「かくれる」や「いん」と読む「隠」。
この読み方以外に、「隠」には読み方があるのご存じをでしょうか。

知っているあなたは物知りですよ。

(1)「隠」の読み方

「いん」以外の読み方をする「隠」。
その読み方は3文字読みをするのですが、「かくし」ではありませんよ。

有名なアニメではそう読んでいますが、ここでは正解ではないです。
この読み方はある地名でもありますが、おわかりでしょうか。

正解は「なばり」です。
意外な読み方に、さぞ驚かれたことでしょう。

三重県名張市の「なばり」と同じ読み方をするこの漢字。
じつは「隠」と「名張」には関係がありますが、それはのちほど説明しましょう。
(『広辞苑』より)

(2)「隠」の意味

「隠」の意味は、漢字のごとく「かくれること」です。
それ以外の意味はありません。

意味としては非常にシンプルです。
(『広辞苑』より)

(3)「隠」はいつかわ使われている?

「隠」は相当昔からある言葉で、万葉集ではすでに使われていました。
それをしめす有名な詩があります。

「暮に逢ひて朝面なみにて隠にか日長く妹廬せりけり」
万葉集は7世紀後半から8世紀後半にできた、日本最古の和歌集です。

この時点で、すでに「隠(なばり)」が登場しています。
(『広辞苑』より)

(4)「名張」の由来ともなった「隠」

ここからは、「名張」と「隠」の関係性についてお話しします。
名張の土地は山間にあり、ほかから見えない隠れた場所。

そのことから、隠れるという意味の古語「隠る(なばる)」より、名詞の「隠(なばり)」として「名張」となったと言われています。
名張の説はほかにもありますが、ご紹介したのはこの説明の中でも有名なひとつです。

また、名張は忍者で有名な地でもあります。
多くの忍者がでており、忍術で有名な伊賀流もここからうまれました。

ちなみに、伊賀流に並んで甲賀流も有名ですよ。
山間の隠れた地である名張は、忍者にとって最高の地でした。

人目に触れることなく、のびのびと修行できたことでしょう。
実際、名張には忍者体験をできる施設もあるので、落ち着いた時期にぜひどうぞ。
(『広辞苑』より)

さまざまな読み方をする「隠」。
基本的な意味は変わらないものの、読み方が違うだけで印象がまったく異なります。

ぜひ周りの人にも教えてあげてくださいね。

(恋愛jp編集部)

▶合わせて読みたい

「父」でもなく「又」でもない!【乂】記号みたいなこの漢字なんて読む?

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事