0時と24時、同じ針を指していても、意味合いが異なるかもしれないので要注意!

時計で12時ちょうどのことを、「0時」もしくは「24時」と表現しますよね。
この0時と24時、一見すると同じような意味として解釈できますが、実は状況によっては大きく時間が変わってきます。

そこでここでは、0時と24時の違いについてご紹介します。
同じ針を指しているとしても、あらわす時間が違うこともあるので注意が必要かもしれませんよ!

0時と24時の違い

 

早速本題ですが、0時と24時の違いについて見ていきましょう!

0時スタートと24時スタートだと日付が違うかも?

0時と24時ではそれぞれの時間が指すタイミングが違います。

0時は1日の始まりを意味するのに対して、24時は1日の終わりや日が改まってすぐの時間を指すのが一般的です。

ではなぜそのような0時と24時という概念が生まれたのかというと、これはどちらも昼の12時と区別するためだったとされています。
昼も夜もすべて12時と表現してしまうと、文面だけではいつのことを指しているのかわかりにくいですよね。

そのため、日付の解釈をよりわかりやすくするために、0時と24時という言葉が使われるようになりました。

デジタル時計に24時は無い

ここまで、0時と24時の違いを説明していますが、一つこの違いを気にしなくていいものがあります。
それがデジタル時計です。
なぜなら、デジタル時計には0時はあっても24時はないからです。
デジタル表記だと「23:59:59」の次は「00:00:00」となります。

システマチックに一日のはじまりは「00:00:00」となっているからこそですね。

0時と24時を使う際の注意点

 

0時と24時と使う場合は注意しておきたいこともあります。
以下、それぞれの注意点を簡単にまとめてみました。

0時の注意点

0時は昼夜どちらなのかわかりにくいため、注意が必要です。
0時表記だけだと24時間制で夜の0時か、12時間制だと夜の0時だけでなく、昼の0時もあります。

そのため、24時間制のつもりでも、AM(午前)0時表記したりして伝える方が親切です。

ちなみにPM(午後)0時表記というのはあまり使われません。
この時刻は、正午や12時と言われることの方が多いのではないでしょうか。

24時の注意点

24時は日付がどちらなのかわかりにくい点に注意が必要です。
例えば、12月1日24時と書かれた場合は昼の0時と間違えることはありませんが、12月1日になった瞬間のことなのか、日付けが変わった12月2日のことなのか判断が難しいですよね。
そのため、これらの場合は12月1日24時(2日0時)といった並列表記をした方が親切とされています。

時間に関する豆知識

 

ここからは余談となるのですが、時間に関する豆知識もご紹介します。

AMとPMの意味は?

時計で欠かせないのがAM表記とPM表記ですよね。
これらはそれぞれAMが午前、PMが午後を表しています。

AMは「Ante Meridiem」の略で、PMは「Post Meridiem」の略です。
それぞれラテン語からきており、「Ante」が英語で言うところの「Before」を、「Post」が「After」を意味しています。

なお、日本では午前午後の混乱を回避するために同じ「7時」でも「19時」と表記する24時間制で表記することが多いですね。
一方、海外では午前午後両方「7時」を用いる12時間制の表記が多いのですが、それに付随してAMやPMを用いることが多いとされています。

「00:00」という表記は世界共通ではない

時刻を「00:00」と「:(コロン)」を用いて表記することもあると思いますが、この表記はどの国でも通用するわけではありません。
国によっては「.(ピリオド)」やが使われていることも。

例えば、イギリスでは「7.00 AM」のようにピリオドを利用した時刻の表記がされます。

「未明」とは何時の事?

時刻を表す表現として、「未明」という言葉を用いることもありますよね。
でも、具体的にこの未明とは何時を指しているのでしょうか?

この未明とは、午前0時~3時頃を意味します。
辞書的な意味では3時~日の出までとされているそうです。
近年では夜の遅い時間全体を指す際にも用いられますね。

この未明という表現は、気象庁や報道局などによってそれぞれ表現が違うため、具体的な数字というよりも夜の遅い時間という意味で解釈するとわかりやすいです。

「丑三つ時」とは現代の何時?

「草木も眠る丑三つ時」という、幽霊や妖が出るとされる時間があります。
この丑三つ時とは古い時刻のこと。
現在の午前2時~2時半頃が該当します。

古くは鬼というのは丑寅の方角、つまり北東から姿をあらわすと考えられていました。
そして、時刻もまた方角と同じ干支で数えられていました。
すると、ちょうど午前2時~2時半頃が丑と寅の間にある丑三つ時にあたるというわけです。

まとめ

時刻表記のひとつに「0時」と「24時」という同じ時刻を指す言葉があります。
しかし、厳密にいうと0時と24時では表すタイミングが異なります。
0時が1日の始まりを指すのに対し、24時は1日の終わりとなります。

そして、0時と24時は表す日付なども変わってきます。
深夜番組を見る際などには注意して、見逃さないように気を付けてくださいね!

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