アジングのキャロ仕掛け!遠投で近場で釣れないアジを釣る!!

物心ついたころには竿を握り、ひたすら魚釣りを愛してきた筆者「ぎちょん」が、アジングでのキャロ仕掛けついて独自の目線・経験にてお話させて頂きます。

 

この記事では、以下の内容について記載していきます!
・キャロライナリグって??
・キャロのメリット・デメリット
・沖目には大きなアジが潜んでいる
・キャロライナリグ用のタックルとは??
・まとめ

キャロライナリグって??

 

キャロライナリグ(以下キャロ)とは、ジグヘッドの前に中間シンカーを挟んでいるリグで、分離リグとも言われています。
ジグヘッド単体の釣りでは届かない範囲まで攻めることができ、使い方次第で様々なアプローチが可能となります。

分離リグとして、スプリットショットリグというものもあります。

キャロとスプリットショットリグの違いは、シンカーが誘導式か固定式かの違いです。
キャロは誘導式で、スプリットショットリグが固定式となっています。

 

スプリットショットリグです。
シンカーを浮き止めゴムでとめるタイプやガン玉などのリーダーを挟んで固定するものがあります。

使用するシンカーの重さは、誘導式の場合は重めのもの(5g〜10g前後)。
固定式では軽めのもの(1g〜3g前後)が使いやすいです。

理由として、誘導式はスイベルを挟むので重たいシンカーを使ってもキャストでシンカーがずれることがない、また魚が引っ張っても中間シンカーの重さが伝わりにくいので魚が違和感を感じにくいなどがあります。
固定式はリーダーにシンカーを挟むことで、すぐにジグ単からスプリットショットリグに変更することが出来るため、現場での状況変化に対応しやすいです。

しかし、誘導式のように、あまり重たいシンカーを使用するとキャストの際にズレてしまつたり、魚が違和感を感じやすくなり食い込みが悪くなったりなどが考えられます。
分離リグにも2パターンあり状況に応じてキャロにするのか、スプリットショットリグにするのかを選択していきます。

キャロのメリット・デメリット

ジグヘッドとワームの前にシンカーを挟むため、通常のジグ単の釣りとは違いがあります。
そのメリットとデメリットについてですが、下のようにまとめてみました。

メリット

  • 遠投ができる
  • 風が強くても軽いジグヘッドを使える
  • 着底がわかりやすい
  • ジグ単では出せないアクションが出せる
  • サーチが早い     など

 

デメリット

  • キャストしずらい
  • 仕掛けを作るのに手間がかかる
  • 慣れるまでは仕掛けが絡むことがある
  • 繊細な潮の変化がわかりにくい
  • ジグ単と比較し、アワセが遅れる  など

 

上記に挙げたメリット、デメリットをから、キャロを使用するタイミングとしてはジグ単では届かない沖目や深いレンジを釣りたい時が出番となります。
デメリットとして挙げたものでも何回か使用しているうちにキャストや仕掛け作りなどは慣れてくるのでデメリットとは感じなくなってきます。

沖目には大きなアジが潜んでいる

 

漁港内は青物などのフィッシュイーターと呼ばれる魚が入ってきにくいこともあり、小型のアジが溜まりやすくなっています。
プランクトンも漁港内の常夜灯周りで溜まりやすいため、プランクトンをベイトにしている小型のアジがより釣れやすくなっています。

大型のアジは、ベイトがプランクトンから小魚に移行していると言われています。
そのため、活発にベイトを追いかけにフィッシュイーターの有無に関わらず外洋の方を回遊することが増えてきます。

つまり、大きなアジを狙い撃ちするためには沖の潮目やブレイクなど、大型のアジのベイトが集まりやすい所を狙うと、サイズアップの確率が高まるということですね。
また、漁港内でも常夜灯の明かりが効き過ぎていない明暗の境目や暗部、深場に大型のアジがいると言われています。
ジグ単で届かない範囲になると思いますので、是非キャロを使って狙ってみてください。

キャロライナリグ用のタックルとは??

 

キャロライナリグに使われるシンカーは、3g程度から10g程度がよく使用されています。
また、キャストの時は仕掛けが長くなる分、垂らしを長くとらなければいけないので、ロッドの長さはある程度の長さはが必要になります。

ここではぎちょんのキャロ用タックルを交えながら説明させて頂きます。

ロッド

7フィート10インチ 適応ルアー:〜12g

アジング専用のロッドとして販売されているロッドを使用するのも良いですが、わざわざ専用として準備するのは・・・、という方はエギングロッドのML程度を使用するのも良いかもです。
キャロ用のロッド選びのポイントとしては、やや張りのあるロッドがおすすめです。

遠投した先でフッキングをすることもあるため、アワセがしっかり出来るロッドが良いでしょう。

リール

2000番(ノーマルギア)

ジグ単では1000番程度でローギアやノーマルギアをおすすめしていましたが、リールの番手は2000番~2500番、ギア比はノーマルギアかハイギアがおすすめです。
何よりもキャロを使用する時は遠投することが多いので、回収する時間を少しでも短縮出来た方が良いです。

ライン

PEライン 0.4号〜0.5号 リーダー 1号(4lb)〜1.2号(5lb)

ラインの選択はPEラインの一択です。
号数は0.4号~0.5号あれば10g前後のシンカーでも十分に扱えます。

PEラインを使用するためリーダーが必要になりますが、号数は1号~1.2号を使用することが多いです。
PEラインを使って張りのあるロッドで強めにアワセをするようになるためあまり細すぎない号数がおすすめです。

リーダーの長さは30㎝~60㎝程度で調整しています。
キビキビしたアクションが出したい時は短め、よりナチュラルなアクションを出したいときは長めに調整しています。

シンカー

アルカジックジャパン フリーシンカー

ぎちょんは、最近このキャロシンカーをよく使用しています。
シンカーの重量や沈下バランス、沈み方などを自由に調整出来るのがいいですね。

シンカーは鉛を使用されたものが一般的ですが、重量があっても沈む速度はゆっくり沈めることが出来るものなども販売されています。
34さんのSキャリーやティクトさんのMキャロなどがよく聞くところではないかと思われます。

最近ではサーフアジングなども聞くようになり、浅いポイントを広く釣っていく場合はそういったものを使用するのもいいでしょう。

 

上のシンカーがアルカジックジャパンのフリーシンカーです。

 

ジグヘッド

ノーシンカー~0.8g
キャロで使用するジグヘッドは軽めを使うことが多いです。
極論はノーシンカーで使用したいですが、ワームの姿勢が安定しないことも考えられるため軽量のジグヘッドを中心に使用しています。

キャロのアクションについてですが、基本的にはジグ単と同じようにリフト&フォールなどで大丈夫です。
しかし、中間シンカーより先のワームにもアクションを出さなければならないので、やや強めにアクションをくわえる方がいいですね。

アクションのイメージが出来ない時は、明るい時間帯に足下でアクションの確認をしておくといいでしょう。

まとめ

 

アジングのキャロ仕掛けについて説明させて頂きました。
アジングでキャロを使用する場面は少ないようで案外多いものです。

仕掛けを作ったり、ジグ単のタックルとは別にもうひとつタックルを持って行かないといけないなど手軽に楽しもうと思った時には少し負担になるかもしれません。
しかし、今日は1匹でも多く、少しでも大きいサイズを釣るぞ!と思った時にはキャロタックルを準備しておくといい釣りが出来るかもしれませんね。

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