リンクスタート・・・する場所はなんと!

今回の先行体験会では、「VR空間展示会場」の展示エリアとなっている全5エリアを巡ることができました。
ヘッドセットを装着し専用VRアプリを起動して、いざ「リンクスタート」!

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
リンクスタートして、最初に入るエリアは『はじまりの街』。
他のエリアへの移動ができる他、物販情報などもここでは見ることもできます。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
当イベントでは、音声ナビゲーターとしての役割を担う『ユイ』も早速ここから登場し姿を見せてくれます。
原作同様宙に浮かんで愛らしい姿を披露してくれるほか、チュートリアルも行ってくれたり、他エリアでは展示品に関して詳しい説明もしてくれることもあります。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
また、前述の『剣士の碑』もこのエリアの中央付近にあります。
攻略達成すれば自分の名前が入りますので、キービジュアルと並ぶフォトスポットにできますよ!

そしてなんと、ここは無料エリア。
チケットを購入していない人でもこの街に来ることができます。
チケットの購入を悩んでいる方は、一度このエリアに来てから考えてみるというのも選択肢なのではないでしょうか。

ところでこの街、SAOのファンの皆様なら初めて見るはずなのに既視感があるのではないでしょうか。
そう、この街はその名前の通り、SAO本編で登場する浮遊城『アインクラッド』の第一階層にあたるあの『はじまりの街』をイメージして作成されたエリアなのです。
そう聞くと、SAO事件に巻き込まれそうな雰囲気があってなんだかゾクっとしますね。

また、中には実際にここに来たことがあるような・・・という方もいると思います。
実はこのエリア、前述の2020年に行われたVRイベント『ソードアート・オンライン Synthesis -The Period of Alicization Project-』で使用したVRChat版が元になっているとのころ。
そのため、来たことがあるという感想は間違いではありません。

このエリアに立つことで過去のイベントに思いを馳せる・・・なんて楽しみもいいかもしれませんね。

さて、ここまでは無料エリアであるはじまりの街について概略を説明してきましたが・・・『ボス攻略戦』エリア以外の残りの3つのエリアは有料エリア。
チケットを購入した人だけが見ることができる展示エリアです。
今回の先行体験会ではこの有料エリアも含めて全エリアを見て回ることができましたので、筆者がどのような体感を体験したかと併せてどのような展示があるのかをご紹介していきます。

有料エリア:鋼鉄城

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
はじまりの街から、転移石を用いて訪れることのできる有料エリアのひとつ『鋼鉄城』。
その名前からは、作品と結びつきませんが・・・、実はこのエリアは浮遊城『アインクラッド』をイメージして作成されたお城がコンセプトとなっています。

転移してくると、遠くに鋼鉄城を眺める展望台へ移動してきます。
アインクラッド瓜二つの姿をVRを使用して眺めるというのも、ファンとしてグッとくるものがあります。

しかし、展示エリアがあるのは城内。
ではどうやって移動するかというと、展望台から鋼鉄城へはジップラインを使用します!
VRコントローラーを使ってジップラインに捕まったら、鋼鉄城まで駆け抜けてください!!

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
ジップラインを使いホワイトアウトした先は・・・、鋼鉄城内の展示エリアとなっています。
4層ある城内には展示ボードがいくつもあり、ここは過去イベント『エクスクロニクル』の展示物をスケールアップした仮想空間となっています。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
この鋼鉄城内で見られるのは、『アインクラッド編』『フェアリィ・ダンス編』『ファントム・バレット編』『キャリバー編』『マザーズ・ロザリオ編』『ユイ編』『オーディナル・スケール編』の絵コンテ・設定資料・イメージボード・武器モデルといったアニメ資料が展示されています。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
さらに、4層中央には『インスタレーションエリア』というアニメ設定資料となる多数の画像が、天球状に360度投影されるエリアも。
ここでは一定時間ごとに画像が切り替わるようになっているので、どれだけ滞在していても資料を見切れないかもしれません。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
この鋼鉄城エリアでは、キリとの愛剣『エリュシデータ』『ダークリパルサー』やアスナの装備する『ランベントライト』といった各シリーズに登場する剣から、シノンの武器『ヘカート』といった銃器といった武器が展示されており、持つことができるのでぜひ構えたり振ってみてください。
中には、オーディナル・スケールに登場する『無銘剣』なども。

これら各エリアに展示されている武器は、エリアボス戦のエリアに持ち込めます。
しかし、それまでずっと持っていないと持ち込めないので、せっかくの作中武器を手放さないようにご注意してください!

移動と鑑賞のコツ

展示エリア内では、展示ボードの前の床に白い丸が浮かんでいます。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
ここにカーソルを合わせて移動していくと、展示ボードの正面に自動で立つことができるので位置ズレなどを気にすることなく存分にイラストや映像を鑑賞することができます。
この白い丸は、他のエリアでももちろんありますので、活用していきたい機能ですね。

階層移動について

前述のとおりこのエリアは全4階層。
階層があるという事は、階層移動が当然あります。
この階層移動の際は、手回しエレベーターやロープ、ボルタリングで登るという手段を取る必要があります。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
ところがこれ、なかなかコツが必要でした。
意外と距離が近くないとエレベーターを操作できなかったり、うまく掴めなかったり・・・。
思いのほか手こずりましたが、こういったギミックが施されているのがVRならではの面白いところですね。

有料エリア:研究施設

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
はじまりの街から、転移石を用いて訪れることのできる有料エリアのひとつ『研究施設』。
このエリアは、作中に登場する事業組織ラース(海洋研究開発機構)の有する『オーシャン・タートル』がイメージされています。

エリアに入ると、オフラインイベント『エクスクロニクル』にあった4面トンネルをVR会場用に再構築した映像トンネルが待っています。

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この映像トンネルを抜けると『アリシゼーション編』で重要なキーワードとなる『フラクトライト』を模した常に形を変える球状のモニュメントが展示されています。

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このエリアでは、『鋼鉄城』には存在しなかった『アリシゼーション編』のアニメ資料が展示されています。
ところでこの『研究施設』、その構成は少々特殊といえます。

なぜなら、過去イベント『エクスクロニクル』が開催された当時は『WoU編』がまだ放送される前。
そのため、『エクスクロニクル』ではここに展示されている『WoU編』の資料をはじめとした展示品は、当然一つも展示されていませんでした。
・・・ということはつまり、鋼鉄城が過去イベントのスケールアップだったのに対して、この『研究施設』にある展示物は全て新しい展示品という事になります!
作中では希望の無い事態も多かった『WoU編』に、ここにきてファンを高揚させる展開が待っていたのです!!

全て新規の展示物ということで、『WoU編』では他のエリアにはない特色の展示物もあります。
その代表が、複数用意された「撮影処理」映像があるという点があげられます。
撮影処理の前後の映像を見比べることができるので、元々迫力があった映像が映像処理をしたことでどんな迫真の映像になって放送されたか、その変化を確認することができます。

また、『アリシゼーション編』の展示品が集約がされているこのエリアでも、エリアボス戦に持ち込める武器がもちろん展示されています。
それが『青薔薇の剣』『金木犀の剣』『夜空の剣』です。

筆者は『青薔薇の剣』を構えましたが、振るうたびに舞う氷のエフェクトにはテンションが上がりました。

有料エリア:地下迷宮

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はじまりの街から、転移石を用いて訪れることのできる有料エリアのひとつ『地下迷宮』。
このエリアは、ダンジョンを思わせる迷路構造になっています。
入り組んだ構造になっていますので、移動に際しては「メニュー画面」から「ミニマップ」を開くようにしておきましょう。

エリアに入ると、ウェルカムボードが用意されており、そこから進むと各シリーズの場面写が展示されています。

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『アインクラッド編』までを場面写でキリトたちの物語を見ていくと、その先にあるのは『川原礫先生』コーナー。

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このイベント開催に際して行われた、原作者である川原礫先生へのロングインタビュー。
その中でキャラクターへの考察などファン必読の項目がまとめられています。

川原礫先生コーナーの奥にあるのが、3面モニターを使用した『ネガティブエリア』展示。
文字通り敵対キャラクターたちにより嫌になるようなシーンにフューチャーを当てた展示コーナーです。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
正直陰鬱となるこの展示コーナーですが、オンラインイベントであることを発揮したコーナーでもあります。
縦に3つ連なったモニターにネガティブなシーンが常時投影されているわけですが・・・、それぞれのモニターの前に立つと映像に合わせて音声が流れます。
オフラインのイベントでは、他のモニターの音に混ざってしまい聞き取りにくくなってしまうような仕組みですが、オンラインイベントならそんなことはありません。
目の前にあるモニターの映像に合わせた音声だけが聞こえますので、存分にネガティブさを味わう事ができます・・・。

なぜこんなコーナーをわざわざ・・・、と思わなくもないネガティブエリアを抜けると、その奥に設けられているのが『四面映像』のシアターがある空間です。

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過去イベント『エクスクロニクル』で最も反響の大きかった4面シアターをVR空間用に演出を加え再構築されたこの空間では、圧倒的な映像体験を味わうことができます。
映像が凄まじいのもそうですが、作中でも印象深いシーンがいくつもチョイスされているため、こんな短時間にこんなに流れてくると感情が処理できません・・・となってしまいます。

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あまり深く話すとネタバレになってしまい、皆さんの体験する感動の邪魔になってしまうと思いますので、ひとつだけ語らせていただけたらと思います。
それは、『アインクラッド編』のクライマックスとなるアニメ1期14話『世界の終焉』での一幕、キリトとアスナがゲームクリア後に茅場晶彦と対面するシーンの描写です。
黄金色の雲の上で会話をするあのシーンが四面映像の中でも出てくるのですが、その幻想さと儚さが目の前に迫ってきた時、筆者の心の中で弾けるものがありました。

その時に映し出される映像のイメージがこちら。

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まるで茅場晶彦とキリトたちが会話するシーンに、自分が4人目の人物として参加しているのではないかとも思えてしまうほど没入できるシーンとなっていました。

もちろん、映像の中では他も目にも感情にも迫るシーンはありました。
作中きっての名シーン・クライマックスシーンが集約されているこの四面映像は、美麗な映像と音楽できっとみなさんの心を震わせるでしょう。
どんな映像が映し出され、どんな音楽が映像を盛り上げるか、ファンに方には絶対体験してほしい、共感してほしいし、なんならみなさんと語り合いたい映像作品なことは間違いないです。

無料エリア:ボス攻略戦

はじまりの街と同じく、無料エリアとなっている『ボス攻略戦』。
ここでは、SAO原作ではアインクラッド第七十五層のボスだった『スカルリーパー』と戦うことができます。

とはいえ、エリア入るとすぐ戦闘というわけではありません。
戦闘準備を整えるための『武器庫』があります。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
ここでは、近接武器の剣・斧・槍と遠距離武器のハンドガンとスナイパーライフルが用意されています。
チケットを購入された方は、ぜひ他のエリアから展示武器を持ってきてから戦闘に参加しましょう!
攻撃力等は、この武器庫に置かれているものより高くなっているそうですよ!

武器の置いてある棚のそばには、試し切りの巻き藁と試し打ち用に的が用意されていますので、自分の手になじむものを選ぶとよいと思います。
ちなみに筆者は青薔薇の剣を途中で落とすというポカをやらかしたことにここまで気付いていなかったので、ハンドガンを両手持ちで参加しました。

ところで、この奥に待ち構えているボスというのは『スカルリーパー』。
アニメ1期を見ている方はご存じかと思いますが、アニメ1期では実質ラストを飾ったエリアボスです。

(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

  
そんな強敵に一人で戦っても勝てる自信なんて・・・と思うかもしれません。
そんな皆さんに朗報なのですが、このボス攻略戦では他のVR会場参加者(現在スカルリーパーと戦っているプレイヤーと武器庫にいるユーザーを除く)と共闘するための『招待ギミック』のコーナーが設けられています!
最大20人のプレーヤーが戦闘に加われますので、できるだけ戦力を整えてから戦いに挑みましょう!!

ちなみに筆者は、撃っては逃げるのヒットアンドアウェイ戦法を取っていましたが、ソロ参戦では常にスカルリーパーに追いかけられている状態だったこともありボロ負けしました・・・。
実際のSAO世界での参戦では無くて本当によかったです。

筆者はかなわなかったですが、勝利すると『剣士の碑部屋』に移動して、特別な演出を見られるという事なので、皆さんはぜひその演出を見てください!!

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