ワニの寿命を知っていますか?100年以上生きるって本当?

世界最強の顎の力を持つと言われ、一度噛んだ獲物は離さず、自分の体を回転させて肉を食いちぎる様は、「狂暴」そのものです。
少し前にSNSで話題になった漫画の主人公にもなっていたワニですが、実は長寿であると言われています。

ワニとは

ワニは爬虫類の中でも最も大きく、肉食性であり、陸でも水中でも生活しています。
熱帯から亜熱帯にかけ23種が分布していて、淡水域と一部の海域に生息していますが、水場から遠くへは離れません。

食べ物は魚類や哺乳類、甲殻類など捕食対象は豊富です。
実は石も食べるってご存知ですか?胃の中で肉の消化を補助する為と、水中で体重を調整するために食べるんだそうです。
食べた石は消化器官である砂嚢(さのう)に蓄えられるそうです。

基本は動かないでエネルギーの消耗を抑えていて、一度満腹になると数カ月の食事の必要がない、こういった理由ワニが生存してきたともいわれています。

体も大きく、大型だと1トンを超える個体もあり、陸では鈍足だと思いがちですが、短距離であれば人よりも速く走れたり、身体能力も低くはありません。

3科が存在

顎の強さに加え、身体能力にも恵まれているワニですが、全て正鰐亜目に属し、現生ではアリゲーター科、クロコダイル科、ガビアル科の3科に分けられる場合が多いです。
中でもガビアル科は、インドガビアルの一種のみで構成しています。

単に「ガビアル」とも呼ばれるインドガビアルは口元が細長く、細く鋭い歯を持ち、ワニの中で最も歯の本数が多いです。

しかしガビアルは、クロコダイルと近縁であるため、クロコダイル科に含まれる説もあります。

因みに、クロコダイルとアリゲーターはよく聞く名前ですが、見分け方をご存知でしょうか?

いくつか見分ける方法はあるのですが、口の特徴が違います。

口が細長く尖っているのがクロコダイル
出典:Wikipedia(@Tomás Castelazo)
口が丸みを帯びているのがアリゲーターです
出典:Wikipedia(@J. Patrick Fischer)
他に、歩くとわかりやすく、クロコダイルは体を持ち上げて歩きますが、アリゲーターはお腹を擦りながら歩きます。

気になる方はこちらの記事も参考にどうぞ
ワニは英語で「アリゲーター」「クロコダイル」だけど2種類の違いは?

気になるワニの寿命は?

ではなぜ長寿だと言われているのでしょうか?
実は平均寿命30年から50年程のアリゲーターのミシシッピワニは、飼育下でも野生でも70年生きた例が確認されています。
中でもクロコダイルのイリエワニは、平均寿命70年とミシシッピワニよりも長寿な上、100年を超えるとも言われています。

しかしその寿命についてははっきり分かってはおらず、謎が多いそうです。

なぜ謎が多い?

ワニは基本的に寿命が長く、人間よりも長生きな場合も多いため、正確な年齢を把握するのが困難でなかなかはっきりとした年齢が分かる例が少ないというのが実情のようです。
近年では研究も進み、大体の平均寿命等はわかるようになってきましたが、まだまだ振れ幅が大きく、わからない部分も多いようです。

推定130歳のワニの葬式

2019年、インドで130歳と見られるイリエワニの葬式が営まれました。
村では「ガンガラム」と呼ばれ長い間親しまれてきたイリエワニは、他のワニとは違い村人を傷つけず、誰にも攻撃をしなかったと言います。
寿命で最期を迎えたガンガラムの葬式には、約500人が集まる規模の大きい葬式だったそうです。


地元では有名なワニで、推定130歳だと言われているそうなのですが、こちらは真偽は

ワニは生きている間成長し続ける?

ワニは生涯成長し続けると言われていますが、本当なのでしょうか?
実は近年の研究でその説は否定されています。

体が大きいワニが高齢であるのは間違いないのですが、ワニの長期調査では老衰の前に成長が止まっている例がほとんどなので、長生きしているほど大きいわけではないのです。
しかし個体差はあるため、成熟後も成長を続けているワニもいます。

まとめ

寿命は長いものの、まだまだ謎が多く、これからの研究で新しい事実が明らかになりそうなワニでした。
一つでも多くの謎が解明されてほしいですね!

関連キーワード

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事