新潟県は何地方なの?中部、北陸、それとも関東?県民でも意見が分かれる不思議な県

日本ある47都道府県は、関東地方や東北地方のようにそれぞれのまとまった地域ごとに○○地方と分類、細分化されています。
しかし、その中でも何地方に区分するのが最適なのか分かりにくいのが、「新潟県」なのではないでしょうか!?

そこでここでは、新潟県が何地方に属するのか解説していきたいと思います。
中部なのか、北陸なのか、関東なのか・・・、何地方に属するのでしょうか?

新潟県

 

新潟市を県庁所在地の新潟県は、日本海に面し、山形県、福島県、群馬県、長野県、富山県、の5つの県と隣接しています。

豪雪地域やお米の栽培が有名で、都道府県の中でも比較的イメージが湧きやすい県ですよね。ただ、そんな新潟県は"地方"で言うとはっきりとしない不思議な地域でもあるんです。

新潟県に関しては、以下7つの地方に組み込まれることがあります。


1.中部地方 
2.北陸地方 
3.甲信越地方 
4.信越地方 
5.北信越地方 
6.上信越地方 
7.広域関東圏

 

「新潟県は何地方?」と聞かれたら、上記のいずれかの地方を答えればすべて正解になる、ということになります。

大きく分けると中部地方だが・・・

 

北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州沖縄のいわゆる八地方区分では、新潟県は中部地方に含まれます。
しかし、新潟県・富山県・石川県・福井県・山梨県・長野県・岐阜県・静岡県・愛知県とされる中部地方を地図で見ると、新潟県だけ飛び出していることから全体としてのまとまりはありません。

関東に分類されることも

新潟県にある柏崎刈羽原発は、東京電力の管轄です。
このことからも分かるように、新潟県は関東圏との関わりが深く、関東地方に分類されることもしばしばあるようです。

特に関東との繋がりを意識するのが、NHKの天気予報です。
天気予報では、関東地方、山梨県、長野県、新潟県をまとめて「関東甲信越」と分類しています。

したがって新潟県は、"関東甲信越圏内"の都道府県と解釈するのが良いのかもしれませんね。

東北に分類されることも

その一方で、新潟県に供給している電力会社は、東北電力の管轄です。
こちらでは新潟県を東北に区分していますね。
そのため、新潟県は東北圏内だという意見も多数存在します。

そしてまた、北海道東北地方知事会などに新潟県が含まれており、かつて会津藩だった地域もあることから"東北地方"だと考える人も多いです。

日本の国土形成計画法でも、新潟県を東北地方だとしています。

細かい区分は?

 

より細かい区分で見てみると、新潟県は北陸地方でもあり、北信越でもあり、信越や甲信越、上信越地方でもあると言えます。

北陸地方

気象予報区では、新潟県は北陸地方だとされています。
富山県・石川県・福井県の北陸三県に新潟県を加えた形になります。

北信越地方

スポーツの大会などでは、新潟県を北信越地方に分類していることが多いですね。
この北信越地方というのは、富山県・石川県・福井県の北陸三県に長野県と新潟県を加えた地方分類です。

学生のスポーツの大会で、県大会の上の大会は新潟では北信越大会になることが多いようです。
そのため、スポーツ競技に参加する人の中には、新潟県を北信越地方だと認識している人も多いみたいですよ。

信越地方・甲信越地方

その他にも、新潟県は長野県と合わせた信越地方だという意見や、さらに山梨県を加えた甲信越地方だという意見もあります。

正式には決められない

 

結論を言ってしまうと、新潟県がどの地方に含まれるのかは正式に決められているわけではありません。
そのため、これまで紹介した地方区分すべてが正しいと言えます。

逆に言うと、周辺地域の都合に合わせて中部地方にされることもあれば、北陸地方に加えられることもあるし、甲信越として関東地方に組み込まれる形を取ることもあるという事になります。

まとめ

新潟県がどこの地方に属するのか、それは明確に定められてはいません。
それもあってか、中部地方・北陸地方・甲信越地方・信越地方・北信越地方などとされることがあります。

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