小説・アニメ等のメディアで展開され人気を博すソードアート・オンライン。
ファンの人たちにとっては作中で最も印象深い日付となっているといっても過言ではない、原作における物語のはじまりの日となる『2022年11月6日』。
その日まで一年を切った2021年11月20日(土)から、オンラインイベント『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』が開催されます!
このイベントの先行体験に、FUNDOも参加する機会を得ましたので、VR装置を使ったこのイベントの展示の見どころやイベントの内容についてお届けします。
目次
オンラインイベント『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』とは
『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』は、ソードアート・オンライン(通称SAO)のオンラインイベントです。
2019年と2020年に東京・京都で開催されたSAOの原作小説刊行10周年を記念して開催されたオフライン体験型展示イベント『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル–』(エクスクロニクル)は、のべ50,000人以上の動員を記録しました。
また、2020年12月にはTVアニメでの『アリシゼーション編』完結を記念して、VRイベント『ソードアート・オンライン Synthesis -The Period of Alicization Project-』も開催されました。
今回開催されるオンラインイベントの『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』は、オフラインイベントだった過去イベント『エクスクロニクル』を仮想空間上でスケールアップして再構築したイベントとなります。
過去のイベントとは一線を画すイベントに
この『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』、オフラインイベントだった『エクスクロニクル』を単純にオンラインイベントにしたものではありません。
当時は放送されていなかった『War of Underworld編(WoU編)』に関する展示ボードなどが追加されているのはもちろん、オフラインイベントではじっくり堪能するのが難しいだろう縦に3面スクリーンを使用した『ネガティブエリア』展示などもあります。
原作者・川原礫先生へ行われたロングインタビューをまとめたコーナーなどもあり、閲覧できる素材の量は相当なもの。
オフラインイベントでは混雑の影響などもありじっくり見ることも難しいかもしれませんが、今回のイベントは完全オンライン。
心行くまでSAOワールドに浸かることができます。
『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』は会場が2つある!?
この『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』、オンラインイベントながら会場が2つ用意されています。
ひとつは、VRヘッドセットを着用した仮想空間を使用した「VR空間展示会場」。
もうひとつは、スマートフォン・PCからオンライン上で参加できる「スマートフォン・PC展示会場」です。
とはいえ、「VR空間展示会場」をベースとして、各展示エリアのキャプチャを再構築したものが「スマートフォン・PC展示会場」となるので、基本的に展示内容はすべて同様のものとなります。
FUNDOのおすすめは「VR空間展示会場」
2つある今回のイベント会場ですが、体験会を通した感想を通すとFUNDOとしては「VR空間展示会場」での参加を強くお勧めします。
理由はいくつかあるのですが、なんといっても『ボス攻略戦』の存在の有無が大きいです。
この『ボス攻略戦』は、「VR空間展示会場」のみ楽しめるエリアです。
さらに、チケットを購入されている場合、有料展示エリア内に展示されている主人公たちの武器を装備することも可能となります。
ファンにしてかなり楽しめるエリアとなっているのは当然、ゲーマーとしても圧倒的な力を誇るボスをどう倒すかと攻略を楽しめるエリアとなっているのです。
また、ボスキャラクターであるスカルリーパーの討伐を達成すると、特別な演出を見ることができる他、無料エリア内にある『剣士の碑』に名前が刻むことができるので、フォト撮影をすることで記念にもなります。(なお表示されるのは直近100名の名前とのことなので、のんびりしているとログが流れてしまうかもしれません・・・。)
そのため、環境が整っているならぜひともVR会場チケットの入手をおススメします!
リンクスタート・・・する場所はなんと!
今回の先行体験会では、「VR空間展示会場」の展示エリアとなっている全5エリアを巡ることができました。
ヘッドセットを装着し専用VRアプリを起動して、いざ「リンクスタート」!
リンクスタートして、最初に入るエリアは『はじまりの街』。
他のエリアへの移動ができる他、物販情報などもここでは見ることもできます。
当イベントでは、音声ナビゲーターとしての役割を担う『ユイ』も早速ここから登場し姿を見せてくれます。
原作同様宙に浮かんで愛らしい姿を披露してくれるほか、チュートリアルも行ってくれたり、他エリアでは展示品に関して詳しい説明もしてくれることもあります。
また、前述の『剣士の碑』もこのエリアの中央付近にあります。
攻略達成すれば自分の名前が入りますので、キービジュアルと並ぶフォトスポットにできますよ!
そしてなんと、ここは無料エリア。
チケットを購入していない人でもこの街に来ることができます。
チケットの購入を悩んでいる方は、一度このエリアに来てから考えてみるというのも選択肢なのではないでしょうか。
ところでこの街、SAOのファンの皆様なら初めて見るはずなのに既視感があるのではないでしょうか。
そう、この街はその名前の通り、SAO本編で登場する浮遊城『アインクラッド』の第一階層にあたるあの『はじまりの街』をイメージして作成されたエリアなのです。
そう聞くと、SAO事件に巻き込まれそうな雰囲気があってなんだかゾクっとしますね。
また、中には実際にここに来たことがあるような・・・という方もいると思います。
実はこのエリア、前述の2020年に行われたVRイベント『ソードアート・オンライン Synthesis -The Period of Alicization Project-』で使用したVRChat版が元になっているとのころ。
そのため、来たことがあるという感想は間違いではありません。
このエリアに立つことで過去のイベントに思いを馳せる・・・なんて楽しみもいいかもしれませんね。
さて、ここまでは無料エリアであるはじまりの街について概略を説明してきましたが・・・『ボス攻略戦』エリア以外の残りの3つのエリアは有料エリア。
チケットを購入した人だけが見ることができる展示エリアです。
今回の先行体験会ではこの有料エリアも含めて全エリアを見て回ることができましたので、筆者がどのような体感を体験したかと併せてどのような展示があるのかをご紹介していきます。
有料エリア:鋼鉄城
はじまりの街から、転移石を用いて訪れることのできる有料エリアのひとつ『鋼鉄城』。
その名前からは、作品と結びつきませんが・・・、実はこのエリアは浮遊城『アインクラッド』をイメージして作成されたお城がコンセプトとなっています。
転移してくると、遠くに鋼鉄城を眺める展望台へ移動してきます。
アインクラッド瓜二つの姿をVRを使用して眺めるというのも、ファンとしてグッとくるものがあります。
しかし、展示エリアがあるのは城内。
ではどうやって移動するかというと、展望台から鋼鉄城へはジップラインを使用します!
VRコントローラーを使ってジップラインに捕まったら、鋼鉄城まで駆け抜けてください!!
ジップラインを使いホワイトアウトした先は・・・、鋼鉄城内の展示エリアとなっています。
4層ある城内には展示ボードがいくつもあり、ここは過去イベント『エクスクロニクル』の展示物をスケールアップした仮想空間となっています。
この鋼鉄城内で見られるのは、『アインクラッド編』『フェアリィ・ダンス編』『ファントム・バレット編』『キャリバー編』『マザーズ・ロザリオ編』『ユイ編』『オーディナル・スケール編』の絵コンテ・設定資料・イメージボード・武器モデルといったアニメ資料が展示されています。
さらに、4層中央には『インスタレーションエリア』というアニメ設定資料となる多数の画像が、天球状に360度投影されるエリアも。
ここでは一定時間ごとに画像が切り替わるようになっているので、どれだけ滞在していても資料を見切れないかもしれません。
この鋼鉄城エリアでは、キリとの愛剣『エリュシデータ』『ダークリパルサー』やアスナの装備する『ランベントライト』といった各シリーズに登場する剣から、シノンの武器『ヘカート』といった銃器といった武器が展示されており、持つことができるのでぜひ構えたり振ってみてください。
中には、オーディナル・スケールに登場する『無銘剣』なども。
これら各エリアに展示されている武器は、エリアボス戦のエリアに持ち込めます。
しかし、それまでずっと持っていないと持ち込めないので、せっかくの作中武器を手放さないようにご注意してください!
移動と鑑賞のコツ
展示エリア内では、展示ボードの前の床に白い丸が浮かんでいます。
ここにカーソルを合わせて移動していくと、展示ボードの正面に自動で立つことができるので位置ズレなどを気にすることなく存分にイラストや映像を鑑賞することができます。
この白い丸は、他のエリアでももちろんありますので、活用していきたい機能ですね。
階層移動について
前述のとおりこのエリアは全4階層。
階層があるという事は、階層移動が当然あります。
この階層移動の際は、手回しエレベーターやロープ、ボルタリングで登るという手段を取る必要があります。
ところがこれ、なかなかコツが必要でした。
意外と距離が近くないとエレベーターを操作できなかったり、うまく掴めなかったり・・・。
思いのほか手こずりましたが、こういったギミックが施されているのがVRならではの面白いところですね。
有料エリア:研究施設
はじまりの街から、転移石を用いて訪れることのできる有料エリアのひとつ『研究施設』。
このエリアは、作中に登場する事業組織ラース(海洋研究開発機構)の有する『オーシャン・タートル』がイメージされています。
エリアに入ると、オフラインイベント『エクスクロニクル』にあった4面トンネルをVR会場用に再構築した映像トンネルが待っています。
この映像トンネルを抜けると『アリシゼーション編』で重要なキーワードとなる『フラクトライト』を模した常に形を変える球状のモニュメントが展示されています。
このエリアでは、『鋼鉄城』には存在しなかった『アリシゼーション編』のアニメ資料が展示されています。
ところでこの『研究施設』、その構成は少々特殊といえます。
なぜなら、過去イベント『エクスクロニクル』が開催された当時は『WoU編』がまだ放送される前。
そのため、『エクスクロニクル』ではここに展示されている『WoU編』の資料をはじめとした展示品は、当然一つも展示されていませんでした。
・・・ということはつまり、鋼鉄城が過去イベントのスケールアップだったのに対して、この『研究施設』にある展示物は全て新しい展示品という事になります!
作中では希望の無い事態も多かった『WoU編』に、ここにきてファンを高揚させる展開が待っていたのです!!
全て新規の展示物ということで、『WoU編』では他のエリアにはない特色の展示物もあります。
その代表が、複数用意された「撮影処理」映像があるという点があげられます。
撮影処理の前後の映像を見比べることができるので、元々迫力があった映像が映像処理をしたことでどんな迫真の映像になって放送されたか、その変化を確認することができます。
また、『アリシゼーション編』の展示品が集約がされているこのエリアでも、エリアボス戦に持ち込める武器がもちろん展示されています。
それが『青薔薇の剣』『金木犀の剣』『夜空の剣』です。
筆者は『青薔薇の剣』を構えましたが、振るうたびに舞う氷のエフェクトにはテンションが上がりました。
有料エリア:地下迷宮
はじまりの街から、転移石を用いて訪れることのできる有料エリアのひとつ『地下迷宮』。
このエリアは、ダンジョンを思わせる迷路構造になっています。
入り組んだ構造になっていますので、移動に際しては「メニュー画面」から「ミニマップ」を開くようにしておきましょう。
エリアに入ると、ウェルカムボードが用意されており、そこから進むと各シリーズの場面写が展示されています。
『アインクラッド編』までを場面写でキリトたちの物語を見ていくと、その先にあるのは『川原礫先生』コーナー。
このイベント開催に際して行われた、原作者である川原礫先生へのロングインタビュー。
その中でキャラクターへの考察などファン必読の項目がまとめられています。
川原礫先生コーナーの奥にあるのが、3面モニターを使用した『ネガティブエリア』展示。
文字通り敵対キャラクターたちにより嫌になるようなシーンにフューチャーを当てた展示コーナーです。
正直陰鬱となるこの展示コーナーですが、オンラインイベントであることを発揮したコーナーでもあります。
縦に3つ連なったモニターにネガティブなシーンが常時投影されているわけですが・・・、それぞれのモニターの前に立つと映像に合わせて音声が流れます。
オフラインのイベントでは、他のモニターの音に混ざってしまい聞き取りにくくなってしまうような仕組みですが、オンラインイベントならそんなことはありません。
目の前にあるモニターの映像に合わせた音声だけが聞こえますので、存分にネガティブさを味わう事ができます・・・。
なぜこんなコーナーをわざわざ・・・、と思わなくもないネガティブエリアを抜けると、その奥に設けられているのが『四面映像』のシアターがある空間です。
過去イベント『エクスクロニクル』で最も反響の大きかった4面シアターをVR空間用に演出を加え再構築されたこの空間では、圧倒的な映像体験を味わうことができます。
映像が凄まじいのもそうですが、作中でも印象深いシーンがいくつもチョイスされているため、こんな短時間にこんなに流れてくると感情が処理できません・・・となってしまいます。
あまり深く話すとネタバレになってしまい、皆さんの体験する感動の邪魔になってしまうと思いますので、ひとつだけ語らせていただけたらと思います。
それは、『アインクラッド編』のクライマックスとなるアニメ1期14話『世界の終焉』での一幕、キリトとアスナがゲームクリア後に茅場晶彦と対面するシーンの描写です。
黄金色の雲の上で会話をするあのシーンが四面映像の中でも出てくるのですが、その幻想さと儚さが目の前に迫ってきた時、筆者の心の中で弾けるものがありました。
その時に映し出される映像のイメージがこちら。
まるで茅場晶彦とキリトたちが会話するシーンに、自分が4人目の人物として参加しているのではないかとも思えてしまうほど没入できるシーンとなっていました。
もちろん、映像の中では他も目にも感情にも迫るシーンはありました。
作中きっての名シーン・クライマックスシーンが集約されているこの四面映像は、美麗な映像と音楽できっとみなさんの心を震わせるでしょう。
どんな映像が映し出され、どんな音楽が映像を盛り上げるか、ファンに方には絶対体験してほしい、共感してほしいし、なんならみなさんと語り合いたい映像作品なことは間違いないです。
無料エリア:ボス攻略戦
はじまりの街と同じく、無料エリアとなっている『ボス攻略戦』。
ここでは、SAO原作ではアインクラッド第七十五層のボスだった『スカルリーパー』と戦うことができます。
とはいえ、エリア入るとすぐ戦闘というわけではありません。
戦闘準備を整えるための『武器庫』があります。
ここでは、近接武器の剣・斧・槍と遠距離武器のハンドガンとスナイパーライフルが用意されています。
チケットを購入された方は、ぜひ他のエリアから展示武器を持ってきてから戦闘に参加しましょう!
攻撃力等は、この武器庫に置かれているものより高くなっているそうですよ!
武器の置いてある棚のそばには、試し切りの巻き藁と試し打ち用に的が用意されていますので、自分の手になじむものを選ぶとよいと思います。
ちなみに筆者は青薔薇の剣を途中で落とすというポカをやらかしたことにここまで気付いていなかったので、ハンドガンを両手持ちで参加しました。
ところで、この奥に待ち構えているボスというのは『スカルリーパー』。
アニメ1期を見ている方はご存じかと思いますが、アニメ1期では実質ラストを飾ったエリアボスです。
そんな強敵に一人で戦っても勝てる自信なんて・・・と思うかもしれません。
そんな皆さんに朗報なのですが、このボス攻略戦では他のVR会場参加者(現在スカルリーパーと戦っているプレイヤーと武器庫にいるユーザーを除く)と共闘するための『招待ギミック』のコーナーが設けられています!
最大20人のプレーヤーが戦闘に加われますので、できるだけ戦力を整えてから戦いに挑みましょう!!
ちなみに筆者は、撃っては逃げるのヒットアンドアウェイ戦法を取っていましたが、ソロ参戦では常にスカルリーパーに追いかけられている状態だったこともありボロ負けしました・・・。
実際のSAO世界での参戦では無くて本当によかったです。
筆者はかなわなかったですが、勝利すると『剣士の碑部屋』に移動して、特別な演出を見られるという事なので、皆さんはぜひその演出を見てください!!
VRじゃなくてもスゴい!「スマートフォン・PC展示会場」
スカルリーパーとの戦いまで含めて、ここまでは全て「VR空間展示会場」で筆者が体感したことを交えて説明をしてきました。
しかし、冒頭でも説明したように、このイベントでは「スマートフォン・PC展示会場」も用意されています。
そして、「スマートフォン・PC展示会場」で参加したら楽しめないのか・・・と言ったらそんなことは微塵もありません!
VR版とはまた異なる楽しみ方が「スマートフォン・PC展示会場」には用意されているのです!
アプリのダウンロードが不要で、ブラウザ上で参加できる「スマートフォン・PC展示会場」は、会場内で音楽が流れる、音声ガイド等を聴くことができるという点はもちろん共通しています。
とはいえ、「スマートフォン・PC展示会場」では、たしかに没入感ある展示品鑑賞はたしかに難しくなっているという一面はあります。
しかし、タッチ操作で展示品を一つひとつ見られますし、スマートフォンやPCの方が、現在の所やはり画質はいいので、アニメ資料をより高画質で鑑賞できるというメリットもあります。
また、タッチひとつでモードを切り替えられるので、スマートフォン用VRゴーグルにスマートフォンをセッティングすれば、タッチで操作しにくくなるもしくはできなくなるという問題は発生しますが、VR鑑賞を体験できます。
「スマートフォン・PC展示会場」だけの機能も
「VR空間展示会場」には無い機能が、「スマートフォン・PC展示会場」実は導入されています。
それが、『コメントボード』の存在です。
有料展示エリアにある展示ボードには、思い思いのコメントを残すことが可能です。
展示物を見た感想を書き込むことで、他のイベント参加者みんなとその思いを共有できます。
各展示ボードに対してとなるとオフラインイベントでは到底難しいことなので、オンライン開催である当イベントならではの機能ですね!
宝探しをしよう!
『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』では、無料エリア・有料エリアに宝箱が設置されています。
その中にあるクイズに答えると限定壁紙が入手できます!
期間はA・B・Cの3期間設けられており、クイズの内容も特典も変更されるという事なので複数回『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』に訪れる予定の方は、期間を変更して参加するというのもありかもしれません。
まとめ
今回の『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』先行体験をしてきたのですが、実際に開催が始まったらどうなるのかと期待が押し寄せています。
当然、各展示エリアの全ボードをしっかり見て回りたいですし、四面映像は何周もして拝見したいです。
今回の先行体験、時間は小一時間ほど用意していただき参加してきました。
もちろん、操作説明等もあり全部の時間を会場の鑑賞に使用できたわけではありませんが、正直全然回り切れていません。
鋼鉄城に至っては、全フロアを見られたわけでもありません。
展示ボードも、いくつか抜粋されたものを説明を受けながら拝見するという形式をとっていたのにも関わらず、一時間近く時間がかかっているのです。
これだけでもどれだけボリュームのあるイベントなのか、というのがお分かりいただけると思います。
そのため、実際にどれだけあるか分からないアニメ資料の数々にも期待が膨らんでいます。
恐らくエリアボス戦では、SNS上でどの武器が一番攻撃力が高いのかの検証が行われたりゲームスタートからクリアまでの時間を計るRTA(Real Time Attack)も行われるでしょう。
そういった意味では、このイベントはただのアニメ作品の展示会以上の存在にもなりえそうです。
そもそもソードアート・オンラインという作品は、フルダイブ型という現在は無いシステムながらVRゲームを舞台としています。
そのため、今回のようなVR型のオンラインイベントとは非常に親密性が高い作品と感じるところは随所にありました。
例えば、音声ナビゲーターであるユイの存在です。
参加者の肩付近や正面に姿を見せてくれるこのキャラクターは、VRでこそ活きる存在でした。
なにせ、オフラインイベントでは常に宙に浮いているキャラクターの投影なんて無理なので、本当に音声のみもしくは会場に姿を投影したモニターなどを設置するといった、そこにいるとは思えない演出に頼らざるを得ないからです。
ユイは作中でも、VRゲームに参加している時などしか原作キャラクターたちの前に直接姿をあらわすことはありません。
それを、私たちファンも把握しています。
そのため、ユイがいるこの世界はVRなのだということを強く認識できます。
それがかえってSAOの世界にいるとヒシヒシと実感できるアクセントになっていると感じ取りました。
ソードアート・オンラインの原作小説第1巻が発売されたのは2009年4月、アニメが始まったのが2012年7月です。
当時は、SAO事件がおきる『2022年11月6日』なんてちょっとした近未来だと思っていました。
ところが、気が付けばその日はあと1年を切っています。
ナーヴギアのようなフルダイブ型VRマシンは発売されそうな気配はありませんが、このイベントで作成されたエリアなどを見ていると、実際にそう遠くない未来にSAOは再現されるのでは?という考えも頭をよぎりました。
そんな、妄想めいた来る日に胸を膨らました筆者も楽しみにしている『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』のイベントも、とうとう2021年11月20日に開催日を迎えます!!
『ソードアート・オンライン –エクスクロニクル– Online Edition』イベント開催概要
開催期間:
日本国内版/2021年11月20日(土)~2021年12月7日(火)
※Global Versionは2022年の開催が計画されているとのことです
開催場所:
オンライン
チケット代:
スマートフォン・PC会場:1,800円(税込)~
VR会場:2,300円(税込)~
主催:
株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ
協賛:
ソニーグループ株式会社
協力:
SAO-P Project
●公式HP:
https://2021.sao-ex-chronicle.com
●公式Twitter:
@SAO_EXCHRONICLE
●公式YouTubeチャンネル:
https://www.youtube.com/channel/UC78x9xUNPs6xQQ7ZmZzY4eg
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(C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project