【じき】「時期」と「時季」と「時機」の違いは何?英語で見ると分かりやすい!

「じき」と読む語句として、「時期」と「時季」、「時期」がありますが、いずれも時間に関する言葉となります。
そのため、それぞれに明確な違いがありますが、混合されてしまう事があります。

そこでここでは、「じき」と読む同音異義語「時期」「時季」「時期」の違いについて解説します。
これらの違いは、英語で表現するとわかりやすかったりしますよ!

「時期」とは

 

まずは「時期」の意味と英語表現、そして使用例を見ていきましょう。

「時期」の意味

時期とは、物事を行うための時なにかしら一定の期間のことを指します。
ある程度の猶予を持って「区切られた時」をあらわす際に用いる語句となっています。

「時期」の英語表現

時期の英語表現は「タイム(time)」となります。
英文中では、ある行動をするのに必要な時間や、対象に対して割ける時間という意味で用いることができます。

「時期」の使用例

時期には以下のように使う事があります。

・4月に入り入学時期がやってきた
・祭りの時期
・今は時期が悪い
・時期尚早
・公開時期

「入学時期」や「祭りの時期」というのは、どこか特定の日を指すわけではありません。
2週間や1月といったある程度バッファを持って用いられる言葉です。

時期は、「その時」という表現でも用いられます。
「今は時期が悪い」は、今はその時ではないと言い換えることができますよね。

例外的な用い方として、季節の意味合いで使われることもあります。
これが他の「じき」と混合されがちな原因かもしれません。

「時季」とは

 

次に「時季」の意味と英語表現、使用例について見ていきましょう。

「時季」の意味

時季とは、季節のことを指す言葉です。
特に、あることが盛んに行われる季節あることをするのに相応しい季節のことを意味します。

また季節の特徴が現れる時を指して用いられる事もあります。
四季折々の季節ならではの様子を強調したい場合に使用します。

「時季」の英語表現

時季は、季節をあらわす言葉という事もあり、英語表現する際は「シーズン(season)」となります。

「時季」の使用例

時季の使用例は以下の通りです。

1.行楽の時季
2.時季の野菜
3.時季外れの台風

いずれも「季節」と言い換えることができますね。

「時機」とは

 

最後に「時機」の意味と英語表現、使用例を見ていきましょう。

「時機」の意味

時機とは、あることを行うのにちょうど良い機会のことです。
特にあることを行うのに最適な時を指します。

他の「じき」同様、時間が主軸ですが、時機の場合は趣きが異なります。
時機は一定の期間ではなく、絶好の機会のような瞬間を表現する際に用いられます。

「時機」の英語表現

時機を英語で表現すると「チャンス(chance)」となります。
何かをするのにベストなタイミング、機会として使います。

つまり、時機は好機とも言い換えられる言葉なのです。

「時機」の使用例

時機には以下のようなも使い方ができます。

1.時機を見て話す
2.時機を待つ
3.時機を逃す
4.絶好の時機
5.時機到来

これらの使用例からっもわかるように、絶好の機会を指して「時機」が用いられています。
ところが、中には「時期」と差し替えても問題ないこともあります。
そのため、使い分けが曖昧になってしまうこともあります。
混合してしまいそうなときは「好機」などの言葉と置き換えてみるとわかりやすいですよ。

まとめ

「時期」と「時季」に「時機」、これらはいずれも時間にまつわる言葉です。
しかし、意味や英語表現はそれぞれ異なります。

使い分けとしては以下のように考えるとわかりやすいです。

・時期:時間や期間(タイム)
・時季:季節(シーズン)
・時機:機会(チャンス)

特に英語に置き換えて考えるとわかりやすいかもしれませんね。

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