まるでモヒカン!立派な羽冠の「ヤマセミ」は体もデカい!

ヤマセミは立派な羽冠を持つ動物で、その姿はまるでモヒカンのハードロッカーのようです!

このヤマセミ、カワセミの一種なのですが、カワセミに比べると非常に大きいのが特徴です。
その大きさは全長40cm近くとハトほどの大きさがあり、カワセミの仲間の中では最大種になるんだとか。

ここでは、そんなヤマセミの特徴はもちろん、生態などについても詳しくご紹介します!

カワセミの仲間で最も大きい「ヤマセミ」

ヤマセミはブッポウソウ目カワセミ科に分類される動物です。
ここではヤマセミの大きさや生息している場所などについてご紹介します。

ヤマセミの大きさ

ヤマセミは体長約40cm、翼を広げた時の幅である翼開長は70cmほどあります。
その大きさはカワセミの仲間の中でも最大種とされます。
カワセミが体長16cm~20cmほどだとされるので、2倍近くあるという事になります。

ハトに匹敵するサイズになりますので、小鳥というイメージのあるカワセミとはだいぶ印象が変わるようです。

名前の由来は生息場所にあり

ヤマセミはアジアの広く分布しており、世界では中国からアフガニスタンまでの範囲に生息しています。
日本では北海道から九州までにかけてその姿を見ることができます。

ヒマラヤ山脈やインドシナ半島などにも分布していることから、厳しい環境などにも適用できることが分かっています。

山地の渓流沿い周辺を住処にしていることが多いです。
カワセミが河口部や下流域、渓流に生息するのに対し、上流部や山地の水辺に生息することから、山に生息するカワセミの意味で「ヤマセミ」と名付けられました。

ヤマセミの姿と別名

カワセミと違い大柄という点や分布域や生息場所について解説しましたので、次はその姿と姿に関する別名について解説します。

白と黒のモノトーンカラーのヤマセミ

ヤマセミの最大の特徴は、頭にある大きな羽冠です。
モヒカンのように逆立った羽毛となっており、その姿が目を引きます。

背や翼、そして胸から顎にかけては白黒の細かいまだら模様になっています。
それに対し、腹部は真っ白となっています。

翡翠に例えられるカワセミや、全身が炎のように赤いアカショウビンといったカワセミの仲間の中ではシックな色合いとなっていますs。

別名は「カノコショウビン」

ヤマセミには「カノコショウビン」という別名があります。
これは前述でまだら模様と表現した全身の姿を、「鹿の子模様」と表現したのが由来となっています。

ちなみにショウビンとはカワセミの別称の事です。
漢字表記では「鹿子翡翠」となります。

ヤマセミとカワセミの違い

カワセミの仲間であるヤマセミですが、姿や大きさだけでなく生息場所にも違いがあります。
そこでここでは、両者を比較しながら違いを見てみましょう。

大きさの違い

前述のとおりヤマセミの方がカワセミに比べて大きく、個体によっては倍近い差があります。

カワセミは大きくとも全長20cmとされ、スズメなどより少し大きい程度です
対してヤマセミは40cm以上にもなり、その大きさは街中で見かけるドバトと同程度の大きさがあります。

色の違い

ヤマセミとカワセミは色合いも大きく異なります。

ヤマセミは白黒のモノクロ、つまりモノトーン調となっています。
それに比べカワセミは「清流の宝石」や「青い宝石」などと呼ばれる極彩色の見た目となっています。
その漢字表記は宝石の「翡翠」と同じものとなっています。

生息地の違い

ヤマセミは主にアフガニスタン以東のアジア圏に生息している鳥です。
一方、カワセミはアジアだけではなく、東南ヨーロッパや北アフリカなどにも広く分布している動物です。

また、ヤマセミの方がカワセミに比べると、より上流に生息しているとされています。

まとめ

ヤマセミはカワセミの仲間に分類されていますが、その見た目は白黒モノトーンとカワセミとかなり違ってきます。
カラフルではない代わりと言ってはなんですが、ヤマセミにはモヒカンのような立派な羽冠があります。
また、他のカワセミの仲間に比べると大柄という特徴もあります。

関連記事(外部サイト)

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事