
9月30日は、毎年「くるみの日」という記念日です。
くるみの名産地である、長野県東御市のクルミ愛好家が制定した記念日とされています。
しかし、なぜ9月30日が「くるみの日」なのでしょうか?
ここでは、「くるみの日」について見ていくとともに、「くるみ」自体についても目を向けてみましょう。
目次
9月30日は「くるみの日」!

「くるみの日」という記念日についてまずは見ていきましょう。
なんで9月30日なの?
毎年9月30日は「くるみの日」です。
これは、日付の9・3・0を「くるみはまるい」と読ませた語呂合わせから来ています。
「く(9)るみ(3)はまる(0)い」ということですね。
誰が制定した記念日?
「くるみの日」という記念日は、長野県東御市のクルミ愛好家達によって制定されたとされています。
長野県東御市は、くるみの名産地として知られており、この地域一帯はくるみの生産量日本一を誇っています。
日本でも有数のくるみ大国なこともあって、記念日制定に結びついたようですね。
「くるみの日」の目的は?
「くるみの日」は、くるみの食材としての素晴らしさや用途の幅広さなどをアピールすることを目的として制定されたそうです。
ナッツ類のくるみは、ポリフェノールやメラトニンを含んでおり、抗酸化値に優れていますし、ビタミンEを始めとしたビタミンや亜鉛などを多く含んでいる栄養豊富な食べ物です。
お菓子の材料になることもあれば、日本でも郷土料理のくるみ蕎麦のつゆやくるみ味噌だったりにも使われてきた食材でもあります。
「くるみ」とはどんな木の実?

ここからは、くるみがどのような植物なのかを見ていきましょう。
「くるみ」とは
くるみは、クルミ科クルミ属に分類される落葉高木の総称です。
木材としては、ウォールナット材として使用されるものがクルミに該当します。
北半球の温帯地域というかなり広範囲に分布している植物となっており、高さが5m以上にまで成長する木です。
15mや20mにまでたっすることもあります。
日本では、縄文時代にはすでに食されていただろうことが判明しています。
食べているのはくるみの実や果肉ではなかった!!
くるみの可食部分は、その果実ではありません。
種子の中身ととなります。
固い殻こそが種で、その中身の仁と呼ばれる箇所です。
梅干しでいう天神様と呼ばれる部分ですね!!
「くるみ」の旬
クルミは、5月から6月にかけて開花時期を迎えます。
その後、直径3cm程度の仮果と呼ばれる実を付けます。
それら仮果の中に硬い殻で知られる核果があるわけですが、その収穫時期は9月から10月となっています。
「くるみの日」は、語呂合わせだけでなく、収穫時期もかぶさっていたからこその記念日だということですね!!
「胡桃」という漢字表記の由来
くるみの漢字表記は、「胡桃」です。
この「胡」は、古代中国において北方・西方民族を指しあらわす言葉から来ています。
くるみは、中国に胡から伝わったとされています。
そして、このくるみは「桃の種」に形が似ていると評されました。
そのため、「胡」から伝わった形が「桃」の種に似た植物、という意味合いで命名されました。
他にもあるナッツの仲間の記念日

くるみを始めとしたナッツ類(種実類)。
他のナッツにも記念日が制定されていますので、見ていきましょう。
1月23日は「アーモンドの日」
毎年1月23日は、「アーモンドの日」として制定されています。
これは、23粒ほどのアーモンドが日本人成人女性の1日の摂取目安量であることから来ています。
「1日23粒」で1月23日となったということですね。
カリフォルニア・アーモンド協会が2008年に制定した記念日となっています。
7月22日は「ナッツの日」
7月22日は、「ナッツの日」です。
これは、7月22日という日付を「ナ(7)ッツ(22)」と語呂合わせして読ませたところから来ています。
ナッツ類の普及や需要の拡大を目的に、1996年に日本ナッツ協会が制定した記念日です。
7月23日は「ナッツミルクの日」
毎年7月23日は、「ナッツミルクの日」です。
これは7月23日を語呂合わせで「ナ(7)ッツ(2)ミ(3)ルク」読ませたことが由来となっています。
この「ナッツミルクの日」は、ナッツミルクの存在を世に知ってもらうことを目的にナッツミルクの取り扱いもあるHARUNA株式会社が制定しました。
7月14日は「ひまわりの日」??
7月14日は「ひまわりの日」です。
しかし、この記念日でいう「ひまわり」は種の部分を食されることもある夏の植物「向日葵」のことではありません。
日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」にちなむ記念日となっています。
まとめ
9月30日は「くるみの日」という記念日です。
日付の語呂合わせから来た記念日なのですが、この時期はくるみの収穫時期でもあります。