出典:businesswire
今回の事故現場は、ワシントンDCにある複合ビル「Washington Harbour」。ロボット「スティーブ」は、顔認識システム、フォレンジック、高度な異常検出、高画質ビデオ撮影、赤外線、超音波センサー、銃検出など多彩な才能を持ち合わせ、ビルを護っていました。
ロボットと言えども勤務は厳しく、酔っぱらいに絡まれた事もあったそう。ところが、このビルで勤務を始めて数日後に悲劇は起こってしまい「スティーブ」は帰らぬロボットに。「スティーブ」の人気を象徴するように、オフィスの前には花や写真が寄せられています。上の写真で遺影を見つめているロボットは、新スティーブ。
前スティーブの死因は、勤務中に噴水に飛び込んでしまったことだそうです。辛いことがあったのでしょうか。もうすぐ、水検出という機能ができるかもしれないという段階でした。
噴水に水没したスティーブに降り注ぐ雨…どことなく、哀愁が漂っています。
この事故について、開発会社のKnightscopeはTwiterで報告しています。
人間はこの暑さで水に入ることができますが、ロボットはできません。
スティーブは「夏を楽しみたかっただけです」
スティーブは「夏を楽しみたかっただけです」
通常、このような事件や事故が起これば、開発会社の謝罪や賠償などの話しがニュースになりそうですが、遺影や献花があつまり、そして開発会社のコメントもユーモアで乗り切るところはさすがアメリカですね。みんなに大事にされていたスティーブ。スティーブ2号」もアップデートして、同じ事故が起こらないように頑張ってほしいですね。
出典:businesswire