生まれながらにして前脚に障害を持つ犬のダービー。走るどころか歩くことさえままならない中、3Dプリンターの技術と家族、ボランティアの手によりダービーは生まれて初めて走る喜びを得ることができた素敵なお話しです。
ダービーの前脚は湾曲してしまっており一般的な車輪を前脚に装着するタイプの義足だとうまく方向転換ができないばかりか、前脚を傷つけてしまう恐れがありました。そこで出会った3Dプリンターを開発するアンダーソンさんは、同僚の手を借りダービーのために一から設計することになったのです。
ダービーの前脚を計測し作られた義足は、一般的なものとは異なり湾曲した前脚にピッタリとはまり傷つけない「肘カップ」と体重をかけた時に反発するような形となりました。
▼出来上がった義足を付けるダービー
▼どうやらしっくりと馴染んでいるようです
アンダーソンさんら「3Dシステムズ」の仲間で完成させた義足を装着したダービーはさっそく外へ。すると驚くほど元気な姿で走り回るダービーの姿がありました。全力で駆けまわるダービーの顔はとっても喜んでいるのが分かります。
飼い主であるポルタノーバさんは「私は新しい足で全力疾走彼しているダービーを見たときただただ驚きました!もう信じられないほどだった!」と語っており、今では3~5キロの散歩を毎日しているそうです。
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めいいっぱい走っているダービーの姿を見るとこっちまで嬉しくなりますね。ダービーの夢は3Dプリンターの技術とそれを支えるみんなの気持ちがあって叶えられたんですね。
出典:www.3ders.org
出典:YouTube