「ウスターソース」とはどんなソース?「ウスター」とはなんのこと?中濃ソースやとんかつソース、オイスターソースとの違いは?

「ウスターソース」は普段から使用している方も多いソースです。
これら「ウスターソース」は野菜や果物から作られています。
しかし、そもそも「ウスター」とは何を意味するのでしょうか。
また、他のソースとはどのような違いがあるのでしょうか。

今回はそれら「ウスターソース」について解説します。
ここでは特に「ウスター」の意味や他のソースとの違いなどについても詳しく説明します。

「ウスターソース」とは

まずは「ウスターソース」がどのようなものか見ていきましょう。

「ウスターソース」はこんなソース

「ウスターソース」というのは野菜や野菜に香辛料などを加えて調整・熟成させたソースです。

「ウスターソース」には食塩や砂糖、酢なども含まれているのが特徴となっています。
中でも野菜や果物でできたジュースやピューレから作るのが最大の特徴と言えるでしょう。

特に「ウスターソース」は粘度が低いものを指す場合が多いです。
逆に粘度が高いものは他のソースとして分類されます。
「ウスターソース」は揚げ物などの定番調味料とされています。

それだけでなくカレー料理や煮込み料理の隠し味としても重宝されるなど、活躍の場は広いです。

「ウスター」は発祥とされる土地の名前

では「ウスターソース」の「ウスター」とは何を表すのでしょうか。

これは発祥とされるイギリスの地名から来ていると考えられます。
事実、イギリスにはウスターシャー州「ウスター」という地域があります。

ここから来たのが「ウスターソース」とされているとか。
ただし、その起源については諸説あるとされています。

中でも有力なのが、19世紀に「ウスター」の貴族が当時植民地だったインドからソースの製法を持ち帰ったことで広まったという説です。

この説によるとイギリスに持ち帰られた製法がリーとペリンズという2人の科学者によって研究され、その後に完成するに至ったとされています。

実際にイギリスには「リー&ペインズ」というブランドの「ウスターソース」があるくらいです。

その一方、たまたま「ウスター」在住の主婦が余った野菜や果物に調味料を加えて保存していたところ、熟成されてソースになったという説もあるのだとか。

このことから「ウスターソース」の起源ははっきりとはしていません。

「ウスターソース」と他のソースとの違い

では「ウスターソース」は他のソースとはどう違うのでしょうか。
ここからは特に「中濃ソース」「とんかつソース」「オイスターソース」などとの違いについて詳しくまとめます。

中濃ソースとの違い

「中濃ソース」は野菜や果物を香辛料などとともに熟成させたソースを言います。

ただし、野菜や果物の繊維質を多く含むのが「中濃ソース」の特徴となっています。
そのため「ウスターソース」よりもとろみが強いソースと言えるでしょう。

つまり「ウスターソース」よりも粘度が高いものを「中濃ソース」と呼ぶわけです。

とんかつソース(濃厚ソース)との違い

「とんかつソース(濃厚ソース)も基本的な製法は他のソースと同様です。

しかし、より多くの野菜や果物を使用しているのが「とんかつソース(濃厚ソース)の特徴となります。
そのため「ウスターソース」や「中濃ソース」よりもさらにとろみがあるわけです。

それでいて塩味よりも甘味の方が強いソースとされています。
これらのソースは文字通り、揚げ物などに合うように作られているのが特徴です。

オイスターソースとの違い

「オイスターソース」はそもそも「ウスターソース」と製法がまったく異なるソースです。

これらのソースは塩漬けにした牡蠣を発酵させて作るソースです。
上澄み液を濃縮させて作るため、完全に「ウスターソース」とは別物となります。

ただ、牡蠣の旨味が凝縮されるため、濃厚なとろみが生まれます。
その特性から中華料理などに多く使用されるソースとして有名です。

まとめ

「ウスターソース」は野菜や果物から作るソースです。
特にそれらに調味料を入れて熟成させたソースとなります。
この「ウスターソース」の「ウスター」とは発祥の地とされるイギリスの地名から来ているそうです。

その他、他のソースとは粘度によって区別されるのも特徴です。
「ウスターソース」よりも濃いのが「中濃ソース」となります。
それよりもさらに濃いのが「とんかつソース」となります。
それらの違いについてはぜひ覚えておきましょう。

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