
出典:neta-a.com
毎年日本テレビが総力を挙げ取り組んでいる番組「24時間テレビ」愛は地球を救うをテーマに行われるチャリティ番組です。「福祉」「環境」「災害復興」の3つに集められた募金は全額寄付されます。今年の24時間テレビの放送は8月27、28日、一方NHKが2012年から放送を開始した障害者のための情報バラエティー番組「バリバラ」は28日の放送を生放送とし、「【生放送】 検証!「障害者×感動」の方程式」という企画をぶつけてきた。頑張る障害者の姿を通し感動を与えてきた24時間テレビへの宣戦布告ともとれるこの企画に注目が集まっています。
目次
バリバラとは?
出典:greenz.jp
”バリバラ”とは「バリアフリーバラエティ」の略で、番組コンセプトは「感動するな笑ってくれ!」という事で、日本初の障害者のためのバラエティ番組となっている。障害者が自らの障害をネタに笑いに変えるような内容になっており、涙を誘ったり、「障害者=感動」という今までのテレビの常識を覆す番組なのです!
このような内容の番組なので、同じように障害者を出演者とする24時間テレビとは対極のような番組です。
直接対決??
今回の注目される両放送は、どちらも生放送、しかも「バリバラ」は、「24時間テレビ」のフィナーレの時間に放送時間をぶつけてくるという構図!この構図にTwitterでも注目が集まっている。
▼バリバラのTwitter
【放送予定】8月28日のバリバラは生放送!テーマは「検証!障害者×感動」の方程式。「なぜ世の中には、感動・頑張る障害者像があふれるのか?」Twitterで視聴者ともつながり大討論! #baribara
— NHKバリバラ (@nhk_baribara) 2016年7月31日
▼このツイートに対する反応
@nhk_baribara どこぞのテレビ局の感動のフィナーレに差し掛かってるところにこれをぶつけてくるのがある意味凄い。
— MICHEE-N(ミッチー・N) (@MICHEE_N) 2016年8月1日
@nhk_baribara 「障害者が頑張っているのだから私も頑張ろう」
「障害者があれだけできるのなら私にもできるはず」
こういう心理は(無意識に)障害者を格下に見ている証。— アスヨ18 (@tomorrow_AA) 2016年8月1日
@nhk_baribara バリバラはマジでいい番組。「障害者=カワイソウ」を取っ払ってくれてる貴重な番組。これからも頑張って生き残ってほしいと心底思う。
— Sakura.kenji (@bebotaken) 2016年8月1日
@nhk_baribara この日この時間に注目。じゃなくて、毎回観る人が増えたらいいなあ。
— Mipho (@Miphonium) 2016年8月1日
@nhk_baribara 放送予定の時間帯を敢えてここに設定してきた、 #nhketv さんや #バリバラ のスタッフの皆様の本気を感じます。
東京・汐留の民放局及び大阪・OBPの系列局のはスルーして、こちらを出来ればリアルタイムで、悪くとも録画で、必ず拝見致します。— ゆうたん@10/16さんくっすん大阪2部 (@y_hirataira) 2016年8月1日
@nhk_baribara #24時間テレビ の、障害者をブラウン管(表現古いか)に出し、スポーツのような見世物興行で、感動した!涙した!おひねりだ!ということでしか、義援金集まらないのかと、疑問に感じていました」 #NHK もやればできるものですね」
— 藤堂俊介 日本モナコム (@ShunsukeTodo) 2016年8月1日
@nhk_baribara 障害者にスポットをあてる番組は少ないので○○時間テレビも悪くは無いのですが…やはり感動させなきゃ的な方向でしか見せる事が出来ないので視聴者の印象が偏ってしまい残念です…本当に理解を求める為に必要なのはバリバラの様な番組なのかなと思います。
— *かぎしっぽ*スマホ不調により低浮上 (@kagishittpo) 2016年8月2日
24時間テレビを批判する意見が目立ちますが、決して24時間テレビが悪いわけではないはずです。チャリティで様々な障害者支援をしている事実もありますし、障害者で感動を呼ぶことが悪い事ではないと思います。
しかし、「バリバラ」の様に、障害者が健常者と同じように自ら笑いを取りに行くというスタイルも自然で良いと思います。しかし、障害者の方が皆自分の障害をネタに笑いに変える事が出来るわけではありません。
ただ、この機会に皆さんの障害者の方に対する考え方を改めて考えるいい機会ではいでしょうか?どちらが正しいという事ではなく、一人一人が考えることが大切かもしれませんね。
出典:headlines.yahoo.co.jp / www6.nhk.or.jp / twitter