「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」とはどんな意味の言葉?どんな時に使うの?

知らないことは積極的に聞くべきだという訓戒としても用いられる「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」。
この言葉は「質問をすると恥をかくこともあるかもしれないがそれは一時のもので、尋ねておかないと一生恥をかくことになるぞ」意味合いになります。

ここでは、この「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」という言葉について、その意味や用い方、類義語について見ていきましょう。

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」とは

 

まずは、「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」がどのような言葉なのかを見ていきましょう。

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」の意味

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」とは、知らない事があれば積極的に質問するべきだという教訓の込められた言葉です。

知らないことを人に聞くと、「なんでそんなあたりまえのことを・・・」のような反応をされ、その場で恥ずかしい思いをすることもあるかもしれません。
しかし、だからといって聞かずにいると一生知らぬまま過ごすことになってしまいます。
そのため、むしろ聞かない方が恥ずかしい思いをするのです。

だからこそ知らないことを恥ずかしがるのではなく、素直に聞いて学ぶべきだということを伝えようとしているのが、この言葉となります。

「聞かぬは末代の恥」「聞かぬは一旦の恥」とも

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」には別表現がされることもあります。

例えば「一時」の箇所を変えて「聞くは当座の恥聞かぬは一生の恥」「聞くは一旦の恥聞かぬは一生の恥」と言うこともあります。
また、「一生」の部分を「聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥」「聞くは一時の恥聞かぬは万台の恥」「聞くは一時の恥聞かぬは一期の恥」と変えることもありまsう。
古くは「問うは一時の恥問わぬは一生の恥」と表現されていたこともあるそうです。

このように単語を言い換えた表現が無数に存在しますが、どれも同じ意味となります。

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」の用い方・例文

 

では「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」はどのように使用するのが一般的なのでしょうか。

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」はこんな時に使う

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」は無知な人を非難する言葉ではありません。
むしろ、わからないまま放置する人を非難する際に使用されます。

例えば、知りもしないのに人に聞こうとせずにいる人などに対して「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」だと言うわけです。
批判だけではなく「だからこそ積極的に尋ねるのが良い」ということを諭す場面でも使用されます。

「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」の類義語

 

最後に「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」の類義語について見ておきましょう。
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」の類義語には「知らずば人に問え」などが挙げられます。

知らずば人に問え

「知らずば人に問え」とは、知らないことは知ったかぶりをせずに人に教えてもらうのが良いということをあらわしています。
その言葉通り、知らないことは人に聞くべきとだという意味となります。

まとめ

わからないことを聞くと、その場では恥ずかしい思いをすることもあります。
しかし、だからと言ってずっと聞かずにいるともっと恥ずかしい目にあうことも十分にありえます。
だからこそ、わからないことはどんどん人に聞くべきだ、ということを伝えようとしている言葉が「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」なのです。

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