最強の酒のつまみ「梅水晶」とは?この珍味を家でも作れる?

梅の水晶

最近テレビなどで話題になっている、「梅水晶」というおつまみをご存知ですか?

耳慣れない名前ですが、正に“珍味”の名が相応しい日本酒や焼酎に合うおつまみなんです。梅水晶について、その材料や詳しい作り方を解説します!

珍味「梅水晶」とは?

これが梅水晶

梅水晶は軟骨を加熱して千切りにしたものに、梅肉と調味料を加えて和えたもの。加熱された軟骨が半透明で水晶に似ていることから、「梅水晶」と名付けられたそうです

水晶のような軟骨が梅肉でうっすらとピンク色に染まった鮮やかな見た目に相応しい、なんだか素敵な名前ですよね!

梅水晶の材料って?

梅水晶の材料って?

梅水晶の材料になっている軟骨は、なんとサメの軟骨!現在ではとても希少な、サメの軟骨と梅肉を合わせたちょっと高級な珍味なんです。

サメの軟骨は特有のコリコリとした食感が魅力的で、梅肉の爽やかな酸味と相性抜群!居酒屋さんで箸休めとして提供されることが多いメニューですが、「全然箸が休まらない!」と多くの人を魅了しているんです。

梅水晶の発祥は気仙沼

気仙沼のある宮城県

梅水晶の発祥は、サメが獲れる宮城県の気仙沼。三陸沖を漁場とする漁船の主な水揚げ港のひとつである気仙沼では、昔からよくサメが網にかかってしまい暴れて人が噛まれるなど厄介者扱いされていました。

そんなサメをなんとか食用にしようと発案されたのが、梅水晶だったんです。

入手困難なサメ軟骨の代用は?

サメの漁場・気仙沼で生まれた梅水晶。ですが、最近では東日本大震災の影響でサメの漁獲量も減ってしまいました。

貴重で高級なサメは手に入らないけれど、お家で梅水晶が作りたい!そんな時におすすめなサメ軟骨の代用品をご紹介します。

ヤゲン軟骨の梅水晶

軟骨のイラスト

一番スタンダードなのが、焼き鳥などでもお馴染みの鶏のヤゲン軟骨を用いた梅水晶のレシピ。ヤゲン軟骨とは鶏の胸骨の先にあるY字型の部位です。スーパーやお肉屋さんなどでも手に入れやすい食材です。

レシピも簡単。たっぷりのお湯で塩ゆでにしたヤゲン軟骨をざるに上げ、細かく千切りにしたものに梅肉と味の素を加えるだけで完成!軟骨についている鶏の身は取り除いてもOKですが、少々残っていても味が出ます。

サメ軟骨が少し手に入ったら、ミックスして作るのも良いですね。

ミミガ―の梅水晶

豚のイラスト

沖縄では一般的な食材である豚の耳(ミミガー)を使った梅水晶。こちらも軟骨に負けず劣らずのコリコリ食感でおすすめです。

市販のミミガーを細かく刻んだら、梅肉としょうがのみじん切り、塩昆布と大さじ1程度の酢を加えて混ぜます。数時間~一晩程度寝かせるとさらに味が馴染んで美味!ミミガーで作る場合は梅の量を多めにするのがポイント。独特のクセを消すことができます。

クラゲの梅水晶

クラゲのイラスト

コリコリ食感では負けてないクラゲを使った梅水晶のレシピもおすすめ。

市販のクラゲは塩漬け加工がされているので、まず塩抜きをしておくことがポイント。塩抜きしたクラゲを1㎝程度の長さに切ったら、梅肉と大葉、かつお節、和風だし、砂糖、みりんを加えて味を調えましょう。

やや柔らかめながら十分な食べ応えです!

【まとめ】謎の珍味「梅水晶」の正体とは!?

おいしそうな梅水晶

最近人気の珍味・梅水晶。代用品を使えば自宅でも作れるって知ってましたか?食べたことがある人は、あの味が恋しくなったらぜひお家でも作ってみてくださいね。梅水晶未体験の人もぜひ一度食べてみてくださいね!

あわせて読みたい雑学記事

【うなぎ豆知識】うな丼とうな重の違いは器だけ!土用の丑の日にうなぎを食べるのはなんで?!
寿司屋でお茶を「あがり」という理由は?寿司屋で使われる隠語は江戸時代の背景が関係していた
「タコス」と「トルティーヤ」の違いは、日本の「すし」と「白米」のような関係!?

関連記事(外部サイト)

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事