
かわいいオタマジャクシ。カエルの子供として知られていますが、意外とオタマジャクシって、漢字で書きませんよね?
オタマジャクシって、漢字ではどう書くんでしょうか?実はいろいろな表記の仕方があるんですって!
目次
オタマジャクシとは?
まずはオタマジャクシへの理解を深めるために、その生態を知っていきましょう。
オタマジャクシ=カエルの幼生
オタマジャクシは、ご存知のとおりカエルの子供=幼生です。丸い体に尻尾だけが生えていて、四肢はありません。エラ呼吸をしていて、池や水田などの淡水の水中で育ちます。
オタマジャクシは変態する!
オタマジャクシは成体(カエル)への変態がはっきりしている点でも珍しい生き物です。手足が生えてきて尾が消え、えらもなくなるさまが目で見てはっきりとわかります。
オタマジャクシは水中で暮らしていますが、カエルの姿に変態すると地上に上陸します。
オタマジャクシの漢字とは?
オタマジャクシをあらわす漢字には、「蛞」「蝌蚪(かと)」「お玉杓子」の三種類があります。
「蛞」
オタマジャクシのもっともプレーンな漢字は「蛞」です。
語源・由来
「蛞」のはっきりとした語源はわかりませんが、どうやらオタマジャクシだけでなくナメクジというような意味合いも持っているようです。
ナメクジと同じ?
「蛞」という漢字は、オタマジャクシだけでなくナメクジと読むこともあります。実際にはオタマジャクシの意で使われることがメインなので、ナメクジは「蛞蝓」という書き方をします。
「蝌蚪(かと)」
オタマジャクシは「蝌蚪」と表記されることもあります。
語源・由来
「蝌蚪」は「かと」と読み、由来は中国語です。
中国語でオタマジャクシを「蝌蚪」ということから、日本語でもオタマジャクシにこの漢字を当てるようになりました。
俳句の季語として使われる
蝌蚪は俳句の季語としても使われます。「オタマジャクシ」では長くて俳句に組み込みにくい場合に使われます。ちなみに春の季語です。
「お玉杓子」
オタマジャクシにはそのまま、「お玉杓子」という漢字を当てる場合もあります。
語源・由来
お玉杓子の由来は、料理で使う「お玉」や「杓子」にオタマジャクシの形が似ていることが挙げられます。さらに、多賀大社という神社で授けられる「お多賀杓子」が由来という説も。
多賀大社のお多賀杓子とは?
多賀大社という神社では、昔から縁起物として「お多賀杓子」と呼ばれる杓子が授けられていました。
カエルの幼生の形がこの「お多賀杓子」に似ていることから、「お多賀杓子」→「お玉杓子」→「おたまじゃくし」と言われるようになったそうです。
おたまじゃくしの英語は?
オタマジャクシは英語では「tadpole」。
英語ではヒキガエルを「toad」と言い、そこに「頭」を意味する「pol」を組み合わせたものが語源です。
【まとめ】オタマジャクシを表す漢字は?
親しみ深い生き物であるオタマジャクシですが、その漢字は意外と知らないものですよね。この際しっかり覚えておけば、自慢できるかも!?
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出典:Wikipedia(オタマジャクシ)