蝶の数え方は匹や羽ではなく「頭」が正式!?いったいなぜ?

みなさんは蝶を数える時、どのように数えますか?

「そんなの一匹二匹に決まってるじゃん」「一羽二羽でも良いよね」なんて声が聞こえてきそうですが、もちろんその数え方でも通じるので問題はありません。

しかし、蝶は"一頭二頭"と数えるのが正式だと言われています。そこで今回は、なぜそのような数え方になったのかなどを解説したいと思います!

子供たちに蝶を一匹二匹や一羽二羽と教えている人は、一頭二頭で教えてあげるのが正しいと理解しておきましょう。

蝶の数え方

蝶の数え方は羽や匹という単位を使っても問題はありません。そもそもそれらの数え方が定着しているので、その他の単位を使っていると笑われてしまうこともあるかもしれませんね。

ただ、学術論文などではまた違った数え方となってくるので、そこは正しい知識として知っておくと良いと思います。

普段は羽や匹

蝶は一般的に、一羽二羽や一匹二匹と数えます。日本人のほとんどはその数え方で定着しているので、むしろこれが正式な数え方と言っても良いかもしれません。

ほとんどの場合はそれで通じるので、文章でも会話でも羽や匹を使っていることがほとんどです。

学術論文などでは頭!

羽や匹で数える蝶が、学術論文などでは「頭」で数えるのが一般的となっています。

動物のように一頭二頭と数えるわけですね。しかし、なぜそのような数え方になったのでしょうか?

なぜ蝶の単位が頭なのか?

なぜ蝶を数えるのに頭を使うのかというと様々な説があります。そのため、ここからはわかりやすくするためにいくつかの説に細分化してご紹介します。

英語の「head」直訳説

この説が一番有力だと言われています。これはもともと英語などで家畜を数える際に使う「ヘッド(head)=頭」をそのまま用いたため、『頭』で数えるようになったとする説です。

特に西洋の動物園では、動物たちに交じり、蝶を展示しているところが多かったそうです。動物園の動物たちは「ヘッド(head)=頭」を用いて数える為、同じ動物園にいる生き物として蝶も頭で数えるようになったそうです。

また、動物園の蝶は研究対象として昆虫学者の研究や観察も盛んに行われたことから、学術論文などで頭として発表されるようになったです。

それが日本語に訳された際にそのまま伝わったようです。国会図書館の回答によれば、明治時代に日本語に誤訳されたまま学術用語として使われるようになったそうです。

標本は頭部が重要だから説

その他、標本に関する説もあります。蝶は標本などに用いられる際、頭部が切断されていないことが重要だったため、蝶は昆虫でありながらも一頭二頭と数えるようになったという説が広まりました。

頭部が落ちているものなどは標本として使えなかったことから、頭を残しておくという意味でも頭という単位を使うようになったと考えられています。

狩猟の一種だったから説

他にも狩猟に関する説があります。これはもともと昆虫採集も狩猟の一種だと考えられ、中でも蝶は狩猟の標的として狩られることが多かった為、獲物を動物と同じように数えたとする説です。

ただ、この説で言えば他の昆虫も頭と数えなくてはならなくなるので、信憑性は低いかもしれません。

意外と知らない蝶の雑学

数え方も知らなかったけれど、実は蝶は他にも意外と知られていないことが多いんですよね。余談になりますが、ここからは蝶に関する意外な雑学もご紹介します。

蝶と蛾を分ける定義はない

蝶と蛾というのは分けて考えている人も多いですよね。どちらかというと蝶は美しく、蛾は汚いというイメージを持つ人もいます。しかし、実際に蝶と蛾を分ける定義はありません。生物学上はどちらも同じチヨウ目に属する昆虫です。

蝶の味覚は足にある

蝶は触覚を持っていて口もあるため、そこに味覚が詰まっていると考えている人もいます。しかし、その味覚は実は足にあります。つまり足で食べ物の味を判断することができるわけです。

超速い蝶がいる

セセリチョウは時速60㎞という驚愕の速度で飛ぶことが出来ます。一般的な蝶は時速10km前後が限界なので、実に約6倍ものスピードで飛び回ることができるのです。そのスピードは馬と同等かそれ以上と言われることもあります。

超飛ぶ蝶もいる

オオカバマダラは渡り鳥のように大陸や大海を渡る蝶として知られています。移動距離3,500㎞で、高度3,000mという仰天の距離と高さを飛ぶことができる蝶です。

空気の流れに乗ることで体力消費を抑えて高度の上昇や下降を行いながら、海や大陸を飛び越えると思うと、あまりの果てしなさに気が遠くなりそうですね。中には飛行機やパラグライダーのパイロットが目撃することもあるほどなのだとか!

まとめ

蝶の数え方は一匹二匹や一羽二羽が一般的で、絵本や小説などでもそう表現しているものが多いです。しかし、学術論文になると一頭二頭で数えるのが一般的となります。

普段の文章や会話では羽や匹でも十分に通じるので問題ないですが、雑学として「蝶は頭で数えるのが正しいんだぜ」と知っておけば、友達にも自慢できるかもしれません。

どちらが間違いということもなくどちらも正しいので、ぜひウンチクとして知っておきましょう。

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