ゆったり着られる「トレーナー」と「スウェット」。
この2つはよく似た素材の服どころか、同一の存在で、名称が違うだけ灯されています。
では、なぜ別の呼称があるのでしょうか。
ここでは、そんなトレーナーとスウェットについて見ていきましょう。
目次
「トレーナー」や「スウェット」と呼ばれるのはどんな服?
トレーナーとスウェットは、まったく同じものを指します。
呼称の違いはあれど、どちらも汗をよく吸収する生地でできた服です。
「ジャージ」にない吸水性や防寒性を補うために開発されたとされています。
「トレーナー」や「スウェット」と呼ばれる服の定義
現在ではカジュアルファッションとして定着しているトレーナーもスウェットも、運動競技のトレーニングウェアとして誕生しまた。
スポーツをする際に着用されていた伸縮性や耐久性に優れたジャージは、動きやすくて運動に最適でした。
しかし、素材の特性上どうしても吸水性が悪いという欠点がありました。
この欠点を補うため、吸水性のいいスウェットが開発されたとされています。
「スウェット」や「トレーナー」の名前の由来
トレーナーとスウェット、それぞれの名前の由来について見ていきましょう。
「スウェット」の由来
スウェットは、汗という意味の「Sweat」から来た言葉です。
汗をよく吸う生地ということで、スウェットと呼ばれるようになったとされています。
この言葉自体は汗を意味するため、現地では「スウェットシャツ」などの呼び方をされています。
「トレーナー」の由来
トレーナーは、「スウェットシャツ」を指す和製英語です。
ジムのトレーナーがよく着ていたことなどから「トレーナー」と呼ばれる用になったともされています。
汗に対してあまり良い印象が持たれていなかったことが名称が変えられたともされています。
パーカーとの違い
ではトレーナーとスウェットは、パーカーとはどのように違いがあるのでしょうか。
パーカーとは
パーカーは、特にフードついているスウェットシャツに対して用いられる名前です。
フード付きスウェットシャツに対して用いられることが多いこともあって、コートなどにフードや帽子がついていてもパーカーとは呼びません。
パーカーという名前の由来
パーカーという呼称自体は、シベリアやアラスカといった北極圏に住む人たちが着る防寒具「parka」から来ているとされています。
英語では「hoodie」と呼ばれていますので、英語圏では通じない名称となります。
まとめ
トレーナーとスウェットは原則として同一のものです。
吸水性のないジャージの欠点を補うために開発されたのがスウェット。
その日本での名称がトレーナーとなります。
ちなみに、スウェット自体は汗を意味する単語のため、英語ではスウェットシャツといった呼び方をされています。