交通機関の名前にもなった「ゆりかもめ」ってどんな鳥?夏と冬ではまるで別鳥

2019.11.7


ゆりかもめは交通機関の名前にもなるなど広く知られているものですが、そもそもどんな生き物なのか知らない人もいますよね。

そこで、ここではゆりかもめがどんな鳥なのかについて紹介します。名前の由来や夏と冬の姿の違いなどについても紹介するので、特に東京都民はチェックしておきましょう!笑



ゆりかもめとは?


真っ白でマシュマロみたいな身体を持つ可愛い鳥、それがゆりかもめです。しかし、この鳥に関しては普段見ることは見るのですが、あまり知らないという人も多いのではないでしょうか?

生息域


ゆりかもめは日本では冬鳥として知られ、北海道から南西諸島まで幅広く渡来することで知られています。ただ、あまりにも寒い厳寒期や厳冬期には姿を見せません。

世界ではヨーロッパで多く見られる生き物であり、イギリスやアイスランドなどの島国の他、ロシアの北部などで繁殖を行ってから南部に渡るのが特徴となっています。

移動する範囲が広い鳥なので、生息域もアフリカや東南アジアにまで広がっており、地域を移動して越冬することでも知られています。稀にアメリカに渡る個体もいるなど、その生息域はかなり広大ですね!

生態


体長は平均して約40cmほどあり、翼を開くと全長は約90cm近くになるなど、鳥としてはなかなか大きいです。大移動をメインとする鳥なので、体力をつけるためにも脂肪を蓄えやすい身体をしています。

主に生態は海岸や湖沼、川などに生息しており、大規模な群れを作って生活することが多いです。食事は魚類や甲殻類を食べる他、オキアミなどの小型のエサも食べ、カモメの仲間としては珍しい雑食という特性を持っています。

昆虫や植物の種を食べることもあるなど、実はかなりの大食漢という一面を持っていることも!




都民の鳥


ゆりかもめは東京都民であれば、一度は聞いたことがあると思います。都鳥と呼ばれることもあり、日本でも東京の交通機関にゆりかもめという名前が付けられています。

別名「都鳥」


ゆりかもめは別名として都鳥と呼ばれています。

ミヤコドリを指しているとも考えられていたのですが、平安時代初期に歌われた伊勢物語に登場する鳥の特徴に当てはめると、ゆりかもめが最も近いと言われています。そのため、都鳥はゆりかもめを指す言葉として用いられることが多いです。

都民の鳥なので新交通の愛称に


ゆりかもめは東京臨海新交通臨海線の愛称としても使われており、東京都民にとっては親しみのある生き物です。都民の鳥ということもあって、東京の海岸ではゆりかもめを見られる機会も多いです。

ゆりかもめの名前の由来


ゆりかもめの名前の由来は何なのでしょうか?

語源はユリの花のように美しいからという説が有力ですが、花の形状が似ていないのでユリは当て字の可能性が大きいと言われています。

もしくはイリエカモメが転じたとする説もあります。ただ、こちらも海や川を飛ぶゆりかもめからすると入江は考えにくいことから、違う説が有力だと考えられているのです。

可能性が高いのは「のち」「あと」を意味するユリという言葉。平安京の後ろの山間から飛んできたことが由来しているという説が最も信憑性があります。

冬と夏の姿がまるで別の鳥


ゆりかもめは白いイメージがありますが、実は夏と冬でその姿が大きく変わります。日本では冬のゆりかもめを見ているため、夏の姿とはまた一風変わっているのです。

冬と夏では大きな特徴の違いがあるので、ここからはその違いについて写真を参考に見ていきましょう。全然印象が違うので、驚く人もいるかもしれません。

夏には頭部が真っ黒に!


ゆりかもめは夏になると頭が真っ黒になります。身体全体が真っ黒ならカラスにも近い見た目と言えますが、奇妙なのは頭だけが真っ黒になるということですね。

日本で見られることはまずないと思いますが、海外ではむしろ頭が真っ黒なゆりかもめが一般的な国もあります。

カラスなども日本だと真っ黒ですが、海外ではグレーやネイビーっぽい色合いの個体がいたりする他、首が白い個体もいます。そう考えると、地域によって姿が違うというのも普通のことなのかもしれませんね!

日本で見られるのは冬の姿


日本で見られるゆりかもめのほとんどは冬の姿です。頭が真っ白でマシュマロのような身体を持っていることから、愛くるしい姿についつい目が奪われるという人もいるかもしれません。

ゆりかもめと言えば頭が真っ白な個体がメジャーなので、日本でもほとんどが真っ白のゆりかもめをイメージすると思います。ただ、これは冬の装いに近いですね。

どちらが不正解ということではなく、ゆりかもめにとっては頭が黒いのも白いのも正解。ゆりかもめだけではなく、同じ種類なのに見た目が違う動物はたくさんいるので、そういう違いを楽しんでみるのもまた面白いかもしれませんね。

まとめ


ゆりかもめは東京都民にとってはもちろん、日本全国の人たちに愛されている鳥ですよね。ただ、ふわふわしていて可愛いとは思うものの、どういう鳥なのか知らない人も意外と多かったはずです。

東京の象徴的な鳥でもあるので、特に東京に住んでいる人はゆりかもめのことをもっともっと知ってあげてください!笑

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