五・七・五のリズムで詠む口語の定型詩「川柳」。
そんな川柳を印刷物の切り抜きで作る、『コラージュ川柳』が話題になっています!
目次
新聞紙の言葉を切り貼り
コラージュ川柳を考案し、作品の投稿を続けているのは、コラージュ川柳(@collage575)さん。「淀川テクニック」というアーティスト名で芸術家をされているそうです。
こちらが、反響を呼んでいるコラージュ川柳です。
新聞紙の言葉を切りとってつくる川柳。 pic.twitter.com/0tXu02mLRv
— コラージュ川柳 (@collage575) October 27, 2022
切りとってつくられたのは、「事実上 心身ともに カブトムシ」というコラージュ川柳。
「事実上」という言葉のインパクトがありますし、身も心もカブトムシということは、つまりカブトムシということでしょうか!?いろいろなとらえ方ができますね。
「ほなそれカブトムシちゃうんか?」「事実上がジワる」「カブトムシが夏の季語の俳句とすることもできますね」といった声が寄せられていました。
始めたきっかけ
コラージュ川柳を始めたきっかけをお聞きすると、「中之島4117」というアートインフォメーション&サポートセンター(現在は閉館)から郵便受けを使った展示の依頼を受けた際、考案したチープな知的一人遊びだったとのことで、「コラージュ」と「川柳」と「ラジオのハガキ職人」を掛け合わせた感じのアイディアだといいます。
新聞もしくは印刷物の五文字と七文字を切り抜き、五七五と別々に組み合わせることで、元の記事とは全く違う内容の川柳を作るというもので、字余りなどは元の川柳に準じているそうです。
特に反響のあった作品
たくさん作ることで上手くなるかもと思い立ち、ここ1年を通じてほぼ毎日投稿を続けているそうです。
そんな中で特に反響のあった作品をお聞きすると、以下の作品を紹介してくれました。
新聞紙の言葉を切りとってつくる川柳。 pic.twitter.com/7ecYR4TZ5s
— コラージュ川柳 (@collage575) August 20, 2022
新聞紙の言葉を切りとってつくる川柳。 pic.twitter.com/tEIKwkEtvy
— コラージュ川柳 (@collage575) July 24, 2022
新聞紙の言葉を切りとってつくる川柳。 pic.twitter.com/qvuLFakuEb
— コラージュ川柳 (@collage575) October 9, 2022
ちょうどいい文字数の文字を探してくるのも大変だと思いますが、絶妙に面白い組み合わせです。
空想上のブロッコリーが大暴れということですが、一体どんなブロッコリーなのか気になるところですね。
やり方のまとめ
お手本も先生もいないので、「何をもって上手いのかがよくわからないまま」と言うコラージュ川柳さん。
やり方のコツなどをまとめたというツイートがこちらだそうです。
コラージュ川柳上達の秘訣1
基本ルール
コラージュ川柳は新聞などの印刷物を五、七、五で切り抜き、上の句、中の句、下の句で三枚合わせて川柳を作ります
字余りや字足らずもOKです。
ついつい「てにをは」を一字だけ切り取って使いたくなりますが、それはルール違反。
#親子でコラージュ川柳— コラージュ川柳 (@collage575) August 3, 2022
ルールもシンプルですし、皆さんも試しに切り貼りして楽しんでみてはいかがでしょうか!?