由は?
「最後の逆転劇が最高(兵庫県・56歳女性)」
「屋上で飲むビールがおいしそうだった(埼玉県・49歳女性)」
印象に残っているシーンが、今も好きな作品として胸に刻まれているようですね。
40~50代女性の人生で一番好きなドラマTOP5
お次は一番好きなドラマです。
こちらも映画と同様、放映時期等は考慮されず、好きな作品という括りのみで回答が集められています。
1位:東京ラブストーリー
ドラマランキング1位は、1991年に放送された「東京ラブストーリー」です。
映画もドラマも、ラブストーリーがトップとなりました。
主演の鈴木保奈美さんと織田裕二さんが送る、切ないラブストーリーが「月曜日の夜に街から女性が消えた」と言われるほどの社会現象となりましたね。
「東京ラブストーリー」を選んだ理由は?
堂々の1位の理由とは?
「きゅんきゅんした(埼玉県・56歳女性)」
「主人公の二人が良かった(千葉県・50歳女性)」
「昔のトレンディードラマが好きだから(神奈川県・45歳女性)」
「東京や一人暮らしに憧れた(兵庫県・48歳女性)」
様々な方が1位としているので、理由もたくさんありますね!
2位:相棒シリーズ
2000年から放送されている刑事ドラマ「相棒」が第2位です。
主演の水谷豊さんの明晰な推理力と鋭い観察眼は、視聴者を惚れさせますよね。
長きにわたって放送されてきた理由は明白です。
「相棒シリーズ」を選んだ理由は?
相棒を一番好きなドラマとあげられた理由としては下記のような回答がありました。
「推理やサスペンス、コメディ要素まで、すべてが揃っていると思う(神奈川県・46歳女性)」
「脳を動かせるから(東京都・48歳女性)」
見ている自分も脳の活性化に繋がるというミステリー・刑事ドラマならではの意見もありますね。
そしてサスペンスだけでなく、コメディまで含めた多くの要素があるのも、ファンを増やし続けている理由なのでしょう。
3位:北の国から
第3位にランクインしたのは、「北の国から」。
1981年から放送されて、田中邦衛さん演じる主人公黒板五郎と2人の子どもの成長を21年間にわたって描いています。
「相棒シリーズ」を選んだ理由は?
「映像にもセリフにも大切なことがたくさん詰まっている(東京都・55歳女性)」
「北海道の自然に憧れる(埼玉県・46歳女性)」
このようにドラマや映画で大切なことを学べるのは大きな理由になっています。
やはり自然に憧れるという声も上がっていました。
4位:やまとなでしこ
2000年に松嶋菜々子さんと堤真一さんの嘘から始まるロマンスコメディが第4位です。
孤独な女性を演じた松嶋さんの代表作ですよね。
「やまとなでしこ」を選んだ理由は?
「美人でも質素な生活をしているというギャップ(茨城県・42歳女性)」
「全部好き(神奈川県・48歳女性)」
シナリオから登場人物まで、完全に虜になってしまった方もいらっしゃるよう。
最高視聴率は34.2%と非常に高い記録を持っているこのドラマを現在でも愛している方は多いですね。
5位:半沢直樹シリーズ
2013年に放送されてから、2020年に新シーズンが放送された「半沢直樹シリーズ」が第5位となりました。
堺雅人さん演じる半沢直樹によるスカッとする描写が大人気になりました。
銀行のお話で少しだけ難しいシーンもありますが、とても面白い作品となっています。
「やられたらやり返す、倍返しだ!」の一言が流行語にもなりました。
「半沢直樹シリーズ」を選んだ理由は?
「原作も好きで、面白かった(兵庫県・52歳女性)」
「毎回スカッとした気分になれるから。社会派ドラマで堅いのではなくコミカルなやり取りが面白い(大阪府・46歳女性)」
原作ファンの方からもドラマ版は支持されているのが分かりますね。
みんなどのくらい・どうやってドラマや映画を見ている?
では、世の人はどうやって映画やドラマを見ているのでしょうか?
どうアンケートでは、頻度から視聴方法についても回答が集められています。
映画を見る頻度
映画をどのくらいの頻度で見ているのか、その調査結果がこちらにまとめられています。
「月に1回以上(26.2%)」「半年に1回以上(24.6%)」「それ以下の頻度(26.4%)」と回答した人が多く、日常的に映画を観る人は比較的少ないという結果になっています。
長時間視聴をしなければならないことや、まとまった時間を確保するのが難しいからかもしれませんね。
ドラマを見る頻度
ドラマを見る頻度についても調査結果が出ています。
「毎日(24.4%)」と回答した人は、映画と比べてかなり多い結果になっています。
また、この調査で5人に1人以上の人は毎日ドラマを観ていることが分かりました。
「週に4~6回(16.8%)」「週に1~3回(33.4%)」観ている人を合わせると、7割以上の回答者が週に1回以上はドラマを観ているということが明らかになっています。
映画よりも気軽に見れるので、時間の短いドラマは視聴しやすいからかもしれませんね。
また、日々の楽しみに繋がっていると考えられそうですね。
自宅でのドラマや映画の観賞方法
それでは、映画やドラマはどのように視聴されているのでしょうか。
スマートフォンやパソコンで見逃し配信として録画しなくても見れる現代なので、結果が気になりますね!
自宅で映画やドラマをどのように鑑賞しているか質問したところ、「テレビ放送(80.6%)」と回答した人が最も多いことが分かりました。
7割以上がドラマを週1回以上視聴していることからも分かるように、映像作品はテレビを使って鑑賞している人が多いようですね。
映像サービスを利用して、好きな時に視聴される方も多いようです。
人気の映像配信サービスは・・・
併せて、映像配信サービスを何を利用しているかも回答が集まっています。
1位 Amazon Prime Video (42.2%)
2位 TVer (31.3%)
3位 GYAO! (26.1%)
4位 Netflix (14.7%)
5位 ABEMA (10.0%)
このようにAmazon Prime Videoが第1位となっています。
利用率も群を抜いています。
日常に退屈を感じる人は過半数以上
40代から50代の女性に対して、今の日常を退屈に感じることがあるかの調査結果も出ています。
実は日常に退屈を覚えている方というのは多数いるようです。
「頻繁に感じる(12.0%)」「たまに感じる(41.6%)」を合わせて、半数以上が日常を退屈に感じていることが明らかになりました。
日々の生活での楽しみや趣味
そして日常生活での娯楽に関する質問に対する回答はこちら。
最も多く半数以上が回答したのは「テレビ視聴(53.0%)」。
続いて、「音楽鑑賞(39.2%)」「ネットサーフィン(38.0%)」「読書(38.0%)」でした。「ネットサーフィン」に加え、「ネット動画鑑賞(35.4%)」も3割を超えています。
若々しくいるために大切だと思うことは「好奇心」
そして、「若々しくいるために大切だと思うこと」も調査しました。
その結果、「健康」「運動」「食事」という健康面を重視する回答が多い中、「好奇心」「挑戦すること」といった、精神面を重視する回答がさらに多く見られました。
自分にとって新鮮な世界への扉を開くことを大切にしている方が多い結果となっています。
「ときめき」や「趣味を持つ」など、日常に楽しみを用意する声も上がっていました。
習い事は「していない」人が約8割
新しい挑戦にピッタリなのが、習い事。
ということで、習い事をしているかも調査してみたところ、「していない(84.8%)」人が多くを占める結果となりました。
習い事をしている人の中では、「ヨガ」「楽器」「料理」を習っている人が多いことがわかりました。
「その他(25.0%)」と回答した人からは、「ゴルフ」「太極拳」「韓国語」「手話講習」など、運動から語学まで多岐にわたる声が集まっています。
まとめ
この調査は、第7回モデルグランプリforシニアの開催にあたって、主催の株式会社テアトルアカデミーが行ったもの。
今回の調査から、40-50代女性に好まれている映画とドラマがまとめられました。
また、思いのほか人生に退屈さは感じていている人は多いようです。
しかし、だからといって習い事などで退屈を紛らわすといったこともできていない、そんな現状の様です。
映画やドラマ視聴は、そんな退屈さを紛らわす手段にもなっているのかもしれませんね。
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出典:株式会社テアトルアカデミー