ダイオウイカといえば、海中の巨大生物の代表格。デカいイカとして注目を集めるダイオウイカですが、その生態にはいまいちよくわかっていない点もたくさんあるんですって!
ダイオウイカの生態や寿命など、その謎めいた姿に迫ります!
目次
デカいイカの代表「ダイオウイカ」
ダイオウイカの基本的な生態について、まずは知っていきましょう!
ダイオウイカの基本データ
ダイオウイカは、開眼目ダイオウイカ科に属する巨大なイカ。日本で発見された最大のものでも胴体180cm、触腕部まで含めると6.5mにまで達する巨大な体をしています。
無脊椎動物では最大級!
ダイオウイカは世界最大級の無脊椎動物といわれています。ヨーロッパで発見されたものだと最大で体長18mを超えるものも存在したとされるほど、その大きさは生物界でも最大といって過言ではないともされています。
ダイオウイカの生態とは!?
とにかくデカいダイオウイカ。その生態は、実は最近まで謎に包まれていた!?
近年まで謎に包まれていた!
ダイオウイカは深海に生息しているため、全体として発見数が少なく、研究が進まなかったためにその生態は近年まで謎に包まれていました。
最近は知名度が上がってきたこともあり研究が進み、天敵がマッコウクジラであることや普段はホキなどの魚やアカイカなど深海のイカを捕食していることなどがわかってきました。
他のイカのように食用に向いてる?
イカといえばお寿司のネタとしても人気ですが、ダイオウイカも食べられるのでしょうか?
アンモニアが多く臭くて食べれない!
実はダイオウイカは食用には向いていません。なぜなら、体内にアンモニアが大量に含まれているため、臭くて食べられたものではないのだとか!
なぜダイオウイカにはアンモニアが多い?
巨大なダイオウイカはその大きな体を浮かせるために、浮力を得るための塩化アンモニウムを小さな一般のイカと比べて大量に含んでいます。そのため、体がアンモニア臭くて食べられないのだとか。
現在食用に向け研究されているらしい
大きな体がアンモニア臭の原因となっているダイオウイカですが、近年では主に南アメリカで食用化の研究が本格的に進んでいるそうです。
ダイオウイカがお寿司屋さんで食べられる日もそう遠くないかも!?
ダイオウイカの寿命は?
デカいダイオウイカですが、実は寿命は意外と短い!?
平均寿命はなんとたったの2~5年
ダイオウイカの寿命は、なんとたったの2~5年。
専門家によって2年という人もいれば5年という人もいるので実際のところははっきりしませんが、それほど長くは生きないというのが総意のようです。
5年で10m以上の巨体に成長
研究によると、ダイオウイカはたったの5年で10m以上もの巨体に成長するそうです。中には3年で14m以上にもなる成長を遂げたダイオウイカも存在するそうなので、恐ろしいですね……。
イカやタコの寿命が長かったら世界を支配?
イカやタコは一般的に寿命が短い傾向にあります。もしも寿命が長かったなら、独自の進化を遂げて世界を支配するほどになっているかもしれない、という研究結果も発表されているほど!
一説には2億年にはイカがさまざまな進化を遂げ、地上を支配しているかもしれない、との研究もあるほどなんだとか!
賢くてデカいイカは海中最強生物の一角
デカいだけでなく、基本的には穏やかな性格で知能も高いとされているダイオウイカ。海中生物の中でも最強といわれています。
数少ない天敵はマッコウクジラ
そんなダイオウイカの唯一にして最大の敵がマッコウクジラ。なんと、発見数が少なく貴重とされているダイオウイカの痕跡がマッコウクジラの胃の中から数多く発見されているのだとか!
アンモニアが多すぎて食おうとする生物がいない?
逆を返せば、マッコウクジラ以外にはダイオウイカを食べようとする生き物が限りなく少ないということにもなります。
その理由は巨体もありますが、アンモニアが多すぎてダイオウイカを捕食しようとする生物がいない、ということも理由として考えられているのだとか。
まだまだ未知数の部分が大きい
さまざまな面が見えてきたダイオウイカですが、まだまだその生態は未知数の部分が大きいのが事実。これまでUMAとして扱われており、UMAを脱したのが最近なので、謎めいた部分が多いようです。
【まとめ】謎多き生き物、ダイオウイカ
海中最強といわれる巨大生物、ダイオウイカ。ですがその生態は謎めいており、不思議な部分がまだまだたくさんあります。このまま研究が進むうち、ダイオウイカが地上に進出してくる日も遠くない……かも!?
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出典:Wikipedia(ダイオウイカ) / Wikipedia(マッコウクジラ)