Z世代とはどんな世代の人たち?世代をあらわす言葉を一挙紹介

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「Z世代」という言葉をご存じでしょうか?

時代の流れを読み取って世代を区分けした中で、ある世代をあらわしているのが「Z世代」です。

他にも「X世代」「Y世代」などがあり、世代により育った時代背景が違うことから、人々の習性や特徴が違うことも分かっています。

元々は企業がそれぞれの世代による消費傾向を分析し、マーケティングの手がかりとして生まれた世代区分です。

今回は、Z世代に生まれた人々の特徴と併せて、X世代、Y世代の特徴も解説いたします。

Z世代とは

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企業によるマーケティング対象として注目を浴びている「Z世代」。この世代は、「ポスト・ミレニアル世代」とも呼ばれます。

Z世代にあたる人たち

Z世代は、1995年〜2008年の間に生まれた世代のことを指します。

Z世代の名前の由来

Z世代の「Z」の由来は、1960年~1974年生まれの世代が「ジェネレーションX(X世代)」と呼ばれたことから来ています。

そのまま順番に「Y世代」「Z世代」と世代の名前が付けられました。

Z世代にあるといわれる特徴

時代背景が違うため、それぞれの世代によって人々の特徴が変わります。Z世代には次のような特徴があるといわれています。

デジタルネイティブ

子どもの頃からインターネットに囲まれているため、当たり前のようにパソコンやスマートフォンで情報収集を行う世代です。

多角的に様々な情報と触れ合うことで独自の感性や考えが培われ、無駄なことはしない傾向があるとされています。

一方、オンラインで音楽などを簡単に手に入るようになった時代で過ごして来たことから、デジタルコンテンツを大量消費する傾向があると考えられています。

SNSでコミュニケーションを取る

SNSが発達している時代を過ごしているZ世代にとって、SNSでのコミュニケーションは当たり前の場所であると共に、社交場として一つの世界を形成している傾向にあります。

プライバシー保護の意識が高い

SNSを使用することが当然とされることから、SNSの問題性や悪影響について敏感なところがあり、個人情報の漏えいやプライバシー保護の意識が高い世代とされています。

人種や性別に対する偏見が薄い

インターネットを活用して交流することも多いので、人間の多様性を自然に受け入れており、平等性の意識が高いとされています。

自分と違うという理由だけで人を判断しない傾向があるといわれています。

社会問題への意識が高い

幼い頃から9.11、リーマンショック、東日本大震災などを経験したこと、そして世界中の事件や出来事にインターネットを介して容易に触れ合えることから、社会問題や社会課題に対しての高い意識を持っているとされています。

それ以外の世代をあらわす言葉

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Z世代の他にも、「X世代」「Y世代」と呼ばれる世代があります。

国により世代の基準が多少異なりますが、ここでは日本で広くいわれている基準を解説いたします。

X世代

X世代は1960年~1974年生まれの世代を指しており、団塊世代の子どもであることから「団塊世代ジュニア」とも呼ばれます。

バブル経済の崩壊を経験しているため、社会に対して過度な期待をしない傾向があるといわれています。

また、生まれた時からテレビが大流行しており、テレビ中心の生活を送ってきた人が多いのも特徴です。

<X世代にあるとされる特徴>
・個人主義の傾向が強い
・効率性を求める
・欲しい物は買う
・仕事と私生活のバランスを重視する
・行動力がある
・音楽に関心がある

Y世代

1975年~1990年代前半に生まれたY世代は、就職氷河期を経験したことから「氷河期世代」とも呼ばれています。

不安定な経済環境の中で過ごしているため、安定志向が強い傾向があります。しかし、購買行動に活気がある世代でもあり、企業はY世代に関するマーケティングに力を入れています。

幼少期から青年期にインターネットが普及されたため、使いこなしている人も多く、デジタルネイティブ最初の世代です。

<Y世代にあるとされる特徴>
・個人主義である
・協調性が低い傾向がある
・個性と自分らしさを重要視している
・性格に保守的な一面がある
・リーダーシップが強い
・常識に捉われない

ミレニアル世代との違い

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ミレニアル世代という表現から、2000年前後に生まれた世代のことだと間違われやすいのですが、本来は2000年〜2009年に成人・社会人になった世代のことを指しています。

ミレニアム世代はY世代が相当する

1980年代序盤〜1990年中盤までに生まれた世代であり、Y世代とほぼ同じ意味と特徴を持っています。

Z世代が「ポスト・ミレニアル世代」といわれる意味は、ミレニアル世代の後に来る世代だからです。

Z世代とミレニアル世代は、どちらとも「デジタルネイティブ世代」といわれていますが、違いがあります。

ミレニアル世代は、デジタルが進化する中でさらにインターネットを広めていったデジタルの先駆者。

それに対してZ世代は、インターネットもSNSもすでに当たり前になっている世の中に生まれたため、根っからのデジタルネイティブです。

正しいのはミレニアル世代?

ちなみに、ミレニアル世代とミレニアム世代はどちらも同じことを指しています。

ミレニアル(Millennial)とは英語で「千年の」という意味です。

ミレニアム(Millennium)は「千年間」という意味ですので、文法上正しいのはミレニアル世代になります。

まとめ

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X世代、Y世代、Z世代、それぞれに特徴があって面白いですよね。

世代間の違いやジェネレーションギャップなどといいますが、生まれた時代背景が違うということは、これだけ人の内面や行動にも影響を与えるものなのだということが分かりました。

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