2010年10月に埼玉県羽生市の屋敷裏遺跡から出土していた鉄製品が、“国内最古とみられる平安時代の楽器”「金属口琴(こうきん)」と判明し、話題となっているのでご紹介します。
金属口琴:平安遺跡から楽器出土 国内最古か 埼玉・羽生 https://t.co/2AQDKQJqFo
— 毎日新聞ニュース速報 (@mainichijpnews) 2015, 11月 11
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口琴は口にくわえて弁をはじいて振動させ、口腔(こうくう)内で共鳴音を響かせる楽器。「ビヨヨーン」という音が特徴です。金属製のほかにも竹や木、骨で作られた口琴もあり、シベリアや中央アジア、東南アジアなど世界各地に分布しています。
日本においては、アイヌ民族の伝統楽器に竹製口琴「ムックリ」があるほか、江戸時代の文政年間に金属製口琴の琵琶笛(びやぽん)が江戸で大流行したとの記録が残っているそうです。
平安時代の鉄製口琴(下)。上の2本は現在の金属製口琴。
「X線調査と断面の形状から…口琴と特定。全長が14.8センチで、これまでの口琴より一回り大きく…来春までにレプリカを作る」>金属口琴:平安遺跡から楽器出土 国内最古か 埼玉・羽生 毎日 https://t.co/1KxGPwxxCP pic.twitter.com/8QXtmxwgO5
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1991年に、さいたま市大宮区の氷川神社東遺跡から同時代10世紀前半の2例が出土していましたが、今回はさらに数十年古いものとみられています。これまでは、いずれも同神社周辺で出土していたこともあり、「神事で使われたのではないか」と推測されていましたが、今回の発見場所は利根川沿いにある「ムラ」の跡。専門家は「誰が何のために使っていたのか」と話すすなど、古代の謎が深まっています。
当初は馬具と推測されていた
今回、口琴と判明した鉄製品は、発見当初は馬具とみられていたそうですが、X線調査と断面の形状から今年5月、口琴と特定されたようです。全長が14.8cmで、これまでの口琴より一回り大きく、発掘した県埋蔵文化財調査事業団の福田聖主査は、「現代の音よりも低い音が鳴るのではないか」と推測。音色を再現するため、来春までにレプリカを作るとのこと。
(この件に対して寄せられていた声)
・これは、早くレプリカで実際の音色を聞いてみたいですね。国内最古でもありますし、興味があります。
・雅楽の楽器ですかね?現代のものとかなり形が違いますね。今の形が最終形態ってことでしょうか。発掘したものが音が出るなら聞いてみたい。
・この形の口琴って、アイヌのムックリとは系統が遠そうなのだけど…。楽器については調べられてそうなのでちょと資料探してみよう。
県埋蔵文化財調査事業団は、出土した鉄製口琴など10数点を14日と16~19日に県文化財収蔵施設(熊谷市船木台)で一般公開するそうです。
国内最古の楽器と聞くとロマンを感じますね。来春に向けてレプリカで音色を再現するということなので、期待して待ちたいと思います!
出典:headlines.yahoo.co.jp / www.tokyo-np.co.jp