
今までの「宿題」の概念を覆した!?
米国の小学校の先生が示した、宿題に関するとある方針が話題となっているのでご紹介します。
話題の発端となったのは、Facebookユーザーによるこちらの投稿。
出典:www.facebook.com
1枚のプリントの画像。これは小学校で先生が生徒たちに配ったという「宿題についての新たな方針」を示した紙です。先生は保護者に対して「新しいことに挑戦したい」と意思を示し、以下のようなメッセージを綴っています。
「宿題についての新たな方針」
この夏、さまざまなことを模索した結果、私は新しいことに挑戦したいと思います。それは、生徒が学校の授業内に終えることができなかった問題だけを宿題にするということです。
つきまして今年は、宿題の形式で課題を出すことはやめました。宿題は生徒の能力向上に役立たないとの結論に至ったからです。
それよりも私からお願いしたいのは、もっと生徒の幸せに結びつく時間の過ごし方を考えることです。例えば、家族そろって夕飯を食べ、一緒に読書をしたり、外で遊んだりといったことなど…。そして、夜はできるだけ早く子供を寝かせてください。
どうぞ宜しくお願いいたします。
Mrs.Brandy Young
宿題が生徒の能力向上に役立たないとの結論に至った理由が書かれていないので、事の経緯の詳細は分かりませんが、それよりも生徒の幸せに結びつく時間の過ごし方を考えてほしいといったものです。
この宿題に対する方針は、7万人を超えるユーザーにシェアされるなど大きな反響となっています。「宿題というものに疑問を感じていました。この方法がいいか悪いかは別にして、改めて宿題の意義を考えるきっかけをくれました」「時間をいかに大切に過ごすか…。とても大切なことを教えてくれたね」「この先生の言っていることはよくわかる。本来はこうあるべきだ」「宿題はどうしても受け身になる。自発性が生まれていいかもね」など、さまざまな意見が寄せられていました。
授業内に終えることができなかった問題だけを宿題とすることから、授業に対する集中力や真剣度も増すと思いますし、オンオフのメリハリが生まれて、家族がより親密に交流するきっかけにもなり、良い効果が期待できますね。
賛否はあるかと思われますが、宿題に対する考え方を見直す観点からも価値ある取り組みだと思います。