
学校外で教育を受けた場合でも、義務教育の修了を認めるという法案について、さまざまな声が寄せられて大きな話題となっています。
「学校外で義務教育」18年にも新制度 自民慎重派容認 https://t.co/c5jiD2WUmX
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2015, 11月 12
不登校の子どもたちが、フリースクールなど小中学校以外で教育を受けた場合でも、義務教育の修了を認める議員立法を自民党の議員連盟がまとめました。
野党も大筋で同意しており、超党派で来年の通常国会に提出する予定。法案が通常国会で成立すれば、2018年4月にも新制度がスタートすることになります。
不登校の児童・生徒のうち、いじめなどで学校に通えない子どもの学習を支援するのが目的
法案名は「義務教育の段階に相当する普通教育の機会の確保に関する法律案」。全国に約12万人いるとされる不登校の児童・生徒のうち、いじめなどで学校に通えない子どもの学習を支援するのが目的。
法案が成立すれば、義務教育の場を学校に限った1941年の国民学校令以来、教育制度の大転換となります。
法案では、不登校の子どもについて、保護者が市町村の教育委員会に対し、 「一定期間、学校に在籍したまま学校に出席させないことができる」よう申請。教育委員会が認めた場合につき、原則では籍を置いた小中学校での卒業を目指しつつ、フリースクールや教育支援センター(学校復帰のために教育委員会が設置)、家庭学習など学校外での教育も認める…とされています。
(この件に対して寄せられていた声)
乙武さんも意見を述べています。
現在の「公教育」は、すべての子どもを包摂する設計にはなっていない。教育行政は素直にその事実を認め、そうした子どもたちが学校外でも十分な教育を受けられる機会を認めていくべき。 / 「学校外で義務教育」1...
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— 乙武 洋匡 (@h_ototake) 2015, 11月 12
・行きたいのに行けない子の救済の場になるのなら賛成だが、行きたくないから行かない子、あるいは行かせたくないから行かせない親に悪用されるようになったら困るので、義務教育との明確な線引きも必要かなとも思います。
・明治以来の富国強兵策の義務教育だけが教育ではない。いろいろな価値観、多様な個性を生かしてこそ民主主義。
・教育される幅が広がるなぁ。これのおかげで学習意欲がある子が潰されずに済むのは、いいこと。無職率も多少減るのかな?
・いじめで不登校になる印象があるが いじめに遭った側の子供が学校を出て行かなければならないのか? なにか間違っていないか?
・今回の法案は野党も大筋に合意しているみたいだし、私も賛成ですね。世の中にはなんらかの理由で若い引きこもりが、何十万人もいる中でフリースクールなどを経て義務教育課程を修了させてあげる事が社会復帰への第一歩にもなるかと思います。先進国らしい法案です。
・新しくすればいい。何のために学校があるのだろう?別に学校に行かなくてもいいことになる。
・学校自体に問題があるわけではなく、いじめ、不登校の根本的な対策、改善は教師の技能向上、レベルアップが急務ではないか?この制度を導入すれば いずれフリースクール出身者は 社会で格差に悩む結果になるんじゃないかな?
・「学校がすべて」と言う考えを生徒、父兄に押し付けた結果、いじめが続いた。学校以外にも勉学の場を与えれば、自殺まで追い込まれることはない。15歳までの命さえ助かれば、大学にも行けて、社会でも活躍できる。いじめ問題の「完全かつ最終的な」解決方法にしてほしい。
この法案について、皆さんはどう思われますか?