勢い盛んや元気な様子を意味する「意気軒昂」の「軒昂」ってなに?類義語や対義語は?

「意気軒昂」は、勢い盛んであったり元気な様子をあらわす言葉です。
活気があることをあらわすこともある四字熟語となります。

ではこの熟語の「軒昂」とは何を指すのでしょうか?
そこでここでは、「意気軒昂」という言葉について意味や類義語、対義語について見ていきます。

「意気軒昂」とは

まずは「意気軒昂」が、どのような言葉なのか見ていきましょう。
ここでは「意気軒昂」はもちろん「軒昂」がなにをあらわすのかもまとめます。

「意気軒昂」の意味

「意気軒昂」とは、意気込んで奮い立つ様子のことです。
元気な様子や勢力が盛んであることの他、威勢がいい様子をあらわします。

いずれの意味でも、気持ちが高ぶっていることが共通しています。

「軒昂」とはどんな意味の言葉?

「意気軒昂」の「意気」は、溢れ出る元気や気概をあらわしています。

そして「軒昂」とは、高く上がる気持ちのことです。
「軒」も「昂」も高く上がることを指す漢字となっています。

「意気軒高」と書いたら間違い?

「意気軒昂」は、「意気軒高」と表記されることもあります。
「高」もまた、「昂」と同様の意味合いがあります。
そのため、「意気軒高」と表記しても間違いではありません。

「意気軒昂」の類義語

「意気軒昂」にはどのような類義語があるのか見ていきましょう。
類義語としては「血気盛ん」や「気炎万丈」「意気揚々」「意気衝天」などがあげられます。

血気盛ん

「血気盛ん」とは、気力が満ちている様子を意味する言葉です。
活力がみなぎっていてギラギラしている様子をあらわします。

気持ちが高ぶっていることに加えて、夢中になっていたり必死になっていたりする様子を指します。

気炎万丈

「気炎万丈」とは、気炎が高く上がる様子を指す言葉です。
「気炎」とは燃え上がるように盛んな意気を、「万丈」はすさまじい長さをあらわしています。

つまり、燃えるような気持ちをどこまでも高ぶらせていることをあらわしているのです。

意気揚々

「意気揚々」とは、元気溌剌に物事を行う様子を意味しています。
気分がノリノリになっていることを指す際にも用いられます。

気持ちが高ぶっているだけでなく、そこに嬉しさや喜びなどの感情が含まれている表現となります。

意気衝天

「意気衝天」とは、意気込みが天を突くほどに盛んな様子をあらわす言葉です。
訓読して「意気天を衝く」とも言われる表現です。

「意気軒昂」の対義語

ここからは「意気軒昂」の対義語を見ていきましょう。
対義語としては、「垂頭喪気」や「意気消沈」「意気阻喪」などがあげられます。

垂頭喪気

「垂頭喪気」とは、しょげかえり、がっかりすることです。
元気をなくしてしょんぼりしているような様子を指します。

「垂頭」は頭を低くたれることを、「喪気」は元気がなくなることをあらわす言葉です。
訓読して「頭を垂れ気を喪う」と表現される事もあります。

意気消沈

「意気消沈」とは、元気がなくなってしまうことです。
「消沈」とは、文字通り消えて沈むことを指しているので、酷くしょげてしまっていることをあらわす表現となります。

意気阻喪

「意気阻喪」とは、意気込みや元気が挫け弱ってしまうことです。
「阻喪」とは、気持ちが折れて元気がなくなることを意味しています。

まとめ

「意気軒昂」は、勢い盛んなことや元気なことを指す言葉です。
「軒昂」とは高く上がる気持ちのことをあらわしています。
つまり、気持ちが高ぶっていることを指す表現なのです。
「意気軒高」と表記しても文字の意味に違いはありませんので、間違いとはなりません。

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