
ケーキ屋さんの前などで「22日はショートケーキの日」と書かれたポスターやポップを見たことはありますか?
ケーキ屋さんによってはショートケーキの割引も行っているので絶対行く日!と決めているケーキ好きな方も中にはいらっしゃると思います。
では、なぜ22日とされているのでしょうか?実はそこには、なるほど!と思いつつもなんとも愛らしい理由がありました。
目次
ショートケーキの日とは
ケーキの定番であるショートケーキは、他のケーキにはない一種の記念日が毎月あります。
どこかの協会が認定したというわけでもないのですが、多くのケーキ屋で22日はショートケーキの日を謳い販売を行っています。
毎月22日がショートケーキの日になる理由
なぜ22日がショートケーキの日とされているのか、その理由はカレンダーを見れば分かります。カレンダーは何月でもいいので、日めくりではなく1週間区切りで改行されているタイプのカレンダーをご覧ください。
そのカレンダーには、22日の一週間前は何日になっているでしょうか?
そう、15日ですね。
22日の上には必ず15日があります。必ず15(いちご)日があります!
上にいちごが乗っているのがショートケーキです。そのため22日はショートケーキの日とされています。
語呂合わせで付けられる記念日は多くありますが、他の日に語呂合わせをして記念日を持ってくるというのは他にないパターンですよね。
なるほど!と思わせると同時に「上にいちごがのってる~」と気付いてショートケーキの日を考案した人がいると思うと、なんとなく微笑ましく思えます。
いくつかあるいちごに関する記念日
ショートケーキに乗っているいちごに関する記念日はいくつかあり、1月15日は「いちごの日」、1月25日・2月25日・3月25日の3回が「とちぎのいちごの日」とされています。
いちごは1月から3月が流通のピークとなることもあって、記念日は共にその時期になっています。
いちごの日
「いちごの日」は、全国いちご消費拡大協議会という組織が制定した記念日です。「いい(1)いちご(15)」の語呂合わせからこの日が選ばれました。
とちぎのいちごの日
いちごの生産量日本一を誇り、「とちおとめ」などのブランド品種を持つ栃木県がその美味しさを知ってもらうのを目的とした記念日です。
25日と聞くと一見いちごに無関係のように見えますが、「と(10)ちぎのいちご(15)」の語呂合わせから10+15で25日が選ばれたそうです。
ショートケーキとは
日本では定番のケーキとなっているショートケーキですが、洋菓子の本場フランスをはじめ海外では決して主流なスタイルでは無く、日本独自のケーキともいわれています。
諸説あるショートの語源
ショートケーキという名前の由来は、はっきりしていません。
一説にはショートケーキの原型となったアメリカのショートケーキがビスケットのようなサクサクした食感だった、その事からその食感をあらわす「short」と付けられたといわれています。
他には、スポンジ生地を作る際に植物由来の食用油脂「ショートニング」を使っていることに由来するともいわれいます。さらに短時間で作れるケーキもしくは日持ちしないの意味を込めて「ショートケーキ」と呼ばれるようになったともされています。
ショートケーキ、外国ではレイヤーケーキ
ショートケーキはスポンジの間に生クリームを塗りフルーツを挟むためいくつかの層になっていますよね。
この層ができるタイプのケーキのことを英語圏では「レイヤーケーキ(Layer cake)」と呼ばれています。
日本生まれのショートケーキ
ショートケーキを考案したのはペコちゃんでおなじみの不二家とも宮内庁御用達だったコロンバンともいわれています。
明確な日本式ショートケーキの発明者は分かっていませんが、アメリカでショートケーキと呼ばれていた、ビスケットのようにサクサクした生地に生クリームを挟んで作るケーキを日本人向けにアレンジ、これが現在のショートケーキの始まりとなっています。
まとめ
毎月あるショートケーキの日、この日は週毎のカレンダーで見ると前の週が15日なことから、いちごがのっているというなんとも珍しくもかわいらしい語呂合わせで付けられています。
年に1度といわず12回ある記念日ですので、1年に一度くらいショートケーキをお腹いっぱい食べる、そんなショートケーキの日があってもいいかもしれません。