1973年に設置されて以来、地元で親しまれつつも廃業が発表されていた秋田の“うどんそば自販機”。その存続が決まり、安堵の声が広がるなど話題になっています。
うどんそば自販機が残った!道の駅で営業継続 https://t.co/yclRgOqNF6 『秋田市の秋田港近くで訪れる人の胃袋を温めてきたうどんとそばの自動販売機が、約150メートル西側の道の駅「あきた港」に移されて存続することが16日、決まった』 みんなどんだけ好きなんだよw
— 小迎ちゃんパパ 18歳 (@nakamukae) 2016年3月17日
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存続が決まったのは、秋田市の秋田港近くで地元の漁師をはじめ、訪れる人の胃袋を温めてきた「うどんとそばの自動販売機」。
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自販機を所有する佐原商店の佐原孝夫社長が、高齢を理由に廃業を発表したところ、「撤去しないで」という多くの声が寄せられ、廃業を惜しむ人々が連日訪れて行列ができていたといいます。
一時は廃業が報じられていた。
秋田港の隠れた名所 うどんそば自販機引退へ(河北新報)…。
極寒の真冬で人と人をつなぐ温もりとなっていた。
72時間でも最高の回で、1度は行きたいと思った。https://t.co/BNGycRWFc2— kokomo (@todolanoche) 2016年3月9日
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道の駅「あきた港」に移されて存続
約150メートル西側の道の駅「あきた港」に移され、存続することが3月16日に決まったとのこと(道の駅を管理する東北ダイケン(仙台市)秋田支店との間で譲渡に関して合意)。佐原社長は、「近所に引き受けてもらい、安心した。港周辺のにぎわい創出に役立ててもらいたい」とほっと胸をなで下ろしているそうです。
(この件に対して寄せられていた声)
・自販機見た目が愛らしい。食べてもうまいんだよなあ。
・愛媛の寒川にもこの自販機あったよな。
・上尾のドライブインにもある。そりゃカップ麺に味は劣るけど味 やっぱり昔の思い出が食べてる時に呼び起こされる。これからも続けてほしいですね。
・その昔流行ったころに食べたが、カップ麺よりおいしかった。メンテとか大変だけど名物として続けてほしいね。
・自販機のパーツ無いといっても、物づくり日本としては町工場ですぐに作れるでしょう!政府も町工場にもっと支援を…日本の良き伝統歴史が消えないように。
・人間の生活は不便なんですよ。だから知恵が生まれる。知恵は思いやりも生みます。あのうどんは漁師さんの冷えた身体を…という思いがあったと思いますね。今は便利ですけどね、デメリットも多い。そこが理解してないと、社会での歪みはきついと思いますね。秋田県人としてこのニュースは嬉しいです。
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ちなみに、うどんそば自販機が今後設置される道の駅は、高さ143メートルのポートタワー「セリオン」を核とする施設だそう。4月以降に敷地内に設置されるそうですが、具体的な場所はまだ決まっていないそうです。
うどんを食べたくて集まっていた人も当然多いと思いますが、佐原社長が長年にわたって築いてきた空間が多くの人に愛されていたのだと思います。いずれにせよ、長年親しまれてきた自販機が引き継がれたことは良かったですね!
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