与えられる側から、与える側へ。子供がサンタの存在に疑問を持ち始めたときのベストアンサーがここにあった!

もしも子供から「サンタさんって本当に存在するの?」と聞かれたら・・?
現実的すぎる答えは子供の夢を壊してしまいそうですし、かといって無理に信じ込ませるのもいかがなものかと悩みますよね。

そこで今回は、海外で絶賛されている素晴らしい対応をご紹介します!!

Facebookで話題になった投稿

幼い頃は純粋にサンタの存在を信じていた子供も、物心がつく頃にはその存在に疑問を持ち始めますよね。

2016年11月、子供をもつ母親であるチャリティ・ハッチンソンさんは、「私が知る限り、これは子供たちにサンタの存在について伝えるためのベストアイディアです。ぜひ紹介したいと思います」と、ネットで見たあるアイディアをFacebookでシェアしました。

その内容は、アメリカ・テキサス州の高校教師レスリー・ラッシュさんが、彼女の家庭で実践されている「サンタの正体の明かし方」について2006年頃に綴ったものでした。

その名も『サンタ・ミッション』

ハッチンソンさんの投稿がこちら。


 
以下翻訳


我が家では、子供たちがサンタからプレゼントを受け取る立場から、サンタに昇級するという特別な方法をとっています。
そうすることで、子供たちの夢を壊すことなく、善い行いとクリスマスの精神という話にもっていけるのです。

子供が6歳か7歳になってサンタの存在に疑問を持ち始めたら、それは準備ができた証拠です。

そうなったら彼らを連れて近所のカフェなどに向かいます。
目立たないブースを確保し、飲み物を注文したら、次のように話し始めます。

「この一年で、あなたはとても成長したよね。背が伸びただけでなく、心も大きくなったようね。(※この1年でその子がした素敵な行動、善い行いなどをいくつか例に挙げてください。) だから思うの、あなたにはもうサンタになる準備ができてるって」
 
「街で見かけるサンタは、サンタの見かけをした人たちだってことに多分気付いているでしょう。友だちのなかには、『サンタは存在しない』って言う子もいるかもね。それは、その子がまだサンタになる準備ができていないからなの。でも、あなたは別だわ」

「サンタのいいところを教えて。 サンタが苦労して得られるものって何だろう? (※誰かのために何かをしてあげることの喜びへと会話の流れを導きます)さて、これであなたもサンタとしての最初の任務に取り掛かれるわね!」

ポイントは、誰も知らない秘密を明かすようなトーンで話すこと。

ここまで伝えたら、子供に身近な人を一人選んでもらいます。
そしてその人が必要としているものをこっそり調査し、それをラッピングして届ける任務、名付けて『サンタ・ミッション』を開始します。

自分が贈り主であることは秘密だと伝えておきましょう。
サンタになるということは、私心なく人に与えるということなのです。


サンタからプレゼントを受け取る立場だった子供を、サンタに昇級させる。
これは全く思いつかない発想ですね~!!

素敵なエピソードも!


ハッチンソンさんは投稿のなかで、ラッシュさんが綴っていた『サンタ・ミッション』にまつわるエピソードも紹介しています。

(サンタ・ミッションに取り掛かった)長男が選んだのは、近所に住む「魔女のおばさん」と呼ばれる女性でした。

彼女の家の周りには柵があるのですが、子供たちがボールやフリスビーを投げ込んでしまっても取りに行かせてくれず、「もっと静かに遊びなさい」と怒鳴ったりするので、彼女は子供たちから恐れられていました。

車で学校へ行く途中、彼女が毎朝裸足で新聞を取りに行くことに気づいた長男は、彼女にスリッパが必要だと考えました。
そして週末、長男はスパイのごとく茂みから彼女の足の大きさを盗み見て、「Mサイズだろう」と判断しました。

私たちはさっそく彼女のために暖かいスリッパを買いました。
長男はそれをラッピングして、“サンタからメリークリスマス”と書いたタグをつけました。

夕食後、息子は彼女の家の門にプレゼントを隠しました。
翌朝、新聞を取りに外に出てきた彼女が、長男が置いたプレゼントを手に取り、家の中に入っていく姿を私たちはこっそり見ていました。

息子はすごく興奮して、次に何が起こるのか待ちきれない様子でした。
そして翌朝、私たちは彼女の家の前で目撃したのです。

彼女が、スリッパを履いて新聞を取りに外に出てきた姿を。

大喜びの息子に、私は「誰にも明かさないように」「さもなければ本物のサンタにはなれないからね」と言い聞かせました。

息子はそれから、毎年ターゲットを選んでその人たちにユニークなプレゼントを用意しました。
自分の自転車を綺麗に磨き、新しいシートをつけて友人の娘さんにプレゼントしたこともあります。

数年後、次男が『サンタ・ミッション』に加わる時には、長男は私にうまく協力して弟がサンタになるのを手伝ってくれました。 

ちなみに、二人とも「嘘をつかれた」と思ったことがありません。
彼らは“サンタになる秘密”を教えてもらったのですから。


ラッシュさんが2006年頃に綴ったこの内容は、ハッチンソンさんの投稿をきっかけに大きな注目を集め、「素晴らしいアイディア!」「これだ・・」と絶賛の声が寄せられました、

お子さんがサンタの存在に疑問を持ち始めたときは、みなさんも『サンタ・ミッション』を実践してみてはいかがでしょうか?

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