ちまきといえばお餅?それともおこわ?地域で中身が変わるのはなぜ? | FUNDO ちまきといえばお餅?それともおこわ?地域で中身が変わるのはなぜ? – FUNDO

ちまきといえばお餅?それともおこわ?地域で中身が変わるのはなぜ?

2020.7.14


みなさんは「ちまき」と聞いて、どのようなものを想像しますか?

おおよそではあるものの、西の人はお餅を想像し、東の人はおこわを想像しませんか?

実はちまきは地域によって中身が異なります。そこで、今回はなぜ地域で中身が変わるのかについてご紹介します。

西ではお餅で、東はおこわ?


「ちまき」は、もち米やうるち米、米粉などで作ったお餅、もしくはお米を三角形にして笹の葉で包み、い草などで縛った食べ物です。

通常は蒸したり茹でたりして食べるもので、もともと日本では茅の葉で包んでいたことから「茅巻き(ちまき)」と呼ばれているそうです。

そして、ちまきは西と東で中に入れるものが変わるため、日本の中でも地域によって全然違ったものだったりします。

愛知県以西はお餅


愛知県以西のちまきは、お餅となっています。

それも白くて甘いお団子が入っているものが多く、どちらかというとお菓子感覚に近い食べ物と言えるかもしれませんね。

西では特にお餅のちまきが親しまれており、家庭料理の1つとしても定着しています。

長野県・静岡県以東はおこわ


長野県・静岡県以東のちまきは、おこわとなっています。

いわゆる”中華ちまき”と呼ばれるもので、もち米と具材を一緒に蒸したものが多いです。こちらはどちらかというとご飯に近い食べ物だと言えますね。

東ではお餅があまり定着しておらず、おこわの方が一般的となっています。



ちまきの起源は中国


ちまきはもともと日本にあったのかというとそうではなく、その原型は中国から伝来したものだといわれています。

ここからはどうやって日本に伝来してきたのかについてご紹介します。

日本に伝来


端午の節句にちまきを食べるのは、もともと中国で供物を捧げていた行事が由来しています。

2000年以上も昔、5月5日に中国の有名な詩人が国を憂いながら身を投げて亡くなったそうです。

その死を弔い、中国では毎年5月5日に竹筒に米を入れて川に投げ入れて供養を行うようになったといわれています。これが「ちまき」の始まりだそうです。

そして、それが奈良時代に端午の節句の風習の1つとして日本に伝来したそうです。

当時、近畿地方に都があったこともあり、都の周辺では端午の節句にちまきを食べるという風習が定着していきました。

伝来した当初のちまきは、もち米を葉で包み、灰汁で煮込むことで防腐性を高めた保存食でした。

そして葉の中身が変化し、徐々に中身が甘い団子に変わっていったそうです。

その一方で、端午の節句にちまきを食す風習があまり定着しなかった東日本や北日本では、端午の節句には柏餅を食べるのが主流となっていったそうです。

鹿児島は灰汁巻

出典:Wikipedia(©Harachang)

鹿児島県で「ちまき」と言えば、白い団子でもおこわでもなく、茶色くて甘い「灰汁巻」というものが主流なのだそうです。

灰汁巻とは文字通り、灰汁に漬け込んだもち米を竹の皮などで包み、さらに灰汁で炊いたものを指します。

これは伝来してきた当初のちまきの製法に近く、恐らく鹿児島県ではちまきの中身があまり変化することなく伝えられてきたのでしょう。

通常は砂糖醤油や黒砂糖、きなこと一緒に食べるもので、全国的に知られているちまきとはまた別の食べ物だと言えます。

東西で差がある風習や食べ物


ちまきだけではなく、実は東西によって差がある風習や食べ物が多々あります。ここからは、東西の風習や食べ物について少しだけご紹介します。

恵方巻


恵方巻は、節分の日に恵方(その年の福徳を司る神がいる方角)を向いて無言で巻き寿司を食べる文化ですね。

その起源には諸説あるのですが、どれも大阪や京都など近畿地方が発祥とされています。

平成以前には、東日本ではほとんど知られていない文化でした。

これを小僧寿しチェーンが全国展開、さらにセブン-イレブンが「恵方巻」を売り出したことで、一気に全国的ブームとなりました。

ちくわぶの存在


ちくわぶは小麦粉をこねて茹でた食べ物で、東は当たり前ですが、西ではほとんど食べません。

東日本の方にとってはおでんの定番の具でありますが、西日本では名前は知ってるけど食べたことないという人が多数いるそうです。

中にはちくわの別称だと思っている人もいるようですよ。

歌舞伎揚げ?ぼんち揚げ?


醤油味の揚げた煎餅と言えば、みなさんは何と答えますか?

東日本では「歌舞伎揚げ」と答える人が多く、西日本では「ぼんち揚げ」と答える人が多くなっています。

これは、それぞれの製造元の天乃屋(歌舞伎揚げ)と、ぼんち株式会社(ぼんち揚げ)の拠点がそれぞれ東京と大阪にあったこと。

また、どちらも販売開始が1960年と同じだったため、両拠点の周りから浸透したのだと思われます。

ちなみにどちらも似ていますが、東で親しまれている歌舞伎揚げは、家紋が刻まれているデザインが特徴です。

そして西で愛されているぼんち揚げは、かつおだしや昆布だしが効いた味わいが特徴です。

両者はよく比べられていますが、デザインも味も違うものとなっています。

まとめ


「ちまき」は東西でお餅なのか、おこわなのかの違いがあります。

日本は地域によって風習や食べ物が違うことも多く、ちまきの他にも恵方巻やちくわぶ、歌舞伎揚げ・ぼんち揚げなどがあります。

それぞれ東西で文化も違ってくるため、ぜひ他の地域との違いについても知っておきましょう。

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出典:Wikipedia(©︎Harachang)
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