
海で出会った友達について、「彼女は愛情を求める大きなラブラドール・レトリバーのような子」と話すダイバーのジムさん。
その友達の正体は・・・なんと『海のハンター』と呼ばれる“あの生き物”でした!
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20年前に海で出会ったふたり
ダイビング中にフレンドリーなイルカが近づいてきて一緒に泳いだ、なんて話を耳にすることがありますよね。
ところが、ジムさんの海の友達はまさかの・・・

サメなんです!!!
ふたりが出会ったのは、今から20年前の2001年。
ジムさんがバハマの「タイガービーチ」でダイビングを行っていた時でした。

ジムさんの前に姿を現した野生のタイガーシャーク(イタチザメ)はとっても優しい子で、ジムさんはその子に「エマ」と命名。
その後ジムさんとエマは、徐々に仲を深めていったそうです。
しかし、2020年1月の対話を最後に、パンデミックによって20年来の友達であるふたりに距離ができてしまいます・・・。
1年ぶりの美しい再会
長年友情を築いていたエマと会えない期間は、ジムさんにとって悲しい時間だったはず。
ですが、その時間もようやく終わりを迎えました。

エマとの最後の対話から1年が経つ頃、ジムさんは仲間と海を訪問していました。
すると誰かが「エマがいる!」と叫んだのです。
遠くから近づいてきたのは・・・エマでした!!

サメは船を見分けることができるそうで、どうやらエマはジムさんの乗る船だと気付いたようです。
そして「私の友達はどこ?」と、ジムさんを探している様子だったとか。
20年来の友達との再会にジムさんは興奮。

ジムさんと触れ合うエマの姿からも、喜びが伝わってきます。
1年間ジムさんに会えなくて、きっとエマの方も寂しかったのでしょうね。

そんな友達の愛らしさや愛情深さ、温かい心をよく知っているジムさんは、「こんなに素晴らしいサメは他にいないと思います」と、特別な存在であることを語っています。
美しい再会を果たしたふたりの素敵な友情がいつまでも続きますように。
動画はこちら
ダイバーのジムさんとイタチザメのエマ、ふたりの絆の物語の一幕はこちらの動画からご覧いただけます。