時間管理術「ポモドーロ・テクニック」、この名前の「ポモドーロ」とはどういう意味?

時間管理術の1つである「ポモドーロ・テクニック」。
仕事などの作業時間の中に小刻みにインターバルを挟むことで、集中力を切らさず、目標達成する方法とされています。

このポモドーロ・テクニックの「ポモドーロ」は、発案者に所縁ある物から付けられたのだとか。
ここでは、「ボモロード」なにか、そして「ポモドーロ・テクニック」とはどのような時間管理法なのかを見ていきましょう。

「ポモドーロ」とは

 

まずは、ポモドーロ・テクニックの「ポモドーロ」とはどのようなものなのかを見ていきましょう。

「ポモドーロ」はトマトの事!

ポモドーロは、トマトを意味するイタリア語のことです。
もしくはトマトを使ったソースのことを指したりします。
状況によってはパスタ料理のことを意味したりもします。

なお、この言葉には「黄金のリンゴ」という意味もあります。

パスタソースにおける「ポモドーロ」

料理としてのポモドーロは、パスタにトマトソースを絡めたものを言います。

特にスパゲッティ・アル・ポモドーロなど料理を指すことが多いです。
ニンニクやバジルの葉などの食材と共に煮詰めたトマトソースを、スパゲッティに絡めると、スパゲッティ・アル・ポモドーロとなります。
最後にすりおろしたパルミジャーノ・レッジャーノチーズをかけることも多いです。

また、ソースとしてのポモドーロは、イタリア料理における基本的なトマトソースの1つでもあります。
例えば、ポモドーロに唐辛子を加えればアラビアータになります。
魚介類を加えればペスカトーレになります。
アサリを加えればボンゴレロッソになるわけです。
このようにポモドーロはパスタソースのベースとしても重宝されています。

「ポモドーロ・テクニック」とは

 

「ポモドーロ・テクニック」は、時間管理術の1つです。
ここからは時間管理術のポモドーロ・テクニックについてご紹介します。

「ポモドーロ・テクニック」の概略

ポモドーロ・テクニックとは、作業に集中するために考案された時間管理術です。
イタリア人の起業家「フランチェスコ・シリロ」が、1980年代に考案しました。

この時間管理術では、小刻みに休憩を入れていきます。
一般的に、25分の作業をしたら5分の休息を挟みます。
この1セットを「1ポモドーロ」と呼びます。
そして4ボロモード、つまり2時間経ったら30分の休憩に入ります。
これを繰り返すことで、時間を管理しながら集中力を維持して作業に取り組むというのがポモドーロ・テクニックとなります。

「ポモドーロ・テクニック」の名前の由来

では、なぜトマトを意味するポモドーロという名前が入っているのか。
これは、考案者のフランチェスコ・シリロが大学生時代にトマト型タイマーを使用していたことが由来となっています。

ポモドーロ・テクニックは、フランチェスコ・シリロが大学生の時に考案したテクニックです。
そこで、当時自身が使っていたトマト型タイマーを時間管理術の名前に当てがったのです。

「ポモドーロ・テクニック」のポイント

 

ここからはポモドーロ・テクニックのポイントをまとめます。
みなさんもぜひ活用して、効率的に仕事や勉強に取り掛かりたいと考えた際には試してみてください。

「ポモドーロ・テクニック」の手順

ポモドーロ・テクニックの手順は以下の通りです。

1.達成したい目標を選ぶ
2.タイマーで25分を設定する
3.タイマーが鳴るまで目標に集中する
4.タイマーが鳴ったら5分の休憩時間に入る
(作業時間と休憩時間で1ポモドーロ)
5.5分経ったら再び目標に集中する
6.4ポモドーロ繰り返したら30分ほどの長い休憩を取る
7.長い休憩を取ったら再び1ポモドーロ目に入る

作業に集中する時間と休憩時間にメリハリをつけて目標達成に向けていくのです。

中断したり、他の作業を挟んだらどうすればいいの?

作業中に電話などが入ってきて一時的に中断してしまう事もあると思います。
その際は作業に集中することを優先し、電話は取らず折り返すなどの対応をするというのがポモドーロ・テクニックでの考えです。
複数の作業を同時に行うと集中力を欠き、効率的では無くなるのであくまでも目標達成を優先させるというわけですね。

とはいえ、どうしても対応しないといけないものも出てくると思います。
その場合は、優先度を踏まえそちらを済ませるなどしてから、再び1ポモドーロ目から作業を始めます。

また、ポモドーロ・テクニックを用いても集中力が切れる場合もあります。
ポモドーロ・テクニックにおいて、途中で作業を中断することは「内的中断」と表現します。

この場合、目標設定が適切でない可能性があります。
そのため、もし集中が途切れる場合は適切な目標設定を再度行う必要があります。

内的中断の多くは、重要ではないことをやっていることが多いとされます。
どうでも良いことで中断してしまう場合は、目標自体を変えてみるのもいいかもしれません。

まとめ

ポモドーロ・テクニックは、時間管理術のひとつです。
名前のポモドーロとは、イタリア語でトマトのことを意味します。
これは、考案者がトマト型タイマーを使っていたことが関係しています。

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