戦争時には多くの犠牲者が出るなど悲劇的な事が多々起こった一方で、奇跡的な体験をされた方々もたくさんいらっしゃいます。
今回反響を呼んでいるツイートは、そんな戦争時に起こった奇跡的な体験を綴ったものです。どんな世代のどんな方にも響き、様々な事を考えさせられる内容だと思います。
目次
「あ、死んだな…」と思ったら生きてた
話題のツイートは、Twitterユーザーのmugi(@mugi80190880)さんによるものです。
祖父のタバコケース…
これは私の祖父の鉄のタバコケース
終戦間近、当時青年だった祖父は日本陸軍の最前線にいた…
そして、銃撃戦の中、胸に衝撃が走る…敵に撃たれた…瞬間
「あ、死んだな…」と思ったらしい
そのまま地面に倒れて、ふと気づくと…生きてた。
その時… pic.twitter.com/Buy3erWODk— mugi (@mugi80190880) 2019年8月5日
左胸のポケットに入ってたのがこの鉄のタバコケース…
片側は薬莢が貫通し、もう片側は玉の勢いが弱まったのか少し横にそれて貫通せず止まっていた…
薄さわずか1㎜……
終戦後帰ってきたじいちゃんは結婚し次の年の今日8月6日原爆の日、父が生まれる…
そして…— mugi (@mugi80190880) 2019年8月5日
その娘(私)には息子がいる…
このわずか1㎜の薄い鉄板、これがなければ今私たちはここに存在しない……繋いでくれた命、繋げなかった命…日本が戦争をしていたことを知らない世代が増えていく中、この今は亡き祖父のタバコケースを見る度、あぁ…どうかこの子どもたちの生きる未来も— mugi (@mugi80190880) 2019年8月5日
平和でありますようにと願わずにはいられない…
少しでも悲しいNEWSがなくなりますように…
いつもはアホな事ばかり言うてるけど今日は少しだけ真面目な話…。— mugi (@mugi80190880) 2019年8月5日
— mugi (@mugi80190880) 2019年8月5日
上記、薬莢ではなく弾ですね。訂正致します。失礼いたしました。
— mugi (@mugi80190880) 2019年8月6日
銃弾が貫通したタバコケースが生々しいですね…。片側は貫通したようで穴が開いていますが、もう片側は貫通しておらず、銃弾が胸にとどくのを防いでいることが分かりますね。まさに奇跡的に救われた命。
mugiさんのツイートでは、その後繋がっていったかけがえのない命についても書かれていますが、それもまた奇跡。「あの時、もしそうでなかったら…」と言わざるをえない凄い体験ですよね。
映画のような話が日常的に発生
戦争が生み出すものは何もないと思いますが、今回の一連のツイートにもあるように、まるで映画のような話が日常的に起こっていた大変な時代だったのだと想像できます。
今回のツイートをみて、それぞれのユーザーが自身のご家族について語るリプライも目立ちました。
すごい!!!
奇跡の生還…✨でも本当に一歩間違えたら死んじゃってたよね!
平和がずっと続けばいいね?— ぴか?? (@funkylady_16) 2019年8月5日
言葉がまとまらないけど、16歳なりに感じることがあって読んだ瞬間 震えました。
貴重な体験談をありがとうございます!— メイ ?? (@icl_713133) 2019年8月5日
FF外から失礼します
私の曾祖父さんも終戦間近に出兵し胸元を撃たれたのですが,胸ポケットには曾祖父さんの母が出兵時に銭が入れていたらしく,それが弾を弾じき助かったと聞いています。似たような体験ですね!— @雨音 (@mumei7272117) 2019年8月6日
うちの祖父は特攻隊員でしたが天候不順で中止になりそのまま終戦しました。
あのとき晴れていたならそこで生命は尽きていただろうなと思います。
しみじみと拝読いたしました。— tanobo @きみ波はいいぞ (@tanobo) 2019年8月6日
夫の祖父は船上で敵の砲弾が太股に当たり戦力にならないと、燃料補給のために寄港した港町で降ろされました。その後、港を発った戦艦は戦火の中で沈没…四国出身でしたが見ず知らずの九州の港町で結婚して今に至ります。ドラマや映画のような話が日常的に起こるのが戦争なのだと…身に沁みて感じます。
— すぅすぅ? (@yshnet1231) 2019年8月6日
mugiさんのツイートをきっかけに、祖父に思いをはせる方、改めて戦争について考える方、平和を願う方など、多くの声が寄せられていました。
1個のタバコケースは、その後に奇跡をもたらしてくれたと同時に、戦争の過酷さを改めて伝えてくれているように感じます。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
出典:Twitter(@mugi80190880)