マジかよ!?意外と長いサワガニの寿命にビックリ!小学生が大人になっちゃうよ?

みなさんは子供の頃、サワガニを捕まえて遊んだ記憶はありませんか?

女性だとさすがに少ないかもしれませんが、男性なら一度は追いかけたあの夏の日があるはず。少年時代の思い出として深く刻み込まれている人もいるかもしれません。

ただ、そんなサワガニ……実は寿命がとんでもありません!捕まえるのは良いですが、育てるとなると相当な覚悟が必要かもしれませんよ?笑

サワガニ

サワガニは日本の地方に行けば必ずと言って良いほど見られるカニの一種です。全国的に生息しており、淡水の水があるところであればどこでも生きていくことができます。

全国的にいる珍しくはないカニ

実はサワガニは日本固有種であり、その生態は珍しいと言われています。外来種が多い日本でありながら、未だに生き延びている貴重な固有種なのです。

生態としては一生を川や池などの淡水域で過ごすのが特徴で、基本的には島国の沖縄と北海道には生息していません。それでも本州であればどこでも見つけられる個体です。

サワガニの寿命はなんと10年!

そんなサワガニは寿命がやたらと長いです。人によっては「淡水のカニなら長くても2年~3年くらいでしょ」と思うかもしれません……否!

少年たち憧れのサワガニはなんと10年も生きるのです。そのため、親御さんたちは子供が「サワガニを飼いたい」と言えば、ちゃんと育てられるかしっかり確認しておくべきです。

小学生が大人に!

10年という寿命は子供を大人にしてしまうほどの年月。小学校高学年の時に川で捕まえたサワガニを上手に飼えば、成人するくらいまでは生きるわけです。

ペットとして人気のある犬や猫と同レベルの寿命を持ち、ハムスターやセキセイインコなどの小動物よりも長く生きます。もし大切に育てるということなら、サワガニとともに大人になる覚悟が必要です!笑

食べると美味しいよ!

寿命が長いことで知られるサワガニは古くから日本各地に生息していたこともあり、実は食用として用いられることもあります。しかも美味しいと評判。

素揚げが最高!

サワガニは様々な食べ方があるのですが、中でも特に人気なのが素揚げです。そのまま揚げるだけで良いというシンプルな調理方法ということもあり、全国各地で素揚げが親しまれています。

パリッとした甲羅や手足が香ばしく、カニ本来の風味が口の中に広がります。生息域によっては水臭さが残る場合もありますが、素揚げは珍味やおつまみにも最適ですね。

佃煮も有名

和食の皿の彩りや酒肴にされることも多く、佃煮にするのも美味しいです。まろやかな甘味のある味付けにすることで、サワガニの香ばしさと相性抜群。

こちらもお酒のパートナーとして用いられることが多く、お酒好きの間ではコアな人気を誇っています。

しっかり火を通す必要あり

サワガニは食用のものが販売されていることも多いですが、危険な寄生虫の中間宿主となっています。そのため、食べる際には良く火を通さなくてはなりません。くれぐれも生で食べないように。生で食べると肺気腫や気胸を引き起こす可能性があります。

入手方法

サワガニは北海道と沖縄意外なら、水の綺麗な淡水域に行けば見つけることができます。近場の川や池で見つかることが多いです。

綺麗めの水辺の浅瀬

サワガニは比較的簡単に見つかります。特に生息域としては綺麗な水辺ですね。それも浅瀬に出ていることが多いため、肉眼でもすぐに確認することができます。

石など持ち上げてみる

近くにいない場合は石に隠れていることが多いので、浅瀬の大きな石を持ち上げてみてください。石と石の隙間に隠れているはずです。

見つけたら手で摑まえる

見つけたら手で掴まえましょう。ただ、サワガニと言えどハサミを持つカニなので掴む時には胴体を持つようにしてください。間接の可動域が届かない背中の甲羅部分を持つと安心です。

もしくはお腹と背中を持つようにすると簡単に掴まえられるので、ぜひサワガニを見つけた際には挑戦してみてください。

手が無理なら釣る

ハサミが大きい個体は挟まれることもあるので、そんな時には釣るというのもあり。ザリガニ釣りと同じ要領でもいけます。なんでも食べるので、スルメイカなどを細くして釣り上げるというのも面白いです。

飼い方

サワガニは水の管理さえしっかりしておけば、とても長く生きてくれる生き物です。ここからは飼い方を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

環境が大切

サワガニにとって何が一番大切なのかと言えば環境です。住む環境さえ整えて上げれば、6年~7年は普通に生きますし、最長だと10年前後生きることもあります。

水槽に陸地も作る

水槽で飼う場合は陸地を作ってあげてください。サワガニは太陽に当たることで体調管理や脱皮を行う他、常に水の中にいるわけではないので陸地があると安心です。ただ、あまりにも陸地を高くしすぎると脱走してしまうこともあるので、水辺から少し高いくらいで十分です。

水替えは頻繁に

水の管理がとても重要なので、最低でも2日~3日に一度は水を替えるようにしてください。基本的には流れる川など常に水が綺麗なところに棲息するため、数日に一度は必ず水を交換しましょう。

適温を保つ

サワガニは体温調節が苦手な生き物です。あまりにも暑くなると体温調節できずに死んでしまうこともあります。低水温の環境が必要となるため、常に冷たい水を保ってください。

エサは何でも食べる

エサはミミズでもキャベツでもなんでも良いです。雑食なので基本はなんでも食べてくれます。それこそ金魚のエサでも食べます。できる限りは栄養が偏らないようにバランスの良い食事を与えてください。

餌のあげすぎは厳禁

ちなみにエサはそこまで必要ありません。実際に餌をあげすぎると水が汚れやすくなります。気づかずに放置していると糞なども相まって環境がすぐに悪くなります。

水が臭くなってから交換する人がいますが、その状態までなってしまうと住み心地最悪なので、水が汚れない程度の食事で十分です。

共食い注意!

サワガニは縄張り意識も強い生き物なので、一度にたくさんの個体を同時に飼うのは危険です。それこそ2匹以上いるだけでも激しい戦いを繰り広げてしまいます。

最悪の場合は共食いしてしまいます。悲惨な状況とならないためにも、たくさん飼いたいなら飼育環境を別々にしましょう。

脱皮後は弱い

サワガニは度々脱皮するのですが、脱皮後はとても弱いです。甲殻類特有の強度が保てなくなるため、人間が指で触るだけでも変形してしまうことがあります。脱皮後は身体が硬くなるまで、最適な環境の中で育ててあげることが必要です。

まとめ

サワガニは日本の本州であればどこでも見られるカニです。サワガニを捕まえて育てるという子供も少なくありません。ただ、寿命は10年と長いので、そこは覚悟が必要です。

それでも育てたいということなら飼育環境をしっかり整えて上げましょう。もちろん難しいことはないので、ペット感覚で飼ってみてはいかがでしょうか?

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