
過去にご紹介したユニークな創作楽器、ファミマの入店音だけを奏でる「大盛況オルガン」や、風船の空気で鳴らす無電力式の「手作りパイプオルガン」を生んだ音楽ユニット「kajii」さん。
身の回りのものを楽器にしてしまう独創的な発想と手先の器用さに驚かされますよね。
そんなkajiiさんが、今度はペットボトルのオリジナル楽器「ペットフォン」を開発しました!!
目次
カラフルな見た目で心地よい音を奏でる「ペットフォン」
kajiiさんがオリジナル曲『Clear!』を演奏する動画で、ペットフォンがお披露目されました。
気になるそのビジュアルがこちら。

丸い枠にペットボトルが吊るされており、カラフルな見た目をしています。
キャップの部分を叩くと・・・

ポンポンとかわいらしい音が!!
木製の民族楽器のような温かみのある音色で、新しいのにどこか懐かしい。
そんな不思議な心地よさに包まれます。

オリジナル曲『Clear!』の陽気なリズムと、ペットフォンのまろやかな音色が絶妙にマッチ。
ユニークなペットボトル楽器が他にも多数登場し、“見て楽しい” “聴いて楽しい”演奏動画となっています。
動画はこちら
ペットフォンとその他のペットボトル楽器について
今回お披露目されたペットフォンについて、別の動画で解説されています。

ペットフォンは、炭酸のペットボトルの底を切ってたくさんつなげることで音程を変えた楽器で、3.5オクターブもある音域の広さが特徴。

重量が軽いため、持ち運んで演奏するのにも良さそうです。
また、演奏動画に登場したその他の楽器についても紹介されています。
こちらは「エアコーク」と呼ばれる楽器。

それぞれのペットボトルの中に空気がパンパンに入っており、内圧を高めることで叩いた時に綺麗な音色が生まれます。
そして、「シェイカー」と呼ばれる楽器。

小さいペットボトルを焼いて縮めたものにお米を入れた楽器で、振るとシャカシャカと優しい音が響きます。
ペットフォンを作る過程で余ったキャップも新たな楽器に。

無数のキャップがぶつかり合う音は、乾いた木の実のようなおもしろい音色です。
一見シンプルな空のペットボトルに見えるこちらは、「タイコ」と呼ばれる楽器。

パンパンに空気を入れて内圧を高めるエアコークに対し、タイコは空気を抜いて減圧する構造になっており、叩くと低い音が出ます。
こちらはキャップで作った「鳥笛」。

キャップに穴が空いており、ストローで息を吹きかけると名前の通り“鳥”のような音色を響かせます。
ラストは「レインスティック」と呼ばれる楽器です。

ペットボトルをつないだものに螺旋状に爪楊枝が何百本も刺してあり、本体を傾けると中のビーズが流れてさざ波のような音色に。
どれもアイディアと工夫を凝らした素晴らしい楽器ですよね!
動画はこちら
kajiiさんの新たな試み
ペットフォンのお披露目と併せて、新たな試みを取り入れるkajiiさん。
オリジナル曲『Clear!』と自作のペットボトル楽器を多くの方に楽しんでもらいたいという想いから、著作権を限りなくフリーにしたそうです。
コラボ作品を作ったり、BGMとして使うことも可能とのことですので、こちらのページで規約などを確認した上で素材をダウンロードしてみてくださいね。
また、NFT作品を販売、夏休み限定オンラインワークショップの開催といった発表もされています。
詳しくは下のページでご覧ください!
kajiiさんのYouTubeチャンネルや、メンバーの創さんのTwitterもぜひ覗いてみてくださいね。