出典:chiebukuro.yahoo.co.jp
yahoo知恵袋に投稿された「感情をこめて弾くにはどうしたらいいのか?」という質問に対する回答が解り易いと、Twitterに投稿され話題となっています!「感情を込める」という表現はよく使われますが、具体的にはどうしたらいいのかよくわからないですよね?この質問のベストアンサーの回答には納得した人が多いようですよ!
感情は込めてはいけない?
ベストアンサーに選ばれた解答は多くの人の共感を得たようです。
出典:twitter
「感情を込めて演奏するにはどうしたらいいですか」
という質問に対しての回答に「なるほど〜」と思った。目から鱗。 pic.twitter.com/H5DBOkrgzt— 寿葉kotoha (@tp1_kotoha) 2016年11月20日
Twitterに投稿され、話題となっていますが、Twitterに投稿したTwitterユーザーの”寿葉kotoha@tp1_kotoha”さんも「なるほど~」と感心しているようですね!
以下、ベストアンサーの全文
感情は込めちゃだめだって、何度言ったらわかるのでしょう。これが日本の音楽教育の一番良くないところです。感情は込めるのではなく、自分なりに理解したうえで(これが演奏解釈)、自分自身の演奏技術を用いて、他者に向けて表現するのです。
ということで、身も蓋もない真実を伝えようと思います。
ドビュッシーがこの曲に込めた思いは「お金が欲しいから、わかりやすく弾きやすい曲を書こう」です。直球です。
そんな作品なので、深い感情や思索などはありません。表題はついていますが、あまり深く考えずに、楽譜を売るためのキャッチーな言葉として「Rêverie(夢)」と名付けた可能性が高いです。なので、ショパンのノクターンのように、絶対音楽として捉えて演奏したほうがよいと思います。
なお、Rêverieの訳は夢(Dream)ではなく、夢想あるいは心象(Image)のほうが適切なので、ロベルト・シューマンのような幻想(ファンタジー)の要素を匂わせたかったと考えても良いでしょう。このあたりの解釈はご自由に。曲の流れはABAの三部形式ですが、まず主調のヘ長調を意識してください。ヘ長調以外に転調することが多いので、そこからヘ長調に戻るときに「これから戻るよ」「戻ったよ」とはっきり示すことが大事です。また、冒頭からしばらくヘ長調が出てこない緊張感を大切にします。これは、アラベスク1番で曲が始まってもしばらくホ長調が出てこないのと同じ手法です。
そのほか気をつけることは、AとBでは、ペダルの使い方や、タッチを変えたほうがよいと思います。Aはショパン、Bはクープランの書法を使っているので、Bに入ってもショパン流の弾き方をするのはおかしいです(そうやって弾いている人が多い)。AとBに対比をつけることで、曲の流れや構成をより立体的に演出できると思います。いずれにしても、アラベスク1番・2番と比べて音楽的な質が落ちる曲なので、それを感じさせない丁寧な演奏を心がけてください。特に、和声の移り変わりをしっかりと意識するべきでしょう。
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後半は専門用語が多く難しいですが、音楽に感情を込めるものじゃないという事は伝わりますよね。1曲1曲に全てストーリーがあるわけではないんですね。
賛否は様々だと思いますが、「感情を込める」という曖昧な事をやろうとするよりも、その曲を曲として理解し、何度も練習し演奏技術を向上していくべきだという事ですね!「感情を込める」というのは更にその先、演奏技術が完璧になった後でのアレンジのようなものでしょうかね?皆さんはこの回答に対してそう思われましたか?
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