【衝撃の事実】野生のゴリラはバナナを食べない!というか周りにバナナがない!

動物とセットで考えられている食べ物ってありますよね。「パンダと笹」、「馬とニンジン」「熊にはハチミツや鮭」。
好物と動物の組み合わせの中に「ゴリラとバナナ」も出てくるかと思います。
昔からマンガやTVでは見かける組み合わせですよね!

ただし、この「ゴリラとバナナ」が野生下ではありえない組み合わせなんだとか!
なんと野生のゴリラは、バナナを食べる機会さえないというのです!!

今回はなぜゴリラはバナナを食べないのか、その理由を解説します!

ゴリラといえばバナナだけど、、、ゴリラの生息域とバナナの自生地域は違う?

 

ゴリラの生息域

ゴリラが生息しているのはアフリカ大陸でもごく一部地域です。
生息地域を国別で表記すると以下の通りです。

■ アンゴラ 
■ ウガンダ 
■ ガボン 
■ カメルーン 
■ コンゴ共和国 
■ コンゴ民主共和国 
■ 赤道ギニア 
■ 中央アフリカ共和国 
■ ナイジェリア 
■ ルワンダ

これらの国々の共通点として、アフリカ大陸でも赤道付近であり、熱帯雨林の低地から高地ある国という事があげられます。

ゴリラの生態などに関してはこちらの記事でもまとめてありますので、併せて御覧ください。
ゴリラの正式名称はゴリラゴリラゴリラ?由来やゴリラの特徴も

バナナの原産地

バナナの原産地は東南アジアのマレー半島やフィリピンとされています。
人類によるバナナの栽培化の始まった紀元前10000~5000年ごろからで、その後世界中に広がったバナナがアフリカ大陸の東部に伝播されたのは紀元前2000年ごろと考えられています。

ゴリラはバナナを食べられない!!

アフリカを生息域とするゴリラと原産地が東南アジアのバナナなので、本来ゴリラの好物がバナナというのはありえないんですね!

現在のアフリカにはバナナ園がたくさん!!

ゴリラの生息するアンゴラやウガンダ、ルワンダをはじめとしたアフリカ諸国では現在多くの場所でバナナの栽培が行われています。
そのため今日ではゴリラの生息域とバナナの生えているところは被っています。

しかし、このバナナは人間の主食用に育てられているものであって、ゴリラの口には入ることがないのです!!

野生のゴリラの食事

 

野生のゴリラはセロリやタケノコなど、繊維質が多い植物を主に食しています。
低地の熱帯雨林に住むゴリラは甘い果実を好んで食べます。

しかし、高所では果実の実らないため、高所に住むゴリラはセロリやアザミなど水分に富んだ草を食べることが多くなります。
またたんぱく質を摂取するためにアリなどの昆虫食もすることもあります。

動物園などのゴリラはバナナ大好き

甘い果実を好むゴリラなので、飼育下ではバナナを好んで食べます
実際に与えられたバナナの皮を器用に向いて食べるゴリラの動画もあるので、ぜひご覧ください。

動画はこちら

まとめ

ゴリラの生息域とバナナの原産地は全く被っていないため、ゴリラがバナナを好きになる以前に口にすることもありえません。
しかし、人間の飼育下の場合は野生下では絶対に口にできないものが食せますので、甘い果物が好物なゴリラがバナナを好むこともあります。

ゴリラ=バナナというイメージは、こうした飼育下にいる個体を見たことで生まれたものなのかもしれません。

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