「コーラル」という色を聞くことはあるけどなかなか想像できませんよね。でも、実は普段目にしているものの中にもコーラルが含まれていることもあったりします。
そこで今回はコーラルの色とはどういう色なのかをご紹介するので、気になる方は読み進めてみてください。実は誰もが一度は目にしたことがあるあの色ですよ!
目次
コーラル色
コーラル色は名前こそそこまで聞き慣れていないですが、実は生活の中でも目にすることの多い色です。ここからはそんなコーラルの色についてご紹介します。
色として使われることが多い
日本では青は空、緑は森など、色自体が何かを意味することが多かったりします。しかし、コーラルはコーラルという色そのものとして使われることが多いです。そのため、コーラルがどのような色なのかというのを説明するのは難しいです。
1つ言えることがあるとすれば、珊瑚が由来している色だということ。その他にも色として使われることが多いので、もしかしたら今この記事を読んでいるその空間にもあるかもしれません!
どんな色?
コーラルは、主に珊瑚色を表現する時に使う色となっています。珊瑚はカラフルで海の中で千変万化するものなのですが、代表的な珊瑚はコーラル色として認識されていることが多いですね。
どんな色か言葉で説明すれば、わずかに黄が混ざったような明るい赤とでも言いましょうか。なかなかイメージがつきにくいですが、個人的にはキューピー人形の色に近い気がします。つまり、人によっては肌の色に近いと感じる人もいると思います。
オレンジとピンクの中間
コーラルという色で言えば、オレンジやピンクの中間に近いとも言えます。これは一度目にした方が早いので、下記実際に出力してみた文字色を見てみていただけるとわかりやすいです。
出力すると
こちらがオレンジ系のコーラル
こちらがピンク系のコーラル。
どちらも色の系統としては似ているが微妙に違いますよね。オレンジに近いものとピンクに近いものがあるので、コーラルはどちらに近いかで印象もまた変わってきます。
珊瑚=コーラル
海外では「珊瑚=コーラル」という印象があります。それはコーラルという言葉自体が珊瑚を意味するためです。
珊瑚の英語
珊瑚を英語に翻訳するとコーラルになります。日本では色としての認識でコーラルを使っていますが、海外でコーラルと言えば珊瑚そのものを意味してしまうのです。
よくコスメなどではコーラル色が強めの発色なんていうアイテムもありますよね。でも、英語にすると珊瑚そのものという意味があるので、海外でコーラルという言葉を使う際には注意しましょう。
宝石の珊瑚にも使う
コーラルという言葉は装飾品として重宝されている宝石の珊瑚などにも使われます。
珊瑚は石じゃないのに宝石?
珊瑚は石ではありません。厳密には海の生き物であり、その分類としてはクラゲやイソギンチャクの仲間だと言われています。つまりは石ではなく生き物なのです。
しかし、珊瑚は石ではないのに宝石として扱われており、パワーストーンとして重宝されているものもあります。それらには 恋愛運向上などの効果があるものも。
コーラル自体が宝石のような扱いをされていることもあって、その立ち位置は他の生き物とはまた違ったものとなっています。
コーラルレインは珊瑚の雨
コーラルレインという言葉を耳にしたことがある人は、かの名作ドラクエの呪文として聞いたことがあるのではないでしょうか。珊瑚の雨という美しい響きのこの呪文は、ドラクエ7などに登場した呪文です。
沖縄の珊瑚は持ち帰り厳禁!?
近年、沖縄本島はもちろん宮古島や石垣島などを訪れる観光客は増加傾向にあり、日本人だけではなく外国人も訪れています。しかし、観光客の増加によって問題視されているのが、珊瑚を無断で持ち帰ってしまうということです。
珊瑚はその海の生態系の一部であり、生きている珊瑚を持ち帰るのは重罪です。しかし、たとえ死滅している珊瑚であっても持ち帰ることは厳禁。そこは理解しておく必要があります。
海中の珊瑚はもちろん海岸の珊瑚の死骸も
珊瑚は国有の財産です。近年は中国の密漁問題が深刻となっているので、よく耳にする人もいるかもしれません。しかし、密漁のような大々的な問題だけではなく、観光客が持ち帰るなど小規模な問題も山積みとなっているのです。
わからずに持ち帰ろうとした場合は海に戻すことを条件に許してもらえることもあるのですが、場合によっては密漁と同レベルの罪に問われてしまうことがあります。罰金や懲役の可能性も0%ではありません!
法律で規定
珊瑚は海の環境を守る生物の1つと考えられており、海中のバランスを整える重要な要素の1つです。そのため、法律で採取禁止とされていることもあり、持ち帰ることはできません。
それが子供だったとしても、大人が言い聞かせてあげることが必要です。ただ、養殖の珊瑚であれば購入できるので、どうしても珊瑚をお土産にしたいなら養殖されたものにしましょう。
まとめ
コーラルは珊瑚を意味する言葉でありながら、日本では色そのものを意味することもあります。そんなコーラルは普段から目にしている色なのですが、実際にどんな色なのかと聞かれたら迷ってしまいますよね。そこはもし「コーラルって何色?」と聞かれたら、珊瑚の色だと答えるようにしましょう。