「今のこの子のまま大人にしてほしい」お絵かき教室で周りとは違う私を肯定してくれた先生の話

子どもの頃、「何を考えてるかわからない子」とよく言われていたという漫画家の月本千景(@chikatsuki)さん。

そんな月本千景さんを肯定してくれた幼稚園の先生の話を描いた漫画が話題になっています。

幼稚園お絵かき教室で先生が・・・

月本千景さんがTwitterに再掲された漫画がこちら。


 



幼稚園の放課後に開かれていたお絵かき教室で、画用紙を真っ黒に塗りつぶし始めた月本千景さん。そこで「描くのを止めるべきか・・・」と不安になった先生でしたが、もう少し様子を見てみることに。

すると月本千景さんは画用紙を黒で塗り終わると、表面を削り、そこに色をつけて夜空に浮かぶ花火の絵を完成させたのでした。それを見て「今のこの子のまま大人にしてほしい」と、月本千景さんのお母さんに伝えた先生。

私たち大人は固定概念から外れたことを目にした時、”間違い”だと決めつけがちですよね。しかし、先生は不安に思いつつも月本千景さんが周りの子たちと違う事を頭ごなしに良くないと決めつけたり正そうとせず、月本千景さんの個性や可能性だと気付いて”大人の価値観に合わせて変わる必要はない”と肯定してくれたのです。

ACのCM「黒い絵」

このエピソードは22年も前の事で月本千景さんご自身は記憶にないようですが、月本千景さんのお母さんがACの「黒い絵」というCMの内容に似ていると何年か前に教えてくれたそうです。

ACの「黒い絵」というCMでは、月本千景さんと同じように一人の男の子がお絵かきの時間に画用紙を真っ黒に塗りつぶすのです。カラフルな色を使って動物などを描くのが”普通”だと思う大人たちは、その男の子の行動を見て不安に。

しかし、最後の最後で実は男の子が何十枚もの画用紙を使って巨大なクジラの絵を描いていたことが分かり、大人の価値観や判断で子どもの自由な発想や想像力を奪ってはいけないことに気付かされます。

とっても素敵な先生

もしもあの時、月本千景さんの先生が頭から「真っ黒に塗りつぶしてはダメ」「もっとカラフルな絵を描きなさい」などと指導していたら、月本千景さんは絵を描くことが嫌いになり、現在のように漫画家としてご活躍されていなかったかもしれません。

見守り、気付き、肯定してくれた先生、とっても素敵ですよね。また、画用紙を真っ黒に塗りつぶしてから花火を描いた月本千景さんの発想も素敵です!

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出典:Twitter(@chikatsuki)

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