【知ってた?】「喝を入れる」は誤表記だった!正しくは「活を入れる」!!

気合を入れるといいた意味で使われる「喝を入れる」。
しかし、この「喝を入れる」は誤表記で、正しくは「活を入れる」となります。

今回は「喝を入れる」と「活を入れる」について解説します。
また、類義語ともされる「檄を飛ばす」についてもご紹介します。

「活を入れる」とは

まずは「活を入れる」の表記や意味について見ていきましょう。

正しい表記は「活」

「かつを入れる」の「かつ」は、「活を入れる」となります。
ここでの「活」は、倒れたりして気絶してしまった人の意識を刺激を与えて取り戻すことを意味します。

「活を入れる」の意味

「活を入れる」は、前述の「活」の意味から、刺激を与えることで気絶した人の息を吹き返らせることをあらわします。
また、死なないようにする術をあらわすこともあります。

この様子から、刺激を与えて元気づけたり奮起させることも意味する言葉として用いられます。
気の抜けた人に対してビンタしたり水をかけたりする行為に対して使われる表現となります。

「喝」を入れるは間違い

「”かつ”を入れる」を「喝を入れる」と表記される事もありますが、これは誤表記となります。

「喝」とは

「喝」は、声がかすれるほどの大声を出すことを意味します。
特に大声で誰かを叱ることや脅すことなどを指します。
こと禅宗においては叱声自体の事とされます。

「活」は生きること、生きていることを意味する言葉です。
また、活発なことや生き生きしていることも指します。
他にも気絶した人に意識を取り戻させたり死なないようにしたりする術を表したりします。

なお「喝」は口が渇いて水を欲する様子を表しています。
つまりは口が渇くくらい怒鳴る様子から来ている言葉なのです。

この言葉に元気づけることや奮起させるといった意味は含まれません。

「喝」が使われるのはなぜ?

では、なぜ「喝」という言葉が用いられているのでしょうか。
これは「喝」が禅の修行で使われたことに関係しているとされます。

座禅では、集中できていない人に対して「喝!」と叱責を行います。
そこから、気合を入れるという意味合いで使われる場面も生じるようになったのだとか。

類義語は「檄を飛ばす」??

元気づけるという意味合いで使われる言葉に、「檄を飛ばす」もありますよね。
ここからは、この「檄を飛ばす」について解説します。

「檄を飛ばす」の本来の意味は異なる

「檄を飛ばす」は、自分の考えを周りに伝えて賛同してもらうことが本来の意味です。
しかし、近年では「発破をかける」「やる気を出させる」という表現として使われています。

現在では、本来の意味では無い意味合いでの使用の方が普及しているほどです。

「激」と混合して意味も変わった?

「檄を飛ばす」の「檄」は、自分の意見や主張を賛同を得るために書く文書「檄文」を指しています。
その「檄文を飛ばす」行為が「檄を飛ばす」の言葉の始まりです。

しかし、ある時から非常に姿の似た「激」という漢字に混合されるようになりました。
「激」は、「激励」などで励ましの言葉として使用されます。

それが「檄を飛ばす」も応援などの意味合いの言葉だと勘違いされるようになったのだとか。

字が似ているからという理由で、意味が混合された結果、「檄を飛ばす」は本来無い意味合いで用いられるようになったという事ですね。

まとめ

「”かつ”を入れる」の「かつ」は、「喝」とも「活」とも表記されます。
その際は、どちらも気合を入れるような意味で使われることが多いです。
しかし、本来の表記は「活を入れる」です。

「喝」は、叱ることや脅すことを意味する言葉なので、激励の意味合いにはなりません。

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