ビジネス用語「ミニマル」とはどんな意味の用語?「ミニマム」との違いは?

最小限という意味を持つ言葉「ミニマル」。
この言葉は、ビジネス用語としてからファッションや芸術にまつわる用語まで幅広く用いられます。

よく似た言葉として「ミニマム」がありますが、両者はまた別物の言葉です。

ここでは、この「ミニマル」という言葉について解説します。

「ミニマル」とは

 

まずは「ミニマル」という言葉の意味や用いられ方について見ていきましょう。

「ミニマル」の意味

「ミニマル」は、最小限という意味の言葉です。
必要最小限であったり、できるかぎり少なくという意味でも用いられます。

ファッションや芸術における「ミニマル」

ファッションや芸術における「ミニマル」は、無駄なものを省いた状態のことです。

特にファッションでは、余計な装飾のないシンプルなデザインであったり、無地のシャツと無地のパンツに飾り気のない靴といったシンプルなコーディネートを指します。

ミニマル・アートは1960年代にアメリカで展開された彫刻や絵画といった芸術作品のことです。
装飾性であったり説明的な要素を削ぎ落とし、シンプルな色や形を用いて表現された作品となります。

そのように無駄を省いたものが「ミニマル」となるのです。

「ミニマル」と「ミニマム」の違い

 

「ミニマル」と非常に似た言葉として「ミニマム」が挙げられます。
ここからは、「ミニマム」がどのような言葉なのかを見ていきましょう。

「ミニマム」とは

「ミニマル」と語感がそっくりな言葉「ミニマム」。
どちらも最小限という意味では共通しているものの、使い分けができる要素があります。

「ミニマル」が相対的な最小、極めて少ないことや必要最低限に対して用います。
対して「ミニマム」は絶対的な「最小単位」や「最少量」、つまり特定における最小を指す言葉となります。

「ミニマリスト」はいても「ミニマニスト」はいない

「ミニマリスト」というライフスタイルがあります。
これは、衣食住について必要最低限のもので暮らす人を指す言葉です。

無駄なものを一切持たないライフスタイルという意味でもあります。

この「ミニマリスト」という言葉は、「ミニマル」から来た言葉です。
必要最低限のもので暮らしているので、「ミニマリスト」となるわけです。

それに対して、「ミニマニスト」という表現は存在しません。

「ミニマル」の対義語

 

最後に「ミニマル」の対義語についても見ていきましょう。

対義語は「マキシマル」

「ミニマル」の対義語は、「マキシマル」となります。
「マキシマル」は最大限という意味を持つ言葉です。

ちなみに、英単語の「マキシマル(maximal)」には最高という意味もあります。

まとめ

「ミニマル」は、最小限を意味する言葉です。
必要最小限であったり、できるかぎり少ないという意味で用いられることもあります。

「ミニマム」という言葉ともにていますが、こちらは絶対的つまるある範囲内における最小をあらわしています。
「ミニマル」が相対的な最小なので、同じ最小でも意味合いに違いが存在します。

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