「鶴は千年」と言いますが、実際寿命は長いのか?鳥の中にはもっと長寿な種が!

「鶴は千年亀は万年」そんな言葉がありますよね。
鶴の他にも長寿の鳥がいるらしいので、詳しく調べてみると一度は見たことがある鳥が意外にも長寿でした!

鶴とは

鶴は草原や湿地で生活をしています。
植物食の雑食のため、生息地と理にかなった食生活を送っていますが、季節や地域で微妙に食べるものが変わるそうです。
食べる時には長いくちばしを使い一気に小魚などを捕食します。

鶴の夫婦は仲良しだと言われ、一度完成されたペアは生涯解消されないと言われています。
そして植物を使い巣を作り産卵し、数年間同じ場所で産卵します。
2つの卵を48時間の間隔で産むとされていますが、1つだけの産卵や3つ卵を産む例が確認されています。

鶴は千年亀は万年

 

一度は耳にした経験があると思うこの言葉。縁起が良い時などに使われております。
ですが、実際は千年も生きません。

ではどのようにして生まれた言葉なのでしょうか。

中国から由来

「鶴は千年、亀は万年」という言葉は、中国からきたとされています。
中国の伝説には「仙人」が多く登場し、その仙人は不老不死の力を得ているとされます。

仙人は空中を移動する際に鶴に乗り、水中を移動する際には亀に乗っていたと言われており、不老不死の仙人のしもべだったことから、鶴と亀は長寿の縁起物だと考えられてきました。
中国の事典に「鶴歳千歳、亀歳三千歳」とあり、語呂の良さから「鶴は千年、亀は万年」に変化したそうです。

鶴の寿命

 

では、実際に鶴の寿命はどれくらいなのでしょうか?

長くても50年から80年程度

50年でも他の動物と比べると十分長生きしています。
動物園で飼育されている場合は、50年から80年程で、野生であれば30年程と比較的短いです。

ですが、最高で何歳まで生きたのかは確認されておりません。
どのくらい生きたのかが分からないのは少しだけ残念ですね。

鶴より長寿な鳥

野生環境で約30年程生きると言われている鶴ですが、鶴を超える程長寿な鳥はいるのでしょうか?
実は、鳥類は長寿が多いです。
鶴も長生きしますが、大型の鳥はもっと長生きします。

特に長生きな鳥

以外に長寿な鳥類なのですが、中でも長生きだと言われる種類についてご紹介します。
皆さんが良く知っている鳥が実は結構な長寿なんですよ!

ダチョウ

 

鳥類では最も大きな鳥で、体高は約2.5mあります。
このダチョウの寿命は、約40年から60年ほどと言われています。

生命力が高く、傷がすぐに治るなど、長生きする上で必要な能力が携わっているのが伺えます。

フクロウなどの猛禽類

 

大きな瞳が可愛らしいフクロウの寿命ですが、大型のフクロウは40年程だと言われています。
ペットとして飼育されている方もいる中、上手に育てて60年程生きたフクロウもいると言われています。

ダチョウと同様に体が丈夫なので、長生き出来る素質があると言えます。

フクロウも含まれる猛禽類は大型の鳥が多く、寿命も長くなっています。
小型のフクロウでは20年位、大きな種のオオワシなどになってくると寿命は50年以上と言われています。

オウム

 

実はオウムも長寿を誇る鳥類です。
どの種類も比較的長生きで、理由は解明されていませんが、「あまり飛ばないから」だと言われています。

クッキーと名付けられたクルマサカオウムが、アメリカの動物園で飼育されていました。
このオウムは、人が飼育する環境での平均寿命の40年から60年を大きく超え、83歳までと非常に長生きしたことでギネスに認定されています。

まとめ

鶴は千年も生きませんが、長寿の鳥であることは確かです。
その他にも大型の鳥を含め、ペットとして人気があり馴染みのあるフクロウからオウムも鶴と同じく長寿を誇るとされていますよ!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事