
上の写真は、都内を中心に配布され、少しずつ周知を広めている「ヘルプマーク」。ポスターなどで見たことがある人も増えてきたのではないでしょうか?
しかし、まだまだ理解されないことも多いようです。ヘルプマークを利用しているくやくりゅ(@yumenoR1tal1n)さんは、Twitterに自身が体験したショッキングな出来事を投稿しています。
電車で座っていたら隣に座ってた人がカバンに付いてたヘルプマークを引っ張ってまじまじと見たあと「君、障害者なの?そうは見えないから外しなさい」と言われた
見えにくい病気だからヘルプマークつけてるんじゃん、と思った— くやくりゅ (@yumenoR1tal1n) 2018年9月8日
朝、学校に行くために電車に乗っていたら、隣に座っていたご高齢の男性に、ヘルプマークを引っ張られて引き寄せられたあと上のように言われました。
近くにヘルプマーク啓発の車内広告があったのでそれを指して「見えづらい病気」の話をしたら面倒臭いという風に嫌な顔をされて別車両へ行かれました。— くやくりゅ (@yumenoR1tal1n) 2018年9月8日
ヘルプマークは、見た目にはわからない障害や病気のために配慮や援助を必要とする人が身に着けるマークとして、東京都から配布が始まり、他の都道府県にも広がっています。
くやくりゅさんに声をかけてきた人は、ヘルプマークのことをよく知らず、「障害者が付けるマーク」とだけ認識したのでしょう。だとしても、相手のこともよく知らないのに「外しなさい」と注意してくるのは、ちょっと高圧的に感じますね。
ちなみにくやくりゅさんは自身の「見えない病気」について、次のように語っています。
見えない病気のこともっと知っていただけたら。
ナルコレプシーのこともhttps://t.co/MV5tMz6H0L— くやくりゅ (@yumenoR1tal1n) 2018年9月8日
ヘルプマークには、席を譲ってもらうなどの配慮以外にも、発作を起こした時や体調が急変した時の対応を知らせる意味もあります。また、ヘルプマークを付けている人に対して「何かお手伝いすることはありませんか」などの声かけをすることも推奨されています。
オシャレ感覚で身に着けたり、席を譲ってもらえるからといって身に着けて得をするようなものではありません。
Twitterでは似たような体験をしたという声や、ヘルプマークユーザーの不安の声も集まっています。
これ辛いですね…私も昨日からつけ始めましたが、電車に乗ってたらすでに2〜3人の方から避けられましたよ。被害妄想かもしれませんが、携帯したらしたで傷つく…なんなんですかね#パニック障害
— はつ (@mindxxx1) 2018年9月8日
はじめまして突然のリプ失礼します…。私は外見じゃ分からない病気を抱えています、電車の優先席に座っていると「お前若いし健康だろ どけ」と怒鳴られる事が多く、ヘルプマークをもらおうかと悩んでいましたがこのような事が起こるのかもしれないのですね…本当に悔しいです。自分語り申し訳ないです
— ゴリラパフェ(猥褻) (@hrbrwgmkewakr) 2018年9月8日
私も耳があまり良くなくて、タクシーで障害者が使える割り引きカードを出したときにめんどくさい扱いされたことがありますね。耳の障害も見た目ではわからないです。そういう人のためのマークなのに。
— すみませんP (@kuhma_sohju) 2018年9月8日
今後このようなことが減っていくように、どうかヘルプマークの認識が正しく広まって、適切な配慮や援助をしてくれる人が増えることを願いたいですね。
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出典:Twitter(@yumenoR1tal1n)